2006/6/26

破折法論館への投稿文  
お三方より、きわめて重要なコメントを頂戴しましたが、まことに不躾ながら、お返事は保留させていただきたいと思います。

昨夜、柄にもなく、よその掲示板に投稿しました。以下は、その全文であります。


はじめまして、巌虎と申します。

わたくしは顕正会に所属しておりますので、貴掲示板に投稿するのは不適当かとは存じますが、どうやら議論も終焉を迎えんとしている様子ですし、また主宰者の「第三者の判断を仰ぐ」(取意)とのお言葉もありますので、ここに感想のようなものを述べさせていただきたいと思います。

おおむね三つの視点から申し述べます。

第一に、俗な言葉を使わせていただけば、法華経にはどんでん返し的な意味があるのだろうと思っています。いわゆる四十余年未顕真実であるとか、二乗作仏、そして久遠実成といったことは、どんでん返し・・・というよりはストーリーの意外性と言ったほうが適切でしょうか、ともかくも、ハッとさせられるところがある。つまり、感動するメカニズムというのは多くの場合、意外性にあるのだろうと思います。
このように考えますと、まさに諸法実相抄においては大どんでん返しがあるわけですね。実は凡夫が本仏なのであって、仏は迹仏なのであると。そして、これが日蓮大聖人を御本仏とする有力な根拠のひとつであると、このように拝するのが日蓮正宗系統の了解事項であろうと思います。
ところが沖浦氏などは、大聖人を御本仏であると認識しているにもかかわらず、御本尊は迹であって信ずるわれわれこそが本なのだ、という意味をおっしゃるわけです。これはもしかしたら、大聖人の仏法から飛躍する・・・卒業すると言うべきでしょうか、あるいは脱却するということなのか、ともあれ平成の世における新たなるどんでん返しなのであろうかと感じました。

二点目は、大聖人よりも自分たちが偉くなっちゃうのは本末転倒だと思いますが、大聖人とわれわれは斉等であるとする考え方・・・これは皆さんご存知のごとく御書から導き出されるところでして、ただちに間違いであるとは言えないわけです。法華講側の主張では、平等であると同時にそこには能所のたてわけが厳然とある、というようなことだと思います。
わたくしのイメージとしては次のようなことではないかと思っているのですが・・・
すなわち、大人と小さな子供がお話をしている・・・この大人はつねに身体をこごめて小さな子供の目線に合わせて話をしてくれる、つねにである、・・・それを子供は勘違いしてしまう、相手は自分と同じ背丈しかないのだと。
理屈は簡単でして、大人が子供の目線に合わせることは容易であるけれども、子供の側からはそうは行かない、いくら背伸びしたところで届かない。申すまでもなく、大人が大聖人で子供がわれわれです。いずれはわれわれも大人になる。けれども最初から同じだったら仏の化導は必要ないでしょう。

三つ目はですね、かつて戸田城聖氏は御本尊のことを幸福製造機であると表現したことがあると聞いたことがあります。つまり、道具である。そうすると、あるいは沖浦氏のような発想もあり得るわけです。
今でもありそうな話ですが、テレビが壊れて映らない、そうすると人によってはテレビを叩いたり、ゆすったりするわけですね。それで本当に直ってしまうことがある。不思議な話というか、滑稽な話ですが、ともかく誰もがその光景を想像できるだろうと思います。
もし御本尊を道具に過ぎないとすると、あるいは祈りが叶わないとなれば、御本尊をテレビが故障した時のごとく扱うこともあるのだろうか・・・などと考えていたところ、なんと諫暁八幡抄にはまさにそのような御指南があるのですね。
蘇悉地経には、祈りの叶わぬ時には本尊を縛ったり叩いたりせよ、という意味が説かれていると大聖人は仰せになる。もちろん蘇悉地経は大日三部経ですが、ここでは肯定の意味で引用あそばしている。
これはかなり刺激的な御指南ですね。しかし、どうなんだろうか、われわれがそんなことしていいのだろうか、という疑問がありますね。
おそらくは、われわれがマネするべきことではないのだろうと思うのですが、もしこれが適用可能であれば、あるいはこれが御本尊を道具扱いにする根拠になるかもしれない・・・いや、しかし、これは極論が過ぎるというものでしょうね。

創価学会側の主張には意外性があって魅力的なところが多々あるけれども、それと同時にひじょうに危ういものを感じました。

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