カタカムナとの関連が濃厚と思われる保久良神社です。阪急岡本駅の北側に位置する六甲山系の山の中腹に位置する保久良神社。
境内とその周辺には、古代祭祀場であったと思われる磐座が多く残っています。

境内地にはまず、八代龍王が祀られています。
八代ですから、八代天神、天照大神と瀬織津姫を表しているように思えます。
今まで六甲山を調査してきた結果、この数字の 六とは 八に ふたをした、つまり八代天神が覆い隠されている状態であることを示すものではないかと思えてきます。

境内の磐座です。 こちらの神社に限らず、六甲山系には磐座をご神体とする信仰が色濃く残っています。祭祀の中心が神社社殿を中心とするようになったのは、仏教伝来がきっかけだったともいわれています。もちろん神を祀るその形式は多様ですので、一概に言えませんが、古代においては、不動のもの、半永久的にその位置を変えない目印として、多くは磐座、そして巨木などが、神籬(ひもろぎ)=神の依り代(よりしろ)となったものと思われます。 原初の祭祀形態を復活させることも重要です。
忘れ去られたかつての神籬、磐座をも顕彰していくことも大切です。
本殿向かって右側に摂社、祓御神社が鎮座しています。こちらの神社もおそらく、長い歴史の中で主祭神が変更されてきたように思えます。筆者は祓の神として、天照大神と春日大神が祀られている非常に珍しいこの祓御神社こそ、かつての主祭神であったと思います。祓の神といえば瀬織津姫、ですから天照大御神とは実は瀬織津姫のことであると思います。すると、最近になって明らかとなったカタカムナとの関連性がある瀬織津姫との整合性もあるわけです。カタカムナが発見された、つまり楢崎皐月氏が平十字(ひらとうじ)と出会ったのがこの保久良神社の奥に位置する金鳥山でした。

祓御神社社殿です。
