先ごろ、関西ホツマの集いの清藤代表は、越木岩神社のコシキはワカ姫がオモイカネノ命に一目ぼれをされたときの回り歌、
キシヰコソ ツマヲミキワニ コトノネノ
トコニハキミヲ マツソ
コヰシキ
のコヰシキ を象徴してつけられた名前ではなかろうかと、推定されました。
越木岩神社の一番奥に鎮座する稚日女命の磐座、そして神社の中心的磐座である甑岩。甑岩はいつの頃か市杵嶋姫命の御神霊がが宿る磐座、といわれてきました。 この二つの磐座は陽と陰を示すもの、と言われ、男性的象徴と女性的象徴を示しているようです。すると、一番奥の磐座がオモイカネノ命で、甑岩がワカ姫となるのではないでしょうか。
中世に里の鷲林寺の住職によってこの地に再び蛭子(ヒルコ)神が祀られるようになったことと併せて、越木岩神社はワカ姫を祀る相当な古い歴史を持つお社である、といえるでしょう。