因幡・八上は 瀬織津姫を祀る神社の密度が最も高いところです。
その八上郡には 貴布禰(貴布弥)神社が合計3社あり、そのうち1社は、現在、鳥取市河原町曳田(かわばらちょうひけた)の賣沼神社境内に位置します。
他の2つは、八頭町私都(きさいち)延命寺286番の貴布禰神社、鳥取市佐治町栃原199の貴布弥神社です。この2社の創建年代は不詳ながらも、2社とも、ある時代に地元民が、京都の貴布禰神社から勧請してきた、という伝承があるそうです。いずれも祭神は高靇神 タカオカミノカミで、賣沼神社には闇靇神クラオカミノカミも祀られています。
3つの貴布禰神社に関しては、こちらのサイトでも紹介されています。
http://ameblo.jp/yazujinjya/entry-10897004108.html
賣沼神社と瀬織津姫の深いご縁に関しては、お城山展望台河原城の落合久美さんが、川裾祭(川下(かわすそ)さん)と茅の輪くぐり(輪くぐり)行事に関するレポート記事をアップされていることで、よくわかります。ご参照ください。
http://www.kawahara-shiro.com/marutoku/6774
玄松子さんのサイトに詳しく掲載されています。
八上の賣沼神社の事も紹介されていますが、八上姫は実は大山祇命のご一族の御系統のようです。因幡は比較的、大山祇命を祀る神社が多いのですが、かつての大山祇一族の領土であったと考えてよさそうです。
玄松子さんのサイトでは、日本書紀の一書の事も紹介され、瀬織津姫のご一族である大山祇神との関連も指摘しています。
>『日本書紀』の一書には、斬られた軻遇突智が三つに分かれ、雷神、大山祇神と共に高龗神が生まれたとある。<
http://www.genbu.net/saijin/okami.htm
ここには偶然ならざる、神のお働きがあることが、現代になってやっと判明しました。
この3つの貴布禰(弥)神社は、ほぼ1直線上に並ぶのです。
神が、いかに人々を大切にお守りされているのかがよくわかりますね。
また、水の神と瀬織津姫は切り離して考えることができないくらい密接に関わり合いがあります。
水があって当たり前、と考えないで、きれいな水のおかげで生かされていることに感謝ですね。
1が八頭町私都延命寺の貴布禰神社、2が河原町曳田の賣沼神社境内貴布禰神社、ゴールが佐治町栃原の貴布弥神社
プライベートな話ですが、白兎の小使いの母の実家と八頭町郡家の柿田薬店が偶然にもこのライン上に並んでいることを発見しました。ゲゲゲッ!