「石神井ふるさと文化館」
西武池袋線の駅名にもなっている、都立
石神井公園池の西端に隣接して、
「石神井ふるさと文化館」という施設が建っている。
今年の春に竣工したばかりの、いわゆる「郷土資料館」。
歴史や文化の展示は月並みなものだが、この施設、その一角に昭和30年代の石神井公園駅前を再現したスペースがあり、ここがなかなか面白い。
駅前広場にミゼットがあったり、家庭の庭先に脱水ローラー付きの電気洗濯機が置いてあったりと、ちょっと懐かしい気分に浸れる。
画角を少し工夫して撮影した画像をモノクロ処理したもの。
多少はレトロ感を味わってもらえるかな。
練馬区の産業ということで、アニメ産業の紹介スペースもある。
これはセル画をフィルムに撮影する装置で、近景・中景・遠景と3ヶ所同時撮影できる。
つまり近景にピントを合わせて、遠景をボカすといったテクニックも駆使できるわけだ。
郷土資料館の方にしてはばかにアニメ製作にくわしいので、正体をうかがってみたらやはり東映動画のOBの方だった。
村松錦三郎さんとおっしゃり、「ひみつのアッコちゃん」や「太陽の王子ホルスの冒険」という劇場用アニメなどを製作した経歴をお持ちの方でした。
房州みやげ「海女せんべい」

0