2007/5/31 | 投稿者: KINOSHITA

 日本歌曲コンクール審査に加わったのは今年が2回目で、ほとんどの声楽の先生方とはお目にかかったことがあったのですが、今回初めて指揮者の若杉弘先生とご一緒させていただきました。有名指揮者の方って演奏会のチラシでもど〜んと大きく写真が載っていて近寄りがたいイメージってありますよね。
 ところが若杉先生は本当に気さくで楽しい方で、緊張している年少者(私のこと)にも参加しやすい話題を振ってくださるし、華やかな色の服をお召しの声楽家の方にはその着こなしを誉め、新聞にエッセイを書いている方にはその文章の面白さを讃え、みんながしーんとしてしまうと場を盛り上げるためユーモア溢れるお話しをしてくださるし。先生のまわりの雰囲気が暖かく和む感じ。それがとても自然で洗練されていて、審査でご一緒した数日で大ファンになってしまいました。
 4年前に始めてモーツアルト劇場の委嘱でオペラを作曲したとき、プロデューサーTさんの言われた「キャスティングは最終的に人柄が決めて」という言葉に当時はちょっと納得できなかったのですが、最近だんだんわかってきました。オペラの世界では「専門的才能」はあって当たり前、あとはキャスト同士スタッフ同士、いかに刺激を与え合いながら、それをひとつに結集して大きい作品を作り上げていくかが大切なんですよね。だから一流の演奏家は皆さん人格的にも優れている人が多いです。多くの才能を束ねるオペラ指揮者や演出家、オーケストラの指揮者といった方たちには、とりわけ人の気持を掴む魅力的な人格が求められますが、これって努力だけでは補えない天性のカリスマ性のようなものではないでしょうか。自分の部屋でこつこつ作曲していればいい職業で本当によかった。

写真はきのうの続き。黒崎教会礼拝堂の全景です。

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2007/5/30 | 投稿者: KINOSHITA

 ちょっと前の話になりますが、今年の2月に福岡で私の声楽作品(合唱&歌曲)だけの演奏会が開かれました。自分の作品が演奏されるのって理屈抜きに嬉しいものです。コンクールの自由曲で取り上げられるのも嬉しいですが、演奏会で取り上げられるのはもっと嬉しいし、演奏会で一晩特集を組んでもらえるのは更に嬉しい。ということで福岡の「らくうた」という団体が主催して、その一番うれしい企画を立ててくれたので、練習立ち会いと本番(トーク出演)に出掛けてきました。

 特集企画してくださる主催者って作品に対する熱意が違うので、作曲者も練習立ち会いに力が入るし、演奏者と作曲者という関係を越えた仲間意識が生まれたりします。作曲はひとりでこつこつ行うしかない孤独な作業なので、こういう暖かい連帯感の記憶は心にずっと残ると思います。

 という素敵な演奏会のあと、案内してくださる方がいて長崎まで日帰りドライブしました。福岡と長崎ってかなり離れていて一日で回るのは時間的にきつかったのですが、次の〆切があってすぐ東京に帰らなくてはならなかったので仕方なく。
 長崎・・初めて行ったのですが素晴らしいですね。講習会やコンクールで全国ほとんどの県に出掛けたことがありますが、「長崎」はとりわけ強く印象に残りました。哀しいほど美しい自然と過酷な歴史の重さをひしひしと。いつかもっと時間をかけてキリシタン関係の場所を巡って見たいと思っています。
 きのうの写真もそうですが、今回も隠れキリシタンで有名な黒崎教会。今日は礼拝堂です。

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2007/5/29 | 投稿者: KINOSHITA

 先月号の「ぶらあぼ」を読んでいたら作曲家の池辺晋一郎先生のインタビュー記事が載っていて「一時間でなにも書けない人間は一年あっても何も書けない」という言葉にガ〜ン。しかも池辺先生は一時間あれば歌曲が一曲書けるとのこと。更にガ〜ン!

 私は一時間ではなにも書けない人間の典型ですね。なにか外界で興味深いことがあったり刺激を受けたりすると(たとえば日本歌曲コンクールの審査とか・・)、長期的にはその経験が大きく役立つんですが、さしあたって翌日の作曲は全く捗らなくなります。
 どんな小さな曲でも、作曲するときは気持を全部内側に集中させる時間が必要で、大作に取りかかるともなれば、全体像を固めるのにひと月くらい頭の中でもやもやと考えていますし、実際音を書き出す直前2〜3日は特にもんもんと。しかも書き始めても自分だけの響きを探しながら書いていくのでスピード遅いです。しかも推敲の鬼!なので、一旦出来上がってもどんどん変えていくし、初演して変えて、改訂初演して変えて、演奏三度目くらいに決定版が出来ることもよくあります。
 ああそれなのに・・出来た曲は短期間でさらさら書いたように思われることが多いんですよね。作曲時間が長いわりに作品の数はそれほどでもないし。な〜んか燃費が悪いというか、報われないというかね。

 もともと器楽系の私、大好きな歌系の分野に加えてこのところ室内楽や吹奏楽などにどんどん復帰しつつあり、今後さらに大編成復帰予定なのですが、今まで通りこつこつやっていたら作曲時間がますます増えそうで、途中でエネルギー切れしないか心配。作曲のスピードが速い人が本当に羨ましいです。

写真は、今年の2月に福岡で演奏会があった帰りに立ち寄った長崎の黒崎教会です。

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2007/5/28 | 投稿者: KINOSHITA

 参加約230人、第一次予選4日連続で始まった今年の奏楽堂日本歌曲コンクール、体力的に持つか心配しましたが何とか無事審査を終えることができました。今日の本選の模様はちらっとNHKニュースでも放送されたようですね。ただでさえ多い参加者数が今年さらに跳ね上がったのは「千の風になって」効果かと思いましたが、去年からNHKのカメラが入って全国ニュースで流れるようになったせいかもしれません。

 さて本選ですが、さすがに二回の予選を突破しただけあってどなたも熱演で聴き応えありました。ただ妙に暑かったせいもあってお一人が演奏の途中で体調を崩して棄権。貧血を起こされたそうです。あれだけの難関の二次予選を通過したのにお気の毒でした。去年も感じたのですが、二回の予選と本選を全部ベストコンディションに保つのは本当に大変そうです。
 最近はとにかくレベルが高いので一次も二次も甘く見ていると落ちてしまうから手は抜けません。かといってそれでエネルギーを使い果たしてしまっては肝心の本選で実力を発揮できなくなってしまいます。今回は二次予選が激戦だったので、きっと落ちてしまった方の中にも、本選に照準を合わせて本選用の曲を重点的に練習していた方が大勢いたに違いありません。そのへんのペース配分がとても難しいと感じました。

 作曲家の立場から感想をひとつ。自由曲の選曲は一次より二次、二次より本選と、だんだん大きい作品を選んでいってほしいなと思うのですが、一次も二次も本選も同じような小曲を歌う方が多いのはちょっと意外でした。もちろん一次では単曲で、本選では曲集全部を歌うのですが、小曲集で聴き手の集中力を引きつけ自分の能力も全開するってかなり難しいのではないでしょうか。もちろんそれが出来ていた方もいましたが、へたすると少々物足りなさを感じてしまう。長い曲は覚えるのも構成を組み立てるのも大変ですが、本選に残るほどの人なら、普通の演奏会では手を出さないような大作を聴かせてもらいたいなあ、などと考えました。別に難解な現代音楽を歌えということではなく、骨格の大きい曲をどう組み立てて歌うかを聴かせてもらえたら面白いのになあと思いました。

 では結果発表!声楽部門晴れの第一位に輝いたのは与那城(よなしろ)敬さん。既にオペラでも活躍なさっている方ですが、若々しい美しいバリトンで表現力もあり、本選では故・石桁真禮生先生(私の師匠)の名作長編歌曲「鴉」を歌って見事な存在感を示し、文句なしの栄冠に輝きました。
 二位は小松由美子さん。渋い選曲を円熟した表現力で聴かせました。シニアで本選入賞はコンクール始まって以来の快挙だそうです。これから長く歌を勉強していこうという皆さんにとって大きい希望になることでしょう。
 三位は金子美香さん。メゾ・ソプラノの艶やかな声がとても魅力的、表現力が豊かで音色のパレットも豊富、今後の活躍が楽しみな方です。
 入賞は逃しましたが、奨励賞の崔 宗宝(さい・そうほう)さんもすばらしい美声で、2回の予選で既にファンが生まれたようで、会場から大きい拍手を浴びていました。外国の方なので日本語の発音がやや不利でしたが、アピール力は素晴らしかったと思います。
と、自分のブログなので好き勝手に書いてみました。あくまで一作曲家の感想です。

 そうそう、作曲部門も全部聴こうと思ったのですが、遅刻して半分しか聴けませんでした。残念。入賞の皆さんおめでとうございます!後半私が聴けた中でいくつか面白いなあと思った曲があったのですが、残念ながら入賞は逃したみたいです。入賞した人はそれを励みにさらに活躍してほしいし、入賞しなくてもそれほど絶望することありません。作曲の場合は演奏ほど共通の評価基準があるわけではないので、受けた評価を謙虚に受け止めつつ、あくまで自分を信じて作曲し続けていただきたいと思います。特に「歌曲」はいい歌い手とさえ出会えればお金をかけずにどんどん発表できるジャンルなので、全員に将来のチャンスがあると思います。がんばってください。

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2007/5/27 | 投稿者: KINOSHITA

 11日に始まったコンクールもいよいよ本選。今日は作曲部門の本選も行われます。声楽部門と違って、譜面審査だけで本選出場者が決まって、今日が初めての演奏審査ということになります。各部門の審査員は

【作曲部門】林光(審査委員長)、新実徳英、畑中良輔、間宮芳生

【歌唱部門】三林輝夫(審査委員長)、青山恵子、岡村喬生、木下牧子、小泉恵子、鈴木寛一、関定子、瀬山詠子、竹澤嘉明、塚田佳男、戸田敏子、中澤桂、中村健、中村浩子、松内和子、三善清達、若杉弘(委員長以外五十音順・敬称略)

というすんごい顔ぶれ(自分を除いて)。しかも声楽部門は人数も多いです。これだけの大物の皆さんが一同に集まるってそうないのではないでしょうか。昨年初めてこの審査に加わったときは、私とても緊張してびびりました。慣れとは恐ろしいもので今年はわりと平気な顔をして加わっておりますが。
 なぜ作曲家なのに歌唱部門のほうに加わっているかというと、最近私の歌曲が、意欲的な声楽家のみなさんに随分歌っていただけるようになっていることと、伝統的に歌唱部門には作曲家がひとり加わることになっていて、たぶん声楽のレベルや特徴をよく研究して次の歌曲制作に役立てて欲しい、という声楽サイドの思いが込められているのだろうと思います。私もこのコンクールを聴いて随分刺激を受けましたから、この経験はこれから書く作品にかなり生かされそうです。ということで、本選のもようは夜にでも。
写真は上野公園の中央広場から国立博物館を見たところ。

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2007/5/26 | 投稿者: KINOSHITA

 今日は月一度の古紙回収の日。ぜったい出し忘れてはならない日です。だって月一回ですよ。きょう出し忘れると次の回収は来月末。家中段ボールと紙だらけになってしまいます。コンクール審査の日より緊張して朝5時に起き、全部きちんとからげて玄関前に出しました。やれやれ。

 私、マンション選びの条件に「いつも清潔に保たれている常設のゴミ回収所があること」というのを必ず入れます。マンション自体は立派でも常設のゴミ回収所がないと、毎朝マンション前にゴミが山積することになって衛生上まずいし、かならず夜のうちに出す人がいて朝カラスが食い荒らす、みたいな事態にもなるし。その点ゴミ回収所のあるマンションだと必ず厳しい管理人さんがいて、いつもちゃんとゴミを整理して清潔に保ってくださるので住人は安心。でもそういう管理人さんは当然几帳面で厳しいので、ゴミの出し方を少しでも間違ったり勝手にマンション内に車を止めたりすると大目玉を食らったりします。私も来客の車の件でときどき怒られますが、管理人さんは優しくてルーズより、厳しくて几帳面なほうが絶対いいです。

 私の住む武蔵野市はリサイクルのモデル地域なので回収がとても細かくて、生ごみ、燃えるゴミ、燃えないゴミ(これら三種は有料のゴミ袋で出さないとだめ)、回収プラスチック(これはスーパーの袋でOK)、ペットボトル、空き缶、空きビン、電池、などなど全部分別。でもこれらは常設ゴミ回収所があるので、それぞれきれいに洗って袋にいれさえすれば、いつ出してもOKなのだけれど、どういう訳か、古紙(新聞、雑誌、段ボール、紙パック類)と雑紙(リサイクルできる雑多な紙)だけは月一度特別の業者が取りにくるので、ひと月も家のなかに置いておかなくてはならないんです。でも作曲家ですから手紙や印刷物は毎日たくさん届くし、プリンターやファックスの紙も山ほどでる、楽器や機材やパソコンを買うたびに大きい段ボールが出るし、自分が関係している雑誌が何冊かある上、定期購読している雑誌もたくさんで・・紙地獄。せめて月2回回収してもらいたいというのが切実な願いです。
 写真は例の公園です。

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2007/5/25 | 投稿者: KINOSHITA

 きのう作曲家の先輩からピアノ作品CDが届きました。私が、リリースしたばかりの室内楽CD(右サイド青ジャケット参照!)を献呈したところ、感想を下さると共にご自身のピアノ曲集CDを送ってくださったもので、朝食を食べながらそれを聴いていてとても幸福な気分になりました。半分オリジナル、半分アレンジというプログラムなんだけれど、特にオリジナル作品の響きが繊細でセンス良く、演奏もフレーズの柔らかい歌い方が自然でタッチが美しく録音もクリア。聴いているうち、ああ、私も柔らかいピアノ曲集を書きたいと思いました。
 ピアノって構造上は打楽器で、ばりばり、がんがんと10本の指が鍵盤を走り回るのがひとつの醍醐味ですが、一方、音の少ないスローテンポの曲では、あたかも人声のように柔らかく長くフレーズを歌うことが出来る楽器でもあるんですよね。

 私、高校はピアノ科卒なので(大学は作曲科卒)ピアノに対する愛着はとても深いのですが、それにしてはピアノ曲をあまり作曲していなくて、出版は子供向けを含めて5冊。内訳は超絶技巧なプロ向け「夢の回路」(カワイ)、大人向け「9つのプレリュード」(音楽之友社)、子供のための超絶技巧?曲集「不思議の国のアリス」(カワイ・オペラとは別物です)、先生と生徒のための連弾曲集「やわらかな雨」(カワイ)、ピアノの絵本「マザーグース」(カワイ)となっています。どれもいい作品だと思うのに、なぜか認知度は今ひとつ・・。自主的に書くときは元ピアノ科の血が騒いで超絶技巧になりやすく、委嘱は「こどものための」という注文が多く、なかなか柔らかい大人向けの曲を書くチャンスがなかったのですが、そろそろ作曲時期到来かもしれません。
いただいたCDは「高木裕美(pf)/後藤 丹ピアノ作品集」。

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2007/5/24 | 投稿者: KINOSHITA

 昨日、久しぶりにオペラ・チケットを自分で購入しました。いつも行く現代音楽系演奏会はいろいろ招待状を頂くから自分でチケットを買ったりほとんどしないのだけれど、外国招聘オペラだと当然ながら誰も招待してくれないので、久しぶりに電話予約を入れて買いました。マニアックな演目だから安くて見やすい席が残っているかと思ったら、全然甘くてD,E,F席は全部売り切れ、A席でさえ一階席の一番後ろしかなくて愕然。オペラなのに舞台上の顔の判別がつかない遠い所で見てどうする!ということで、やけになって禁断のS席へ。まあまあの席は取れたけれど・・。

 オペラのチケットって幾らなんでも高すぎませんか?S席47,000円ってべらぼうすぎませんか?他の人気演目に至っては5万円ですよ!日本人て人が良いからぼられているんじゃないのかなあ。

 とはいえ、私もモーツアルト劇場の委嘱で「不思議の国のアリス」というオペラを書き、'03年と'05年に上演した経験があるのだけれど、そのときのS席は¥15,000で「国内オペラなのに高い」と言われました。でもオペラって本当にお金のかかるものなんですよね。やってみて初めてわかったのだけれど、一回の公演が満員でも大赤字になるんです。上演日数を増やせば赤字も増えていく・・。
歌手は音楽稽古から立ち稽古、本番まで一演目に3ヶ月もかけるのに、かなりの大物でも出演料は雀の涙で。作曲家の扱いは・・もっと悲惨。でもオペラという総合芸術には言葉で表現できないほどの大きな魅力があるので、みんな採算度外視でがんばっているんですよね。

 こうして考えると外国招聘オペラが高いのも仕方ないのかなあ。でも高額チケットを買う余裕のある人は、ぜひ一度日本の新作オペラも見ていただきたいですね。出来上がった外国の文化を見るだけだと幾らお金を出しても部外者だけど、これから育つ新作オペラを見ることは、日本の文化を育てる当事者になるんですから。
写真はいつもの公園です。

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2007/5/23 | 投稿者: KINOSHITA

 22日の日記に書かなかったことがひとつ。地元ラオックスのMac関連ソフト売り場があまりに縮小されたのに動揺したMacな人は、あろうことか衝動的に「VAIO」を購入してしまったんですね。だってWindowsひとつ持てば、売り場いっぱいのあのソフトたちは選り取りみどり・・4台目の携帯マシンにひとつくらいいいかも・・という考えが頭をよぎっても、誰も私を責められないでしょう。

 で、突発的に購入して店から家まで持ち帰る時、意外な重さに最初の後悔が・・。Macはたしかに重いので有名だけど、底辺にバッテリーがバランスよく配置されているので全体に平均した重さなんだけれど、VAIOはバッテリーの配置が一辺に片寄っているので、表示の重さよりずっと重く感じるんですよね。
 家に持ち帰ったはいいけれど罪の意識で何となく箱を開ける気になれない。思い切って開けてみても、いつもMacを開ける時のわくわくした気持が起こらない。それで二度目の後悔。仕方ないので開封しないまましばらく置いておいたら、家にあるMacがみんな調子悪くなってきて(偶然なんだろうけれど・・)。このまま一番古いPowerBook(使用6年)がだめになったらまた一台買わなくてはならないしそんな余裕はないし。 

 ということで結局VAIOの封は開けないまま返却しにいき、替わりに出たばかりのMacBookの最新機種を購入しました。Mac本体と格安の「office:mac」付きでVAIOと同じくらい。事務用ソフトは意地でずっとMac専用のアップル・ワークスを使ってきたけれど、大分前に製造を中止しているし、この際割安の「Office」を忍びがたきを忍んで購入。家へ帰って封を開けてリンゴマークを見たときのこみ上げる幸福感っていったい何でしょう。根っからMacな人だな。
 (VAIO関係者の方、食わず嫌いでごめんなさい。本当はもうWindowsかMacかで悩む時代はとっくに終わっているのかもしれないですね。周辺機器などが統一基準になったら買います。)

写真は新品MacBook。やっぱりスタイリッシュです。

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2007/5/22 | 投稿者: KINOSHITA

 音楽と美術のプロはみんなMacユーザーだった時代に始めたMac。最初買ったのはLC(解る人にはわかる)だから、Mac歴は相当長いです。鉛筆の握り方が悪い上ものすごく筆圧が強いので、ひどい腱鞘炎になって楽譜が書けず困っていた私の前に、救世主のごとく現れたのが「Finale」(音楽浄書ソフト)でした。私が今も多くの作曲をばりばり?こなせるのは一重に「Finale」のおかげだけれど、当時出たばかりの「Finale」は本当に高級品で、しかもこれを使えるコンピュータは当時Macだけでした。Windowsが登場する前の話です。それ以来本体も関連機器もソフトも他製品より割高なのに泣かされながらも、いつもMacと共に歩んできたというのに。
 このあいだ行きつけのラオックスに行ったら、いつの間にかMac関連ソフトの棚がひとつだけになっていて愕然。あとの広々スペースは全部Windowsですよ。確かに今までもずっと少ししか置いてなかったけれど、幾らなんでも棚一つに減らさなくても・・。憤慨しながらもその中からひとつ欲しいソフトを見つけ(お店にはカバーだけ展示されていてソフト本体は置いてないので)カバーを手にレジにいったら品切れとのこと。品数少ない上に品切れ・・静かにわき起こる怒り。この店でつい最近MacProを買ったんですけど!ハードは売っているのにソフトは置いてくれないんですか!
 と言ったところで仕方ないので唇を噛みしめて帰ってきました。いいんです。最近冷たい仕打ちには慣れてます。「Finale」と「GoLive」と「Photoshop」と「宛名職人」があれば大丈夫だもん。ゲームなんてやらないほうが仕事がはかどりますからね〜。
写真は初公開の仕事部屋です。Macが三台・・。

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2007/5/20 | 投稿者: KINOSHITA

女性演奏家っていつもドレスのこと考えなくてはならなくて大変ですね。日本歌曲コンクールを見ていても、第一次予選と二次予選とはみな着る服を変えてきますし、コンクールとはいえ、みんな気合いの入った素敵なドレスを着てきます。審査するほうも服装のセンスでこれから始まる演奏をある程度予測したりします。洗練された服装なのに演奏が野暮ったかったり、ださださな服装なのに目をみはるような洒脱な演奏、ということもなくはないですが、だいたいの場合、ステージに出てきたときの服装・身のこなしは演奏の質に正比例するといえます。

 コンクールでもそうなのですから、演奏会の場合はなおさら服装が大切。特に声楽家の場合は華やかさを求められる傾向がありますから、ドレスや髪型、アクセサリーなどに人一倍気を遣わなくてはならなくて本当に大変そうです。だってそれだけを準備するならいいですが、学校で教えて家で家事をやりながら、一晩分の曲目を勉強して練習して暗譜して、声や体のコンディションを万全に整えて、演奏会の案内状を書きつつ・・、ですから想像するだけで息切れしそう。

 その点、作曲家は本当に楽です。私の場合、オペラとかオケとか大きい初演の場合は必ず黒を着ることに決めています。作曲家はあくまで裏方だから・・という理由をつけてはいますが、実は黒い服なら楽だから。
昔は現代音楽演奏家も必ず黒い服装で演奏していたものですが、最近は随分と華やかになってきました。やはり演奏家は華やかなほうが聴衆としては嬉しいです。

 写真はうちで飼っている七面鳥・・というのは冗談で、自然文化園の檻のなかでふてくされていた奴です。私がカメラを向けたら、微妙にポーズをとってくれました。

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2007/5/19 | 投稿者: KINOSHITA

あっと言う間に第二次予選となりました。
今回は第一次での230名から選ばれた52名の演奏だったので、とてもレベルが高く聞き応えがありました。その激戦を更に勝ち抜いて本選に残った11名の方は、どなたも美声と表現力を持ち合わせていて素晴らしい才能の方ばかりです。私の曲を歌って下さった方も3人本選に入られたようです。自分の曲を歌ってもらえるのは心情的に本当に嬉しいのですが、審査はあくまで客観的にクールに行うようにしています。優秀な11人のファイナリストの皆さんが本選でどういう演奏を聴かせてくださるか今から楽しみ。ただこのコンクールはあくまで日本歌曲コンクールなので、本選ではたぶん日本語のディクションの優劣が順位を決定するような気がします。
 それにしても私の学生のころ日本歌曲が特殊な扱いだったのと比べると、本当に皆さん自然に良い声で日本歌曲を歌うようになっていて隔世の感があります。私もいい曲を書かなくては・・。
本選は27日(日)。残念ながらチケットはソールドアウトですが、本選の模様はまたここで詳しくお知らせしたいと思います。
最近写真を新たに撮るひまがないので、例によって地元の公園です。

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2007/5/18 | 投稿者: KINOSHITA

 秋の「体育の日」と「文化の日」と「勤労感謝の日」を一緒にして大型連休にする案が今話題ですが、ずいぶんと節操のない括り方ですねえ。体育の日と文化の日ってひと月も離れているではないですか。でも会社勤めの方にとってはお盆とお正月の間に秋の連休ができることで、旅行にも出掛けられるようになり、働く「張り」が出るのかもしれませんね。
 私のようなフリーランスにとっては、大型連休といえばどこへも出掛けず集中して仕事をする時期で、旅行するのは連休後と決まっています。大きい連休の後ってどこも空いて料金も安いでしょう。連休のあとにゆっくり旅行して従業員からも手厚いサービスを受けるのはフリーランスの特権だったんですが・・。
 今は連休も土・日も関係なく人気スポットは一年中混んでいるので、新たに大型連休が出来てもそれほど嬉しくはありません。おととい昨日と出掛けた箱根も連休のあとの平日を選んでいったのに、えらく混んでました。
 パワフル・シニア女性グループと定年を迎えた「団塊の世代」夫婦は休日に関係なく出かけられますし、会社務めの方たちもみんな旅慣れていて、少しずつ混む時期をはずして出掛けるので、以前のように人の行動パターンの裏をいくことが難しくなりました。みんながフリーランス的というか。
写真は地元の公園。こうしてみると箱根ほどではないけれど、地元もなかなかです。

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2007/5/17 | 投稿者: KINOSHITA

 箱根に一泊して今帰ってきました。露天風呂に入ってばかりの何にもしない休日でしたが、本当に気持ちよくて疲れもとれ最高にリフレッシュできました。
 私はホテルを選ぶときいつも「一休com」というサイトで選びます。ここを探せば、普通だったら手の届かない高級ホテルでもびっくりするほどお得な宿泊プランがあるのですが、今回は今流行の専用露天風呂付き客室を選びました。本来ならもの凄い料金を取られるのですが、例によって一休comで少々高めという程度のお得なプランを選んだら、これが大正解!

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 仙石原のホテルグリーンプラザ箱根というところで、格式張った豪華ホテルではありませんが、リラックスできるセンスのいいホテルで、何といっても部屋付きの露天風呂がよかったです。ふつう部屋付きの露天風呂は温泉ではないことが多いのですが、ここはちゃんと源泉かけ流しで、石造りの正方形のお風呂は広々(もちろん部屋付きにしてはですけど)、まわりは緑に囲まれてのびのびできるし、うぐいすやいろいろな小鳥のさえずりが聞こえて本当にリラックスできました。

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 目の前の草むらにはキジが二羽の雌を引き連れのんびり散歩していました。お風呂に入っていると時々キジと目が合うのですが、先方は全然気にならないようでしたね。

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 イオウの匂いがする白濁した温泉で、夜空を見ながらお湯に浸かっていると何だか哲学的な気分になりました。今後の作曲スケジュールを綿密に立てるつもりでしたが、あまり気持ちよくて哲学するだけで終わってしまいました。
 一泊二日の滞在中ホテルの従業員の方たちはみんな感じよく、帰り切符を紛失しそうになったときも箱根湯本の駅員さんが本当に親切な対応をして下さって最後まで心の温まる小旅行でした。リタイアしたら箱根に住もうかな。

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2007/5/16 | 投稿者: KINOSHITA

 フリーランスは自分で休みにしようと思えばいつでも休日なのですが、自宅と仕事場が一緒だと、抱えている委嘱作品の〆切が気になってどうしてもMacの前に座ってしまいます。自宅にいて作曲のことを考えないことはありえないので、大作に取りかかる前は一度旅に出て頭を白くする時間が必要です。新作の立ち会いや講習会、コンクール審査では各地へ出掛ける機会が多いのですが、この場合全くオフでなくては意味がありません。
 という訳で何年ぶりかの温泉旅行に出ることにしました。露天風呂付き客室というやつです。たった一泊だけど楽しみだ、わくわく。ipodには今まで聴けずにため込んでいたCDをいっぱい入れたのでホテルで音楽を聴きまくるつもりです。自分の〆切に追われていると案外他の曲を聴く気がしなくなってしまうので、旅はいいチャンスです。そして帰ったら、頭のちゃんねるを作曲本気モードに切り替えて夏に向けて吹奏楽作品とフルート作品に取り組まなければいけません。では行ってきま〜す。
写真は井の頭公園の枯れかけたつつじとくつろぐ亀の図。構図が散漫だ。



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