2007/5/13 | 投稿者: KINOSHITA

 日本歌曲コンクール、昨日で第一次予選2日目まで終わりました。ずっと同じ格好で座って審査していると腰が痛くなってしまうので、昼食休憩ではホールを出て上野公園をぶらぶら散歩しました。からっと晴れた素晴らしい五月の緑を味わうのに上野公園は最高!そのまま動物園にでも入りたくなりましたが、ぐっとこらえホールに戻ってまた審査です。
 第一次予選はまだ2日しか(全4日)聴いていませんが、去年と比べると「シニア」と「男性」の参加が増えたように思います。男性参加者が増えたのはもしかして「千の風になって」の影響?声楽家ってドイツ語やイタリア語の勉強はするのに日本語には関心がない人がまだ多いので、どういう理由であれ男性参加者が増えるたのはとてもうれしい傾向だと思います。声楽家としての将来が楽しみな若者や、味わい深いシニアなど、年齢を問わず男性陣の健闘が目立った感じがしましたが、参加者の5分の4は女性なので、どうしても男性のほうが女性より目立ちやすいことはあるかもしれません。

 この「日本語歌曲」限定のコンクールができたことで、日本語を上手く歌える声楽家が本当に増えましたが、このコンクールの特徴はもうひとつあって、それは20才以上というほか年齢制限がないことです。
 声の熟成と表現力が本当にバランスがとれてくるのは、たぶん40才!くらいではないかと思うのですが、コンクールってふつう30才くらいで年齢制限が入ってしまうから、晩成タイプの人が認められる場がなかなかないんですよね。特に日本では演奏の中身よりコンクール歴とか若さ・容姿とかが評価の基準になりやすいので、じっくり熟成した才能が評価される場って声楽に限らずほとんどないんです。だからこういうコンクールがあるのは、全国の声楽家の大きい希望になるのではないかと思います。それにアマチュアからバリバリのプロまでが同じ舞台で審査を受けるってなんだかとても面白いと思いませんか。上野公園という素晴らしい環境と奏楽堂の芸術的な佇まいも趣がありますし。

第一次予選はあと今日13日(日)と明日14日(月)の2日間、第二次予選は19日(土)です。上野公園に行かれる用事がある方は覗いてみてはいかがでしょう。入館料(¥300)でコンクールを聴くことができます。ただし27日本選のチケット(全席自由¥2,000)はもうほとんどソールド・アウトのようです。
写真は奏楽堂のステージ。コンクール休憩時間の調律風景です。


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