2007/9/30 | 投稿者: KINOSHITA

 身内に不幸があって、ぐったり落ち込みがちのこのごろ。しかし若くして逝った人のためにも、残された者が元気に生きなければっ!ということで生命力を実感できる一日にしようと思ったのですが、校正だの浄書だの作曲のテキスト構成などは、こつこつした作業なのでだんだん落ち込んできそう。なのでここはひとつ大掃除をして汗をかき、気持を一新することにしました。先日立ち読みした「3日で運がよくなるそうじ力」という本に、「換気する」「捨てる」「汚れを取る」「整理整頓」「炒り塩」この五つのステップで人生が好転!と書いてありましたし・・。

 ちょうどウオーク・イン・クロゼットが混沌と化しているので、午後から整頓に着手しました。引っ越してきたときはきちんと整頓してあったのですが、寝室にあったエアロバイクを、空間に余裕のあったクロゼット・ルームに移したのが悲劇の始まり。エアロバイクって意外と大きくかさばるので、そんな物を真ん中に置いたら途端に部屋が使いにくくなり、だんだんそこで着替えをしなくなり、変わりに靴箱やMacの巨大な空箱、皆さんに献本するつもりで購入したのに面倒で開けずに置いてある新刊楽譜の段ボール箱、無計画に買ったキャリーバッグの特大(海外旅行用)大(国内一週間以内用)、巨大プリンターのトナーカートリッジなど、大きい荷物を何でも入れてしまうようになりました。洋服もどんどん増えて2つある洋服ダンスが溢れたうえに、また似た服を重複して買ってしまい、あっという間に混沌空間に。

 幸い、今日は昨日までの残暑が嘘のように涼しかったので、まず家中「換気」しつつ大掃除し、エアロバイクを寝室に戻しました。それからクローゼット・ルームの物を別の部屋に一旦全部出して、洋服ダンスの配置換え。2つのタンスの置き場所を工夫しただけで思いのほか広々したので新たに棚を組んで、別の部屋に避難してあった物を収納しました。そのとき洋服を思い切って処分し、もう着ない服を寄付用と捨てる用に分けました。たくさんの物がきれいに収まったうえ、部屋も広々として気分すっきり!「そうじ力」って本当に威力あるかもしれません。 

写真はきのう届いた蘭の鉢。きれいな花を頂くのは無条件に嬉しい。

クリックすると元のサイズで表示します


人気blogランキングへ

2007/9/28 | 投稿者: KINOSHITA

 つい最近、身の回りで不幸があって、いろいろ人生について深く考えさせられました。まだ暇だったころは、朝目が覚めるとよく「人生とはなにか?」なんて起きたばかりの頭で考えたものですが、ここ十年ほどどんどん作曲量が増えてきて、最近は〆切のことで頭がいっぱい。これって幸せなことなのかもしれませんが、やはりいつも自分の「人生」を見つめて、どう生きたいのか、そのために何をすべきなのか考えておく必要がありますね。

 うちにはテレビがないのですが、松本に出掛けたとき旅館でたまたま黒沢映画「生きる」のリメイク版を見ました。松本幸四郎演じるガンで余命幾ばくもない男が、残された時間でいかに充実した人生を生きるか、という主題はとても胸にせまりました(オリジナルの映画を見たい)。市役所のよろず相談課長だったその男は、最終的に「町に公園を作る」ことに希望を見いだして最後のエネルギーを注ぎ込んでいく(まだ映画見ていなかった方、ストーリーばらしてしまってすみません)。
 何かを誰かのために作るって素晴らしいことなんだな、作曲するっていうのも充実した人生といえるのかな、などとぶつぶつ考えました。

 平均寿命85才というけれど、私の身の回りでは50才前後で急逝する方がこのところ相次いでいます(それも才能溢れる優秀な人ばかり)。一日一日、一曲一曲大事に、喜びと感謝をこめて作曲しないとなあ・・。

 写真は私のミニチュア・コレクション・シリーズです。これは浜松の楽器博物館で買った東アフリカの置物。太鼓叩きが2人と笛吹が1人。なかなか味わい深いでしょう。

クリックすると元のサイズで表示します

人気blogランキングへ

2007/9/25 | 投稿者: KINOSHITA

 土岐(岐阜県)でのコンクールを終え、名古屋で一泊しました。翌日藤沢の演奏会に行くので、夜疲れ果てて家に帰って翌日また出掛けるより、早めに名古屋のホテルで休んで直接藤沢に向かったほうが楽だと思ったんです。とにかくコンクール審査って一日座っているので、帰りの新幹線で疲れが出てエコノミー症候群のようになってしまうんですよね。

 最初は贅沢に名古屋マリオットに泊まるつもりでしたが、数日前まで空室があって安心していたのにいざ予約を取ろうとしたら満室、しかたなくアソシア・名古屋ターミナルホテルにしました。ちょっとがっかりでしたが、料金はマリオットの半額なのに、なかなか機能的で快適な部屋でした。ここは仕事でシングルに一度泊まったことがあって狭かったので今回ダブルを取ったのですが、設備はやや古いけれど、ちょうどいい広さでネットも繋ぎ放題だし、テレビも大きめの液晶で、一応のルームサービスもあり、一階にはカフェもあってケーキなどのテイクアウトもできるし、仕事の場合ならとても過ごしやすい良いホテルだと思います。名古屋駅直結なのが何と行っても便利です。このホテルで翌日のチェックアウトぎりぎりまでのんびりしたら随分元気回復しました。

 でもそこから新幹線と横浜市営地下鉄と東海道線を乗り継いで藤沢についたら、またしてもぐったり。いつもMacを抱えているのがネックです。これだけで2キロあるのでね。駅近くのコインロッカーに荷物全部放り込んで身軽になったら途端に元気回復。藤沢リラホールに向かいました。

 藤沢リラホールというのは駅近くのこじんまりした、でも素敵なホールで、ここで林紀子さんのソプラノリサイタルを聴きました。200人くらいのホールが満員盛況。オール木下プログラムの、とても充実した聴き応えのある演奏会で、作曲家として立ち会えて幸せでした。親しみやすい「愛する歌」や「抒情小曲集」は最近いろいろな演奏会でも取り上げていただくのですが、今回は難曲の「涅槃」も取り上げてくださってこれが素晴らしかった。緊張感のある、ppからffまでの変化に富んだドラマチックな演奏で今回のハイライトとなりました。またゲストの清水良一さんによる「へびとりのうた」も素晴らしく、ブラックユーモアに富んだテキストをのびやかに表情豊かに演奏してくださって会場から爆笑が起きていました。
 演奏会後いろいろな方から「素敵な曲をありがとう」とか「こんないろいろなタイプの曲を書いているとは知らなかった」という声をかけていただきました。知らない方から声をかけていただくのは、演奏会が充実していた証拠なんですよね。うれしくて打ち上げにも最後まで参加させていただきました。林紀子さん、清水良一さん、そしてエネルギーを使うピアノ伴奏を全曲好演してくださった佐藤やえこさん、ありがとうございました。

 いい気持ちで重い荷物を再び抱え、小田急線と井の頭線を乗り継いで1時間半くらいで帰宅しました。実はそれから地元でもう一つ約束があって、昨年私の曲を初演してくださった秋田の大曲吹奏楽団の方がたまたま東京に集まるから来ないか、とのお誘いをいただき顔をだしてきました。お一人は仕事の都合で来られないとのことで、3人で居酒屋でおしゃべり。すでに藤沢での打ち上げでお腹一杯だったので、もっぱら話を楽しみました。夜中近くまで吹奏楽関連のディープな話で盛り上がりましたが、自由業の私と違って堅気の社会人のお二人は今朝ちゃんとお仕事に間に合ったのでしょうか。ちょっと心配。

写真撮る暇がなかったので、私の「ふくろう」コレクションを。置物は「小さい」のが条件。

クリックすると元のサイズで表示します


人気blogランキングへ

2007/9/24 | 投稿者: KINOSHITA

 昨日、今日(23日のこと)と岐阜県土岐の土岐市文化プラザ サンホールで全日本合唱コンクールの中部支部大会の審査をしました。熱演続きで聴き応えありましたが、本格的な合唱コンクールの審査は久しぶりで、ものすごく疲れてしまいました。暑さバテを引きずっていたせいかもしれません。

 今年は男声の課題曲に私の作品「虹」が選ばれているのですが、2日間でこの曲を三回も聴くことができるとは思いませんでした。しかも三団体揃っていい演奏で金賞を受賞なさってました。もちろん自由曲での健闘が大きいのですが、高校、大学、一般それぞれの年齢の魅力的な「虹」を聴けてとても幸せでした。年によっては自由曲の選曲がものすごく片寄るときもありますが、今回はかなり散らばってバラエティ豊かだったように思います。全然知らない曲が多く、たくさんの新作楽譜とその熱演に接することができて新鮮でした。

 昨晩は高校、大学、職場の部を審査したあとレセプションがあって、ビールを飲み飲み皆さんとお話したのですが、最後に焼酎のお湯わり(梅干し入り)を一杯飲んだら、部屋に帰って猛烈な睡魔に襲われブログを更新する間もなく寝てしまいました。しかもアラームもかけないうちに寝入ってしまったので、気が付いたら翌朝、しかも集合時間近くなっていて大あわて。朝食抜きで急いで身繕いをし、ホールまでタクシーを飛ばしたらコンクール開始には余裕で間に合うことができました。よかったよかった。内心、集合時間が早すぎると思っていたのですが、早く設定してもらっていて助かりました。岐阜県の皆さん、大変お世話になりました。いろいろご面倒おかけしました。

 支部大会ですから勿論どの団体もレベルは高かったのですが、私がとりわけ感心したのは中学・混声の部と一般・B部門ですかね。これらの部門では今回金賞がたくさん出たのですが、決して乱発したのではなく、すごく実力伯仲していて金賞に値する演奏がたくさんあったということなんです。

2日間の出演者の皆さん、お疲れさまでした。充実した演奏をありがとうございました。

写真は初日演奏開始前の土岐市文化プラザ・サンホールのステージ。

クリックすると元のサイズで表示します

人気blogランキングへ

2007/9/22 | 投稿者: KINOSHITA

 今は多治見に来ています。明日からコンクールの審査をするためですが、本当はぎりぎりまで家で仕事をしてから夜中に移動しようと思ってました。今日は暑かったのでエアコンをかけ、Macを2つ立ち上げて、OKIの大型プリンタから楽譜を大量にプリントアウトしようと意気込んだその時、プン・・といういやあな音がして仕事部屋のすべての電源が消えてしまいました。

 うちの仕事部屋では電気製品をやたら沢山繋いでいるうえ、マンションのブレーカーが部屋単位に取り付けられているので、真夏に2度ほど仕事部屋のブレーカーを落としてしまいました。それ以来、大型プリンタを始動するときはエアコンを消すようにしていたのを今日はうっかり忘れてました。またやってしまった、とぶつぶつ言いながらブレーカーを上げようとしたら上がりません。う〜ん、この夏3度目なので、きっと今回の衝撃でブレーカーの回路がどこか切れてしまったに違いありません。

 それにしても電源が入らないと、仕事部屋って全然機能しないもんですね。さすがにデータの保存は日頃から怠りないので大事には至りませんでしたが、デスクトップMacとプリンタ、電話、Fax、オーディオ関係、エアコン、みんなアウト。MacProは巨大ですしプリンタも20キロくらいある大型なので別の部屋に運ぶわけにもいきません。電話線も部屋から部屋を伝って張り巡らしてあるのでそれを動かしたくないですし。幸か不幸か連休中は家にほとんどいないので、連休明けまで放置することにし、校正譜(新しいやつ)とMacbookを抱えてそそくさと多治見に移動してきました。
 ということで、これから数日は電話かけていただいても電源off状態です。何か急用がある方はブログか公式サイトの掲示板にでも書き込んでください。

多治見に移動する途中、写真をとる元気が出なかったので、数日前に行った神楽坂のカフェで撮ったトンボです。

クリックすると元のサイズで表示します


人気blogランキングへ

2007/9/20 | 投稿者: KINOSHITA

 一昨年、吹奏楽連盟の委嘱で久々の吹奏楽作品「パルセイション」を書き、昨年のコンクール課題曲として演奏されましたが、それに続いて吹奏楽復帰第二弾となったのが「ゴシック」という作品。
 秋田の名門・大曲吹奏楽団の委嘱で書き、小塚類氏のドラマチックな指揮と大曲吹奏楽団の熱い演奏で昨年の全日本吹奏楽コンクールで一般の部・金賞を受賞しました。コンクールで金賞をとるとDVDやCDとして音源が残るのでありがたいのですが、このコンクール版は短縮と前後の組み替えが大胆に行われていて(作曲家自身の編集を指揮者が更にカット)、この3月にブレーンから出版になった完全版とかなり違うのです。

 そんなことで、このたび「ゴシック」完全版のレコーディングがブレーンの制作で行われることになり、今日、和光市の陸上自衛隊中央音楽隊(指揮は隊長の武田晃・一等陸佐)の練習に立ち会ってきました。自衛隊の敷地中に入るのは初めて。緊張と好奇心できょろきょろ回りを見回してしまいましたが、皆さんとても親身に協力してくださって練習開始のころには随分リラックスできました。演奏はさすがに素晴らしく、練習が進むうちに音楽がどんどん私の理想に近づいてきて心躍りました。

 これは私の吹奏楽の代表作になると思いますね(今のところ)。レコーディングはこの土・日曜日なのですが、私は某所へコンクール審査に行かなくてはならないので立ち会えません。本当に残念!でも今日の練習を聴いて、きっといい録音になると確信しました。CDが出るのが楽しみです。
 編成が大きく、技術的にも音楽的にも難易度の高い曲ですが、CDリリースになったらぜひお聴きになってみてください。また直前になったらご案内しますね。
 
 デジカメを持っていって、皆さんの練習風景を撮ろうと思ったのですが(許可いただきました)、いざ写そうと思ったらメモリーカードが入っていなくてガ〜ン。何やってんだ、私。

 写真は今日の練習終了後、隊員でコントラバス奏者の宮崎克彦氏の撮影によるもの。武田隊長(中央)と中央音楽隊の皆さんです。

クリックすると元のサイズで表示します


尚、もう少し詳しい話をホームページ「最近の出来事」にも載せたので、よろしければそちらもご覧ください。
人気blogランキングへ

2007/9/19 | 投稿者: KINOSHITA

 今月は校正作業が続いて気分的にぐったりです。神経を集中するので妙に頭の芯のあたりが疲れてしまうんですよね。校正・・の説明は以前もやりましたが、作曲家の書いた楽譜を浄書屋さんが出版用の美しい譜面にする(浄書)過程で、どうしても臨時記号が落ちたり音が違ったりするので、出版前に作曲家自身が浄書にミスがないか詳細にチェックします。ま、校正作業が続くということは出版が続くことなので、文句をいう筋合いではありません、皆様に感謝感謝。

 今年は前半にピアノ曲「夢の回路」、室内楽「ねじれていく風景」、吹奏楽「ゴシック」と現代音楽系の作品出版が続いたのですが、後半は久しぶりに合唱作品がたくさん出版されます。すでに一冊、無伴奏男声合唱作品「わたしはカメレオン」が春に出ましたが、秋には同じカワイ出版から女声合唱曲集「悲しみの枝に咲く夢」が出る予定で、今二回目の校正譜が手元にあります。これが終わればいよいよ出版。それから吹奏楽伴奏合唱曲「いま!」の校正譜も手元に・・。これは吹奏楽伴奏スコアとパート譜だけレンタルで出て、合唱譜はピース出版になります。今は女声合唱ピース譜の校正ですが、そのうち混声4部版と吹奏楽スコアの校正もしなくてはいけません。
 もうひとつ、ちょっと変わり種の現代音楽系作品、女声アンサンブルと打楽器のための「BLUE」も急に年内出版が決定して、ここ数日缶詰めで浄書してました。現代作品の場合、出版用のコンピュータ浄書も自分で作成する場合が多いのですが、今回も自分で浄書やって校正やって、もうた〜いへん。でもがんばります。

下は今年出た楽譜で気にいっている表紙。シャープでシンプルなのが好き。

クリックすると元のサイズで表示します   クリックすると元のサイズで表示します   クリックすると元のサイズで表示します


人気blogランキングへ

2007/9/19 | 投稿者: KINOSHITA

 毎日出掛けているのでブログに書くことはいくらでもありそうなものですが、先週続いた残暑の疲れが今頃どっと出てしまい記憶がぼんやりしています。

ええと、何をしていたのか思い出してみましょう。
15日は瀬山詠子先生の日本歌曲ゼミナールの締めくくりの発表演奏会。今期は三善晃作品と木下作品を中心の研究会だったので、私の曲も随分歌われていて嬉しく聴きました。取り上げられていたのは「六つの浪漫」「三好達治の二つの歌」「抒情小曲集」「愛する歌」など。皆さん、それぞれ瀬山ゼミでの研究成果が上がって細やかな演奏解釈を聴かせてくださり、中にはっとするほど素晴らしい演奏もあって作曲家としてとても幸せでした。突然顔を出したのに、最後に花束をいただいた上、食事会までご一緒してしまいました。関係者の皆様、たいへんお世話になりました。

 翌日は東京文化会館小ホールで藤原亜美さんと長尾洋史さんのピアノデュオの演奏会を聴きました。2〜3年後に作曲家有志でピアノデュオの作品展をやろう、と先輩作曲家のK先生とお話ししているので、ピアノデュオ作品の研究に。やっぱりピアノって面白いですねえ。元ピアノ科の血が騒いでわくわくしてしまいます。藤原さんと長尾さんは4手の音の粒が美しく揃って見事に息の合ったデュオでした。テクニックも素晴らしい。来年くらいまでは予定がいっぱいだけれど、再来年はピアノ曲をばりばり書きたいですね。家に戻ったあと深夜の電話で、K先生と演奏会やろうね!と盛り上がりました。

 そして今日は芸大奏楽堂で多田羅迪夫さんのバリトン・リサイタルを聴きました。最近睡眠時間が足りないので家で寝ていたかったのですが、無理して出掛けてよかったです。ホールに向かう途中、ひんやりした風に吹かれて上野公園を歩いたらだんだん気分がよくなってきて、多田羅さんの歌曲を聴いたらすっかり元気になってしまいました。ピアノの鈴木真理子さんとの息もぴったり。特に後半のブラームス歌曲に引き込まれました。今夜のような秋の夜にふさわしい芸術的で贅沢な時を過ごすことができました。そのうち多田羅さんの日本歌曲もぜひ拝聴してみたいです。

写真は瀬山ゼミナール発表演奏会のときいただいた花束。

クリックすると元のサイズで表示します

人気blogランキングへ

2007/9/16 | 投稿者: KINOSHITA

 9月は毎日のように外出しているので全然作曲が捗りません。もう後半に突入したというのにほとんどの予定が山積みのまま・・、あと半月でいかに効率よく体勢を立て直すか、じっと手帳をにらんでスケジュールを立て直す毎日。そんなことしている間に作曲すればいいのに。

 14日は、8月末誕生日の友人と9月後半誕生日の私で、お互い祝い合ってバースデー・ランチを楽しむことになりました(私はまだ誕生日来てないんですが・・)。神楽坂にある、友人お勧めの歴史ある洋食屋に向かったのですが、既につぶれたあと。飲食業も大変だよねえ、としんみり歩いていたら、私のよく行くイタリアン・レストランの入り口に珍しく満席札が立ってなかったので、予約なしでランチをとることができました。
 しゃれた前菜の盛り合わせと2種のパスタという軽めのランチを楽しみながら、オランダ帰りの友人のおみやげ話を聞きました。禁酒中なのに、前菜に白ワインがよく合うので昼間から2杯も飲んでしまいました。食事の後、酔い覚ましでぶらぶら神楽坂散歩。路地を入っていくと、昔の面影を残す料理屋などもまだ残っていて、夜来ても面白そうな町です。
 とはいえ、むか〜し吹奏楽コンクール課題曲「序奏とアレグロ」を書いたときにバンド・ジャーナルのインタビューで神楽坂界隈で撮影した時の記憶と比べると、粋な花街の雰囲気は随分薄まってしまったようにも思えました。

 東西線神楽坂駅となりの赤城神社(音楽之友社すぐそば)の境内には、カフェが何軒かあるのですが、その一軒でハーブティを飲みながらさらにおしゃべり。神社の境内には木々がこんもり茂っているので、建物二階のテラスでお茶を飲むととても気持ちがよく、時々飛んでくるトンボや黒アゲハを眺めながら、柄にもなく政治談義で白熱したりしました。神楽坂に住むのも面白そうです。

写真はそのカフェのテラス。

クリックすると元のサイズで表示します

人気blogランキングへ

2007/9/13 | 投稿者: KINOSHITA

 今日は、吉祥寺にある宮地楽器のレッスン室で、もうすぐ演奏会で私の曲を歌ってくださるというソプラノ歌手SさんとピアニストNさんの演奏を聴きました。歌とピアノの息がよく合った安定感のある演奏で、ダメ出しするところは殆どなかったのですが、自分の曲なので自分の好みを少々言わせていただきました。
 実はSさんもNさんも高校時代の2年先輩・・。しかもいつもオーディションで選ばれて演奏会のトリで演奏するような優秀な先輩だったので、その後かなり年月が経ったとはいえ、こちらのほうが緊張してしまいました。私の母校・都立芸術高校は、本当に自由な校風で上下関係もほとんどない学校でしたが(それに授業料が安かった)、一年生からすると優秀な三年生といったら雲の上の存在、あこがれの的でした。懐かし〜。

 無事、練習の立ち会いも終わって、最後にとてもおいしいという「干物」をおみやげにいただきました。家に帰って開けてみたら「えぼだい」と「あじ」と「鮭の切り身」・・どれも本当においしそう!早速、えぼだいを焼いて、あとは煮物とみそ汁という純和風の夕食をいただきました。新鮮で肉厚でおいしかった!スーパーに売っているものには、なかなかおいしいものがないんですよね。久々においしい「えぼだい」を食べてしみじみ幸せな気分になりました。幸せって案外身近にあるものですねえ。
写真は先日行った松本城・二の丸あたりからの風景です。

クリックすると元のサイズで表示します


人気blogランキングへ

2007/9/12 | 投稿者: KINOSHITA

 10日の午前中、松本巡りをやったあと、午後に松本市音楽文化ホール(ザ・ハーモニーホール)に向かいました。松本じゅう案内していただいた観光タクシーにホール前まで送ってもらったのですが、昼食を食べてなかったことを思い出し、ホールすぐそばの居酒屋そばやのような店に入って、この旅初めての信州そばを食べました。そば、ラーメン、ショウガ焼き定食など何でもある店で、主人と思われる人は常連とおしゃべりばかりしているし、味は全く期待していなかったのですが、さすが信州、おそばは大変おいしかったです。こくのある「そば」の味がしました。おいしい物を食べるとすぐ機嫌がよくなる私、にこにこホールに向かいました。

 今回はもともと専属オルガニストの保田紀子さんにお目にかかってオルガンを見せていただくのが目的だったのですが、伺う直前に、せっかくだから館長にご挨拶したい、などと気まぐれ発言をしたため、休館日だったのに館長A氏と館長補S氏にわざわざお越し頂くことになってしまって大恐縮しました。ほんとうにお休みの所すみませんでした。コーヒーご馳走様でした。ちゃんと開館日に合わせて伺わなくてはいけなかったんですが、閉館日のほうがパイプオルガンを自由に見せていただけるということで、そちらに気がいってしまったんですねえ。皆さんの休日をつぶしてしまった罪滅ぼしに、きっといい作品を書きたいと思っております。はい。

 ホールは800人くらいで丁度良い大きさ。オルガンも保田さんの実演付きでいろいろ教えていただくことができ、松本まで伺った意味がありました。いいホールにいいオルガン、作曲意欲がわいてきました。パイプオルガン作品は今までも何度か書いていますが、鍵盤楽器である点で親近感を持ちやすいけれど、ピアノとは構造も特徴も全く異なる楽器なので、最初に書いたときはいろいろ失敗してしまいました。
 どういう楽器かわかってくると、今度はストップのひとつひとつまで把握して、全部詳細に楽譜に指示を出したくなるのですが、パイプオルガンはホールによってひとつひとつ全然構造が異なるので、結局オルガニストのセンスにゆだねなければならない部分が大きいことがわかってきます。
 
 オルガニストというのは、ただ楽譜どおりに演奏すればいいわけではなく、楽譜を読んで「レジストレーション」という作業をしなくてはなりません。初めての楽譜を読んで、どの部分ではどういう音色にしてストップはどれとどれを使って、何オクターブ重ねて、といったある種のアレンジの才能が求められるんですね。これは曲の構造をよく把握しないとできないことで、演奏者としての技術とアレンジ能力と両方ないと新曲はうまく演奏できません。

 今回演奏してくださるのは、パイプオルガン現代作品の新作初演で有名な保田紀子さんなので、その点はもう安心してお任せできます。いろいろ為になるお話をうかがったあと、保田さんの車で松本駅まで送っていただきました。車の中で、松本周辺の温泉話で盛り上がりました。老舗の旅館もいろいろ大変みたいですねえ。今回私も久々に旅館に泊まりましたが、ホテルに慣れてしまっているので、日本人のくせに和室って落ち着けないんですよね。次に伺うときは美ヶ原高原の王ヶ頭ホテルに泊まってみたい。
 松本から安曇野に寄ろうかとも思いましたが、新宿行き特急がもうすぐ出るというので、電車に飛び乗ってしまいました。新宿まで特急あずさだと二時間半で着いてしまうんですねえ。しかも、松本から高尾あたりまではずっと山間部を行くので、雨や霧にけぶって山の頂上は見えないとはいえ、ずっと山々の雄大な美しさを満喫することができました。

 写真は松本市文化ホールのオルガン。

クリックすると元のサイズで表示します

演奏しているのは専属オルガニストの保田紀子さんです。

クリックすると元のサイズで表示します

人気blogランキングへ

2007/9/11 | 投稿者: KINOSHITA

 浅間温泉に一泊したあと、2〜3日、信州の雄大な山々を眺めて曲の構成を練ろうと思っていたのですが、朝起きたら雨、ガ〜ン。予報ではこれから一週間くらい傘の手放せない日が続くとのことで・・。美ヶ原高原のホテルに泊まろうとか、上高地に行こうとか思ってましたが、肝心の景色が何も見えないのではねえ。今回はプチ松本観光(じゃなくて取材)とホールのオルガン視察だけしてさっさと帰ることにしました。家には仕事もたまっているし。
 
 Macのほか、可能なら一週間くらい歩き回ろうと思っていたため、やたら大きいボストンバッグを抱えて数百メートル歩くとよろよろしてしまうので、軟弱ですが今回も観光タクシーを使うことにしました
 運転手さんの詳しい説明付き。見落としそうなポイントも回ってくれるし、お城を巡っている間や展望台に昇っている間待っていてくれるし、傘も貸してくださるし。おかげで小雨の中でも有意義に視察!できました。
 
 まず連れていってもらったのが「鈴木慎一記念館」。月曜で休館でしたが、あの、ヴァイオリン・メソッドで有名な方が松本出身だったとは。「サイトウキネン・フェスティバル」の前には、全国からヴァイオリンを抱えた親子が松本に大集結して鈴木メソッドの大会をやっていたそうです。私もむか〜し鈴木教本の11巻くらいまで練習した身。鈴木先生のレリーフを記念に撮ってきました。

クリックすると元のサイズで表示します

 次に訪れたのは、日本で最初の小学校といわれる、旧・開智学校。とても凝った立派な建物ですが、窓枠は中華っぽく玄関には竜の飾りがあったりして、和洋中折衷デザイン。こんな立派な小学校だと、かなりお金のある子弟しか通えなかったのかもしれません。今の場所は小学校としての役目を終えて記念館になったとき移築されたようです。立地が素晴らしく、晴れてさえいたら周囲に山々を見渡せ、すぐそばに立派な図書館もあり、時間があったらゆっくり資料館なども見学したいところです。

クリックすると元のサイズで表示します

 次は国宝「松本城」。訪れるのは二度目ですが、やはり本物の迫力は違います。最初は昇るつもりなかったのですが、引き込まれるように急な階段をのぼって天守閣まで上がってしまいました。以前昇ったときは最上階まで上がったとき、風がさあっと通って気持よかった覚えがあるのですが、記憶違いかな。今は窓に細かい金網が貼ってあって、天守閣からの景色も、わずかな隙間からカメラだけ出して写すしかありませんでした。でも現存する歴史の重みは素晴らしいです。
クリックすると元のサイズで表示します


天守閣からの眺め。
クリックすると元のサイズで表示します

 その後壮大な山々を眺めようと、城山公園やアルプス公園の展望台に連れていってもらいましたが、小雨の中で、予想どおり山はほとんど見えず。次回晴れた日にまた訪れることにしましょう。
このあとホールに伺ったのですが、その話はまたあした。

人気blogランキングへ

2007/9/10 | 投稿者: KINOSHITA

 きのうは浅間温泉で露天風呂につかってました。遊びじゃありません。あくまで取材!松本市音楽文化ホール〈ザ・ハーモニーホール〉の委嘱で、同ホールのパイプオルガン設置20周年記念作品を書くことになりました。専属オルガニスト・保田紀子さんと一般公募合唱団による初演が、来年3月はじめに予定されています。

 大合唱とパイプオルガン、舞台は信州といったら、スケールの大きい格調高い曲を書けそうな気がして、信州ゆかりの詩人・尾崎喜八の詩集をどっさりかかえて構想を練りに行ってきました。山登りして自然を肌で感じるのが一番いいのですが、疲れそうなので却下。一週間くらいかけて信州をずっと歩いて回ろうとも思ったのですが、時間がなくて却下。結局、遅い夏休みを兼ねて、松本からすぐ近くの浅間温泉の小さな旅館の、源泉かけ流し半露天風呂付きの部屋で一泊しただけ。

 宿は今回もネットで熟慮して選んだのですが、なかなか気持のいい旅館でした。何といっても部屋付きのお風呂が気持よかった。小さいけれど檜の香りがよく、源泉かけ流しで、大きく窓をあければ遠くに山々、夜には星々を見ることができ、いつでも好きなだけ温泉につかることができて極楽極楽。ひとつだけ残念だったのは、部屋でネットがつながらず、せっかく重いMacを抱えていったというのにライブでアップできませんでした。
 今日は音楽文化ホールに伺ってご挨拶したり、パイプオルガンを見せていただいたりしましたが、その話はまたあした。

 写真は旅館の夕食の前菜。このあとどんどん料理が出てきて食べきれませんでした。しっかし、旅館の夕食ってどうしてあんなに品数が多いんでしょう。何泊もしたら間違いなくメタボになりそう。

クリックすると元のサイズで表示します

人気blogランキングへ

2007/9/7 | 投稿者: KINOSHITA

 毎年果物を送ってくださる方から今年もいただきました、箱詰めの豊水。梨って普段はそれほど食べないんだけれど、いつも送っていただく丸々大きくて甘いこの梨だけは楽しみにしています。今年は夏が暑かったせいか、とりわけ甘くて瑞々しい!冷蔵庫で良く冷やしたのを切って食べると、甘さと冷たさが歯にき〜んとしみ通ります。虫歯かもしれない。ふつうにカットして食べてもおいしいけれど、細かくカットした梨に、微糖のアロエヨーグルトをかけて食べるととってもおいしいです。朝食後のデザートとして食べるとすっきりさわやか目が覚めます。

 梨の箱詰めといえば、昔、一人暮らしを始めたばかりのころ哀しい経験をしました。それまで梨って全然食べない人間だったので、箱ごといただいてどうしていいかわからなくて。形の似ているりんごは箱ごと冷暗所に保管しておけばしばらく持つ果物でしょう。たまたま冷蔵庫はいっぱいだったし、箱のままで涼しい台所に置いておいたんだけれど。
 ある日台所の扉をがらっとあけると、部屋中、甘い香りに満ちて床が水浸し。水道管でも破れたのかと思ったけれど、そうじゃなくて、梨が箱ごと全部、突然液状化してしまったんです。普通くだものが痛む前って、何らかの前兆があるものだけれど、このときは前日まで外見も何ともなくて、匂いもなくて。なのに翌日、全部一斉に水になって溶けだしてしまいました。あれは驚いた。すぐに床や冷蔵庫の奥などを大そうじしたんだけれど、しばらくは台所に梨の香りが漂ってました。その香りもけっしていやな匂いじゃなくて、あくまでさわやかで・・。

 ま、そういうことで、いまは箱を開けるとすぐ冷蔵庫に入れて、惜しがらずに毎日1〜2個ずつどんどん食べてしまいます。

 今回はちょっと雰囲気を変えて梨の絵を描いてみました。・・というのは冗談で、撮った写真にフォトショップでフレスコ画風の処理をほどこしてみました。絵みたいでしょ。

クリックすると元のサイズで表示します

人気blogランキングへ

2007/9/6 | 投稿者: KINOSHITA

 急ぎの原稿を速達で出すついでに、台風に備えて買い出しに出掛けました。風もなく晴れ間さえ出ていたので傘も持たずにのんびりと。まず家から20分くらいの巨大スーパーに行って、A4用紙を3包と家用のスリッパ、化粧品をたくさんとティッシュペーパーと・・。もの凄くかさばって重くなったので、配送を頼んでしまいました。大きな段ボールに詰めてくれて翌日配送で300円。家まで抱えて帰って腰を悪くする事を考えたら安いものです。A4用紙はひと包み500枚ですが、500枚くらいあっという間に使ってしまうので、3包みくらいは常備していないと心配です。

 全部配送手配したのでひと安心。今度はもっと家に近いマーケットにいき、食料品をたくさん買い込み、えっちらおっちら抱えて帰りました。野菜や肉、魚からシリアル、お菓子まで。これでしばらく閉じこめられても大丈夫。もうすぐ松本に取材旅行に出るので、信州のガイドブックも購入して帰ってきました。もうい〜くつ寝ると「台風」・・みたいな感じになってきました。

 結局買い物から帰るまでずっと穏やかな天気でしたが、天気予報は間違ってなかったようで、今、窓の外はびゅーびゅー風が唸ってます。夜の間に台風が通過してくれるといいのですが。

 写真は、駅前商店街に飾ってあったお神輿。この週末にお祭りがあるようです。最近ではちゃんとした神輿をかつぐお祭りが少なくなってしまいましたが、ここM市ではどうやら盛んなようです。

クリックすると元のサイズで表示します

 こちらは巨大スーパーの向かいに建っている「月窓寺」。この町は繁華街の所々に立派な神社やお寺が建っているので面白いです。

クリックすると元のサイズで表示します

人気blogランキングへ