2007/9/19 | 投稿者: KINOSHITA

 今月は校正作業が続いて気分的にぐったりです。神経を集中するので妙に頭の芯のあたりが疲れてしまうんですよね。校正・・の説明は以前もやりましたが、作曲家の書いた楽譜を浄書屋さんが出版用の美しい譜面にする(浄書)過程で、どうしても臨時記号が落ちたり音が違ったりするので、出版前に作曲家自身が浄書にミスがないか詳細にチェックします。ま、校正作業が続くということは出版が続くことなので、文句をいう筋合いではありません、皆様に感謝感謝。

 今年は前半にピアノ曲「夢の回路」、室内楽「ねじれていく風景」、吹奏楽「ゴシック」と現代音楽系の作品出版が続いたのですが、後半は久しぶりに合唱作品がたくさん出版されます。すでに一冊、無伴奏男声合唱作品「わたしはカメレオン」が春に出ましたが、秋には同じカワイ出版から女声合唱曲集「悲しみの枝に咲く夢」が出る予定で、今二回目の校正譜が手元にあります。これが終わればいよいよ出版。それから吹奏楽伴奏合唱曲「いま!」の校正譜も手元に・・。これは吹奏楽伴奏スコアとパート譜だけレンタルで出て、合唱譜はピース出版になります。今は女声合唱ピース譜の校正ですが、そのうち混声4部版と吹奏楽スコアの校正もしなくてはいけません。
 もうひとつ、ちょっと変わり種の現代音楽系作品、女声アンサンブルと打楽器のための「BLUE」も急に年内出版が決定して、ここ数日缶詰めで浄書してました。現代作品の場合、出版用のコンピュータ浄書も自分で作成する場合が多いのですが、今回も自分で浄書やって校正やって、もうた〜いへん。でもがんばります。

下は今年出た楽譜で気にいっている表紙。シャープでシンプルなのが好き。

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2007/9/19 | 投稿者: KINOSHITA

 毎日出掛けているのでブログに書くことはいくらでもありそうなものですが、先週続いた残暑の疲れが今頃どっと出てしまい記憶がぼんやりしています。

ええと、何をしていたのか思い出してみましょう。
15日は瀬山詠子先生の日本歌曲ゼミナールの締めくくりの発表演奏会。今期は三善晃作品と木下作品を中心の研究会だったので、私の曲も随分歌われていて嬉しく聴きました。取り上げられていたのは「六つの浪漫」「三好達治の二つの歌」「抒情小曲集」「愛する歌」など。皆さん、それぞれ瀬山ゼミでの研究成果が上がって細やかな演奏解釈を聴かせてくださり、中にはっとするほど素晴らしい演奏もあって作曲家としてとても幸せでした。突然顔を出したのに、最後に花束をいただいた上、食事会までご一緒してしまいました。関係者の皆様、たいへんお世話になりました。

 翌日は東京文化会館小ホールで藤原亜美さんと長尾洋史さんのピアノデュオの演奏会を聴きました。2〜3年後に作曲家有志でピアノデュオの作品展をやろう、と先輩作曲家のK先生とお話ししているので、ピアノデュオ作品の研究に。やっぱりピアノって面白いですねえ。元ピアノ科の血が騒いでわくわくしてしまいます。藤原さんと長尾さんは4手の音の粒が美しく揃って見事に息の合ったデュオでした。テクニックも素晴らしい。来年くらいまでは予定がいっぱいだけれど、再来年はピアノ曲をばりばり書きたいですね。家に戻ったあと深夜の電話で、K先生と演奏会やろうね!と盛り上がりました。

 そして今日は芸大奏楽堂で多田羅迪夫さんのバリトン・リサイタルを聴きました。最近睡眠時間が足りないので家で寝ていたかったのですが、無理して出掛けてよかったです。ホールに向かう途中、ひんやりした風に吹かれて上野公園を歩いたらだんだん気分がよくなってきて、多田羅さんの歌曲を聴いたらすっかり元気になってしまいました。ピアノの鈴木真理子さんとの息もぴったり。特に後半のブラームス歌曲に引き込まれました。今夜のような秋の夜にふさわしい芸術的で贅沢な時を過ごすことができました。そのうち多田羅さんの日本歌曲もぜひ拝聴してみたいです。

写真は瀬山ゼミナール発表演奏会のときいただいた花束。

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