2007/10/10 | 投稿者: KINOSHITA

 今日は仕事がサクサク捗っていい感じでした。最近「そうじ力」に凝っているので、休憩時間に「換気」のため窓をがらっと開けたら、キンモクセイのやわらかく甘い香りが。こういう日に散歩しない手はないので、夕方、作曲が一段落してから町をてくてく歩き回りました。

 そしたら、町内の映画館で「エディット・ピアフ 愛の賛歌」をやっているではありませんか。一旦家に帰って夕食をきっちりとってから(そうでないとポップコーンでお腹いっぱいになる恐れが・・)再び映画館へ。最後の回を見ました。大ヒットとか合泣とかうわさで聞いていたので、悲劇的でありつつも華やかな映画を期待していたのですが。(これから見る方はこの先読まない出下さい。)

 バラ色の人生、愛の賛歌、水に流して、と味わい深い歌詞と美しいメロディの名曲が贅沢に流れ、歌は本物のピアフの演奏なのだから圧倒的で、その素晴らしさに何度も心打たれ涙が出ましたが、それ以外のストーリーは意外なほど淡々と、彼女の悲劇的でエキセントリックな生涯を描き出します。
 とても良くできた映画で主役の方も迫真の演技、華やかなステージやきらびやかな場もたっぷり出てくるのに、見終わったあと微妙に落ち込んでしまいました。晩年のシーンが長いせいかもしれません。晩年といっても亡くなったのは47才だったはずなのに、どうみても80過ぎという老け込みメイクとよぼよぼ演技で唖然としました。実際の80才のほうがずっと若い感じです。きっと薬物中毒でぼろぼろだったんですねえ。この辺、映画なんだからもう少し演出入れて美しさを残してあげてもよかった気がします。以前マリア・カラスの悲劇を描いた映画(「永遠のマリア・カラス」)もありましたが、そちらは全体に華やかで見終わったあと余韻があったんですけどね。

 午後7時の回だったせいもあって客席には10人くらい(収容300人のホール)しかおらず、エンドタイトルのあと明かりがついたらたった4人でした。お通夜のような沈んだ雰囲気でホールを出る4人。有楽町の満員のホールで見たらまた雰囲気違ったかもしれません。

せめて写真はほのぼの系で。地元の白鳥池にシベリアから戻ったオナガガモも紛れています。

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