2008/2/18 | 投稿者: KINOSHITA

 14日までがんばって仕事をしてから、15日は愛知県の安城に伺って演奏に立ち会い、16〜17日は浜松の吹奏楽初演に立ち会ってきました。どちらの演奏会も17日本番だったのに、今回はMacを持っていく元気がなかったので、更新が演奏会のあとになってしまいました。

 15日は安城学園高校の合唱部(指揮 平林清志先生)の練習立ち会い。17日の定期演奏会で私の作品「BLUE」を演奏してくれるのですが、17日は浜松の初演と重なってしまうため、浜松に行く前日に立ち寄って聴かせてもらいました。この作品は透明な響きと張りつめた緊張感が特徴の現代音楽で技術的にも難しく、今までプロ級の合唱団しか演奏していない作品なのですが、今回高校合唱団が名古屋初演してくださるとのことで、本番二日前でしたが聴かせてもらいました。とてもセンスのいい合唱団で、曲の特徴をよく掴んだシャープな演奏をしてくださって感心しました。この曲では打楽器がとても重要なのですが、指揮者の平林先生の奥様の平林明美さんが打楽器奏者でいらして、指揮者と打楽器、合唱団の息がぴったりの緊張感のある演奏を聴かせてくれました。練習室ではバランスもばっちりでしたから、ホールでの音量バランス調整がうまくいきさえしたら、きっと本番も素晴らしい演奏だったのではないかと思います。
 
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どういうわけか全然写真をとる暇がなく、仕方なく宿泊ホテルからその前庭と三河安城駅(可愛い時計台のある建物)を写しました。おとぎの国に出てきそうなメルヘン的な可愛い駅前風景です。
 
 翌日は「こだま」で浜松に移動して「バンド維新」というイベントに参加しました。16日に公開指導があって17日が本番でした。私の作品は『サイバートリップ」というタイトルで、疾走していくリズム主体の作品にしたのですが、担当の浜松江之島高校(指揮、中山靖治先生)の皆さんがとても生き生きした演奏をしてくださって、特に16日の公開レッスンの最後に通した演奏はスピード感があって素晴らしかったです。普通の中・高校バンドが二日続けて本番(1日目は公開レッスンとはいえ)するのはかなり体力的にも気力的にもきついと思うのですが、緊張をきらずに2日ともパワフルな演奏をしていただけて感謝あるのみ。

 今回のバンド維新という吹奏楽の新作発表会(日本作曲家協議会・浜松市文化振興財団主催)では8曲それぞれ傾向が違って、現代系のとんがった作品、美しいメロディの作品、リズム主体の作品、凝ったコードの作品などいろいろバリエーションに富んでいたことが新鮮だったのではないでしょうか。高名な作曲家(五十音順敬称略で、一柳彗、北爪道夫、小六禮次郎、三枝成彰、西村朗、服部克久、丸山和範)の皆さんと2日間ご一緒できて、とてもいい刺激を受けました。一流のプロは人格的にも素晴らしいんですよね。いろいろ学ぶことの多い実り多い二日間でした。

 それにしても講習会(1作品あたり30分で8作品=4時間!)と演奏会が二日続くのって大変。2日間でトータル20分くらいしゃべるだけの作曲家でさえものすごく疲れたので、指揮者の先生がたや演奏の生徒さん、浜松市文化振興財団の皆さんやいろいろな係を担当してくださった皆さんはさぞ疲れたのではないでしょうか。それから何と言っても4時間座って聴いてくださった皆さんに一番感謝しなくてはいけないですね。みなさまありがとうございました。お疲れ様でした!

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どういう訳かここでも写真をとるタイミングを持てず、宿泊したホテルの窓からの風景を。このホテルが浜松で突出した高い建物であることがわかります。