2008/5/29 | 投稿者: KINOSHITA

 きのうは集中的に事務的な仕事をかたづけ、郵便局、銀行で4件ほど振込してから、久しぶりにご近所のアフタヌーンティーでお茶しました。昨年末から今春にかけてかなり厳格に和田式食事法を続けて楽々5kg減量したのですが、それと引き換えに胃を悪くしまったので、今は別に食事制限はせず自然体でやっております。
 
 今でも「和田式」ってかなりよく考えられた食事法だと思うのですが、胃の丈夫な人向きです。私など5kg減らしたころには、空腹時に胃痛、満腹時にも胃痛、起床時にも胃痛になってしまい、胃カメラ飲んだら表層胃炎になってました。そんな訳で今は自然体。アフタヌーンティーでのお茶も解禁です。

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2008/5/28 | 投稿者: KINOSHITA

 ちょっと本気で作曲していると、すぐ日にちが経ってしまいます。23日にカワイ表参道のコンサートサロンでソプラノの間庭小枝さんのコンサート、24日にはD&DEPARTMENTでテノール井澤章典さんのコンサート、25日は上野の旧東京音楽学校奏楽堂で日本歌曲コンクールの本選がありました。いずれも私の歌曲が歌ってもらえて作曲家としては本当に嬉しいことです。

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夜のカワイ表参道、2Fがコンサートサロン

 新しくなったカワイ表参道には初めて伺いましたが、もとはカフェと併用だったのが立派な独立したコンサートサロンに生まれかわっていました。間庭さんのコンサートは満員の聴衆でおこなわれ、とても洒落た素敵なコンサートとなりました。「花のかず」の歌曲版も初演されて、お客様から問い合わせもあったとのこと。私に声をかけてくださるお客様もおられていろいろお話することができました。前半たっぷり私の曲を演奏してくださって嬉しく聴いたのですが、後半歌われた昔なつかしい「唱歌」「童謡」にも心癒されました。シンプルな作品ほど演奏者の歌ごころの豊かさが出ますね。

 24日の井澤さんのコンサートは前々から予定の入っていた仕事と重なってしまい伺えなくて残念!せめてCD「暖色」を聴き返しました。いつか生の井澤さんの柔らかいテノールの演奏をライブで伺えるのを楽しみにしたいと思います。

 25日は日本歌曲コン本選審査。さすがに本選に上がってくる皆さんは甲乙つけがたく、私も悩みましたし審査員の採点も割れましたが、細かい採点基準をもうけて真剣に審査した結果なので、自分の採点にも最終結果にも満足しています。
 結果は第一位が山本福久(ふく)さん、第二位は大元和憲(おおもとかずのり)さんと鷹野恵(めぐみ)さん(50音順)のお二人(第三位なし)、そして奨励賞が若い小林沙羅さん、となりました。おめでとうございます!また入賞は逃しても240人のなかから本選に立ち上がるだけで本当に大変なことで、入選なさった10人とも素晴らしい才能をお持ちでした。こういう日本語歌唱にすぐれた歌い手の皆さんがどんどん出てくるのは本当に心強いことです。本選出場なさった皆さんの今後のご活躍を心からお祈りしたいと思います。

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昨日Mさんから届いた見事な胡蝶蘭の鉢。美しすぎる・・。

2008/5/21 | 投稿者: KINOSHITA

 23日金曜日の午後7時からカワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」で、ソプラノ間庭小枝さんのリサイタルがあります。私の曲もたくさん取り上げて下さる予定で「C.ロセッティの4つの歌」「愛する歌」という2つの歌曲集に加えて「花のかず」歌曲ヴァージョン初演(抜粋)も行われる予定です。間庭さんは日本語の歌唱がとても見事な方なので楽しみ楽しみ。

 仕事方面では、とっくに始めていなくてはならない室内楽作品にまだ着手していなくて気の重い毎日。いつも作曲開始前の一週間くらいが一番辛い時期で、書き始めてしまえば楽になるのですが。今、歌曲集を書いている上、外でも歌曲コンクール審査などやっているので、なかなか室内楽に頭が切り替わらなくて。25日のコンクール本選が終ったら本気出したいと思います。

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 写真は4月29日に岩見沢の「まなみーる合唱セミナー2008」に出掛けた折、おみやげにいただいたフクロウの置物。ニコニコ。『文色窯』のこぶし焼という焼き物だそうです。講習会の実行委員長・横山直樹先生の奥様が以前私のブログをご覧になって、私が「ミニチュア」の民芸品や動物の置物、特に「フクロウ」の置物を集めていることをチェックなさって、わざわざ選んでプレゼントしてくださったものです。何気なくブログに書いたことをしっかり覚えていてくださって恐縮してしまいました。

2008/5/18 | 投稿者: KINOSHITA

 さっき日本歌曲コンクールのことを書いたばかりですが、もう一つ情報をアップしなくては。このところ怠け癖が出てブログの更新回数が少ないので、大切な情報をアップし損なうことが多くて。

 今日18日(日)は大阪で、来週24日(土)は東京で歌曲のコンサートが開かれます。大阪で活躍なさる若手テノール井澤章典さん(ピアノは吉田衣里さん)による「わかりやすいにほんのうた」というトーク・コンサートです。私の歌曲が歌われる機会は嬉しいことに最近かなり多くなってきているのですが、このコンサートにとりわけ注目したのは、企画をデザイナーのナガオカケンメイさんがなさっていることです。

 ナガオカさんは日本を代表するデザイナーとして、またデザインとリサイクルを融合した新事業D&DEPARTMENTの社長としてご活躍の方で著作も多く、TV番組「トップランナー」や「情熱大陸」(6/15予定)などにも登場なさる方なのでご存知の方も多いかもしれません。そのナガオカさんが偶然井澤さんの演奏を聴いて感銘を受け、井澤さんのコンサートを企画、そのコンサートで井澤さんが取り上げてくださったのが私の歌曲だったそうです。それがきっかけでこの五月、ナガオカさんの会社から「暖色」というタイトルで井澤さんのCDがリリースされました。日本歌曲というと、どんなに美しい旋律でも歌曲を勉強している人しか知らないことが多いですが、今回のような広がり方は本当に嬉しいことです。井澤さんの演奏が魅力的だったからこそでしょうが。

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 今回そのCDリリース記念として「わかりやすいにほんのうた」というコンサートがD&DEPARTMENT内のカフェで行われます。詳細はD&DEPARTMENTのサイトでご覧ください。情報アップがぎりぎりになってしまったので、大阪のコンサートは本日午後一時からなのですが、東京公演は来週の土曜日、D&DEPARTMENT PROJECT東京店での二回公演(第一部13:00〜 第二部16:30〜)です。お近くの方はぜひ井澤さんの柔らかい美声による日本歌曲(私の「抒情小曲集」や「愛する歌」を歌ってくださいます)をお聴きになってみて下さい。

2008/5/18 | 投稿者: KINOSHITA

 きのうは奏楽堂日本歌曲コンクールの第二次予選審査でした。さすがに200人を超える一次審査の激戦を立ち上がった53人だけあって、どなたもレベルの高い演奏揃いで聴きごたえありました。私の曲を歌ってくださった方も何人かおられて嬉しく聴きました(もちろん審査はあくまで公平に)。日本語のディクションや作品構成力が素晴らしくて感心した演奏がいくつかありましたが、そのうち何人かは本選に漏れてしまって残念でした。でも一回のコンクールの結果をあまり気になさらず、これからもぜひ美しい日本の歌を歌い続けていただければと思います。
 見事第二次予選に残った10人による本選は今月25日午後一時半から行われますが、残念ながらチケットはSOLD OUTのようです。本選でどんな素敵な演奏が聴けるか、今から楽しみです。

2008/5/14 | 投稿者: KINOSHITA

 昨年末から時々話題にしていましたが、私の関係した楽典本がいよいよ出版になります。正式タイトルは「(CD付き)絵と文章でわかりやすい!図説雑学よくわかる楽典」です。図解雑学シリーズで有名なナツメ社から出ます。といっても私が担当したのは「監修」と各章末の音楽エッセイで、スタッフはほかに本文執筆担当者が三人、コラム執筆担当が四人、全員優秀な音楽専門家の皆さんです。ほかにイラストレーター、CD音源制作者、企画編集スタッフとライターの皆さんの能力を結集して一冊作り上げています。

 音楽鑑賞歴は長いが改めて楽典の基礎を見直したい方や、合唱・吹奏楽で活動しているけれど実は楽譜が読めないといった方々には、きっとこの本が大きく役に立つはずです。最近は義務教育でもあまり楽典を教えないようなので、中・高校生の若い皆さんにもぜひお読みいただければと思います。

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 とにかく「重点を絞ってわかりやすく」理解いただけるように様々な工夫を凝らしてあります。二色刷りの見やすいレイアウトと可愛いイラストで、CDを聴きながら楽しく読めてしまいますが、侮ることなかれ、本文をしっかり理解しながら読み進めていただければ最後はフル・スコアの読み方にまで到達します。また途中には、少し上級の知識や古楽・邦楽に関する豆知識も音楽コラムとして散りばめられています。各章末の(9回出てきます)私のエッセイはとても読みやすいので、息抜きにぜひお読みください。ちなみに私の似顔絵イラストはものすごく美化されています。公式サイトに載っている写真を参考に書いてくださったのですが、あの写真自体が5年前のとてもよく撮れた写真なのに、さらにそれを美化してしてくださったので・・。

 以前から「監修」という字をみるたびに、どんな役目なのか不思議に思っていたのですが、実際やってみて納得しました。最初の企画の段階から編集の方々と侃々諤々の議論で方向性を決めたり、第一稿、第二稿と送られてくるたびに方向性だけでなく細部のチェックを入れたりもします。かなり発言力のある立場ですが、その分責任も負うことになります。人によっては名前を貸すだけの方もいなくはないようですが、やはり自分の名前が載ると思うと、真剣に内容に関わらざるを得なくなり、想像したよりずっと気疲れしたし時間を取られてしまいました。とはいえ今回は編集、執筆担当者が皆さん優秀な方ばかりだったので助かりました。

今週末あたりから出回ると思うので、本屋さんやネットショップでぜひチェックなさってみてください。

2008/5/12 | 投稿者: KINOSHITA

 おひさしぶりです。10日も間があいてしまいました。8日から11日までは上野公園の旧東京音楽学校奏楽堂で日本歌曲コンクールの第一次審査をしていました。一日60人平均、4日連続で240人近くの演奏を聴いたら心底疲れてしまい、帰宅してからブログを書く元気がでませんでした。
 今年の審査は一日目の8日こそさわやかな五月晴れでしたが、あとは寒くて寒くて体調をくずさないようにかなり気を使いました。きのうの最終日など、腰に直ばり用カイロを貼り、スーツの上にコートを着こみ、ポケットにもホッカイロを入れ、膝には厚手のウールの膝掛けをかけてもなお寒いくらいでした。コンクールを聴いていた皆さんはさぞ寒かったんではないでしょうか。寒さと、一日60人の歌声を真剣に聴いていたのとで、ぐ〜ったりくたびれてしまいましたが、今年もなかなか聴きごたえのある演奏が多かったと思います。一次で残念ながらだめだった方はぜひ次回再チャレンジいただきたいし、一次に通った方は二次審査でのご健闘お祈りします。

 審査が続くと困るのは、お昼のお弁当やおやつが充実しているのでたくさん食べてしまう上に運動不足になる点で、わずかな間にからだが重くなってしまいます。今回は審査でご一緒のソプラノ小泉恵子さんと、昼休みに上野公園を一周するようにしていました。少しは運動になるうえ、楽しくおしゃべりしながら緑の多い空気をたくさん吸ってリフレッシュでき、おかげで何とか4日間体調をキープできました。

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久々の上野公園、見えている建物は上野動物園の入り口。

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奏楽堂前にある「青いキリン」の像。

 3日目の審査のあとで、前述の小泉さんと今回から審査に加わられたメゾソプラノの永井和子さんと三人で軽く夕食をとりながら、日本歌曲やオペラ界の現状などについていろいろお話をして、非常に有意義な時を持つことができました。
 私は前々から、東京芸大の声楽科には学部のカリキュラムに絶対日本語のディクションを組み込むべきだと思っています。東京芸大は国立(こくりつ)だから特に、母国語の歌い方を教える義務がある。大学院では遅いんです。なぜなら全国に音楽教師として散って行く皆さんはほとんど学部を出たらすぐ教職についてしまうから。今までは日本語の歌い方を全然知らないまま教師になってしまう人がほとんどだったわけです。
 そんな中、一部の先生方の奮闘努力で、奏楽堂日本歌曲コンクールができ、それに連動する形でかなり「日本歌曲」の存在と魅力が一般に認知されてきたわけですが・・。

 今回、永井さんや小泉さんとじっくりお話して、お二方のような、素晴らしい演奏家であると同時に教育者としても優秀で柔軟な思考をお持ちの方が、日本の音楽教育の中心となる大学で教鞭をとっておられるなら、これからはきっとどんどんいい方向に進むのではないかと明るい気持ちになりました。音楽教育の未来に希望を持てるようになりました。ほぼ同年齢の三人でいろいろ話合えて、勇気を与えられたし、私はお二方に比べてまだまだ怠け者だなと反省もしました。

 さて、今日からはまた、たまりにたまった作曲や事務の仕事にこつこつと取り組んでいかなくては。

2008/5/2 | 投稿者: KINOSHITA

 連休の最初28〜29日と北海道の岩見沢にいってきました。「まなみーる合唱セミナー2008」に講師として参加するためです。北海道は4年前にNHK札幌支局開設75周年というイベントで伺ったきりなので、どのくらいの皆さんが集まってくださるかちょっと心配でしたが、実行委員長の横山直樹先生と実行委員会の皆さんが熱心に準備してくださったようで、岩見沢市民会館大ホールいっぱいのお客様となりました。

 今回はオール木下プログラムで講師は私ひとりだったのですが、そのかわりモデル合唱団の指揮者として津田尚、平田稔夫、三沢真由美、松岡直記、横山直樹の各氏が、モデル合唱団として札幌市立あいの里東中学校合唱部、札幌市真栄中学校合唱部、北海道札幌北高校合唱部による中高校合同合唱団と一般公募の特設合唱団が加わってくださり、かなり充実の講習ができました。
 私は指揮しながら講習するタイプではないので、合唱団と指揮者にモデル演奏してもらいながら、楽曲解説したり演奏の指導をしたりというスタイルをとるのですが、このやり方だと、私の言ったことに指揮者が反応してくださらない場合、作曲家の言葉が空回りする恐れがあります。でも今回は北海道を代表する優秀な指揮者、合唱団の皆さんに協力していただいたおかげで、本当に講習を勧めやすかったです。中高校のモデル団体は全国大会常連校の皆さんの合同でしたし、一般公募の方々も驚くほど発声もピッチもよくて、1〜2回しか合同で練習していないとは思えない息の合った演奏を聴かせてくれました。

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指揮の三沢真由美先生、ピアニストの千葉皓司さん(ごめんなさい、お二人とも後ろ向き・・)と一般特設合唱団の皆さん。

 大人の方が多かったせいもあり、かなりつっこんだお話をしたつもりです。私の曲で陥りやすい「メロディ」偏重型演奏ではなく、いかに立体的に音楽を作るか、といった話や、「日本語」を頭で理解するだけでなく、聴き手に「自然な日本語」として伝えるためにどうしたらいいかといった話を中心に行いました。中学生の皆さんには難しすぎたかもしれませんが、皆さん最後まで熱心に聴いてくださって嬉しかったです。
 それに何と言っても、4年前にNHK札幌支局の委嘱で書いた「いつかどこかで」とか「鴎」を、モデル合唱団の皆さんがものすご〜く! 楽しそうに歌ってくださるのに感激してしまいました。
 
 たった一泊二日の滞在でしたが、皆さんにとてもよくしていただいて、素晴らしい思い出になりました。
セミナーの実行委員会の皆さん、モデル合唱団に参加して下さった皆さん、そして講習会を聴いて下さった皆さん、ありがとうございました。
 
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岩見沢駅のホーム中央にあった「農具をつけた馬像」。やたら存在感が。