2009/4/2 | 投稿者: 木下牧子

 いよいよ4月。歌曲集はかなり完成に近づいてきました。全7曲ですがどれも短く、通しても12分くらいです。短いとはいえアンコールピース系ではなく、かなり一曲一曲テクニカルでユニークな曲揃いになりました。詩は三好達治ですが、過去回想型でも漢文調でもなく、フランス的な機知に溢れたとても暖かくユーモアのある巧い短編詩ばかりです。こういう極上の短編に曲をつけるのはとても楽しい。委嘱は二期会日本歌曲研究会。6月6日(土)午後1時半から上野の奏楽堂で開催される、二期会日本歌曲研究会演奏会にて初演されます。演奏はソプラノ・野崎由美さん、ピアノ・東井美佳さんです。
 ちなみにこの演奏会では昨年初演したバリトンとアルト・サックス、ピアノのための「父の唄」も再演されます。興味おありの方はぜひお出かけ下さい。

 さてYouTube・・アップにもかなり慣れてきました。技巧的なピアノ曲やパーカッション・アンサンブル作品も予想以上に大勢の方に聴いていただけてとても嬉しいです。先日も打楽器専攻の学生さんから「ふるえる月」の感想メールをいただきましたが、そういうダイレクトな反応をいただけるとアップし甲斐があります。

 さて今回のご紹介は、既にかなり普及している「さびしいカシの木」歌曲バージョンです。演奏は先にもお名前の出てきたソプラノの野崎由美さん、ピアノは小原孝さんです。これは昨年秋の野崎由美さんのリサイタル・ライブDVDを使用させていただいています。野崎さんの演奏は言葉の扱いがとてもうまくて丁寧、小原さんの表情豊かなピアノとの息もぴったりです。ぜひお聴き下さい。