2009/6/27 | 投稿者: 木下牧子

 明日、6月28日(日)の午前中、大阪府合唱祭のイベントのひとつとして「日本語の歌い方」という講習会をやります。今や世界的にも技術レベルの高い日本合唱界ですが、気持ちをこめて歌っているつもりなのに演奏が冷たいとか無表情と言われてしまうことが多くありませんか。それはもしかしたら、声楽作品を演奏する上で最も基本となるはずの母国語「日本語」への扱いや認識が不足しているのが原因ではないでしょうか。ということでモデル合唱団の方々に実際「鴎」を歌っていただきながら、具体的にお話できればと思います。

 というと、何だか堅いだけの話をしそうですが、もともと1時間「駄話」すればいい予定だったので、日本語のハウツーだけでなく、いろいろな作曲の裏話などもできたらいいなあと思っています。せっかくの日曜日なので午前10時半からの講習会のお誘いをするのは気が引けますが、日本語作品を演奏する上で役に立つお話満載ですので、お近くの方はぜひお出かけください。お待ちしています。

●大阪府合唱祭内「日本語のうたい方講座」
  日時:6/28(日)10:30〜12:00
  場所:池田市民文化会館アゼリアホール
  講師:木下牧子
  出演:大阪大学合唱団TEMPEST(モデル合唱)
●詳しくは大阪府合唱連盟のHPをご覧ください。

2009/6/23 | 投稿者: 木下牧子

 少し前の話になりますが、12〜13日に山口で合唱と声楽の講習会をやってきました。山口に講習しに伺うのはこれで三度目。毎回宿泊するホテルの大浴場はゆったり大きくてしかも温泉なので、講習会前夜に関係者の皆さんと会食したのちホテルに戻って、の〜んびり浸かりました。独占状態でゆったりくつろげました。
 前回伺ったとき、講習当日の午前中に温泉に浸かったら、肝心の講習中に頭がふやけてしまい大失敗だったので、今回は前日夜にしっかり入りました。軽井沢の温泉で充電したと思ったら10日後には山口で温泉。今年はついています。

 もちろん講習もきちんと務めてきました。山口の皆さんは合唱も声楽も、とてもセンスのいい演奏をしてくださり、こちらの言うことに敏感に反応してくださるので講習しがいがありました。混声・女声・児童合唱それに声楽と、それぞれ異なる編成で参加してくださったので、いろいろな側面からお話できたのも良かったのではないでしょうか。食事会や講習会に参加して下さった皆さん、どうもありがとうございました。それからカワイ山口ショップの皆様、お世話になりました!

2009/6/16 | 投稿者: 木下牧子

 軽井沢の「星のや」で3日間音楽を聴いたり本を読んだり考えたりしたのですが、せっかく来たのだから少しは外にも出ようということで、2日目午前中は近くの「野鳥の森」のネイチャーウォッチングに参加。なにしろ日本野鳥の会会員ですし。

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「野鳥の森」ネイチャーウォッチング

 6月初旬になると普通なら鳥たちはつがいになったあとなので、もうあまり囀りを聴けないのですが、今回は何故か野鳥たちがほれぼれするような素晴らしい囀りを聴かせてくれました。引率の方によると、この時期にまだ美しい声で囀っているのは、メスと出会えなかったもてないオスばかりとのことで・・。午前10時くらいから1時間は鳥たちの囀りを堪能し、だんだん気温が上がってきた昼近くになったら森中ハルゼミが鳴きだしてもう小鳥の声は聞こえなくなってしまいました。それにしても6月初旬に蝉しぐれを聴けるとは思いませんでした。夏ゼミよりやや繊細な声ですが、蝉しぐれの中森を歩いていると、夏休みのような錯覚にとらわれたりしました。オゾンをたっぷり浴びつつ、引率の方のお話を聞きながらの森歩きは素晴らしいひとときでした。

 最終日は「星のや」をチェックアウトしたあと、軽井沢高原文庫や絵本の森美術館に立ち寄ってきました。一般の詩集は相変わらず難解で、音読用でなく読むための作品が多いので、最近は絵本や子供向け詩集も探したりします。ときどき素晴らしい作品に出会えます。今回は絵本美術館内の図書館を楽しみにしていたのですが、残念ながら思ったより蔵書が少なく今ひとつ。そのかわり、帰りに立ち寄った売店でパワフルな素晴らしい作品を見つけました。来年初演予定のオーケストラ伴奏の新作テキストに使えそうです。まだ作者や作品名は内緒です。作品が仕上がるまでは内緒。久しぶりに心底わくわくするテキストに出会いました。来年の作曲が楽しみになってきました。

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木々に囲まれた絵本の森美術館

 たった三日間でしたが本当にリフレッシュできました。今年後半は予定びっしりなので、年内もう一度の温泉行きは無理かな・・。

2009/6/12 | 投稿者: 木下牧子

 昨年から今年前半までは「歌曲」の年だったと言えます。オリジナル歌曲集が3つ(「父の唄」全3曲、「古風な月」全5曲、「動物詩集」全7曲)と合唱からの編曲歌曲集2つ(「悲しみの枝に咲く夢」全5曲、「花のかず」全9曲)、それにオリジナル歌曲「たんぽぽ」「なにかが、ほら」や合唱からの編曲歌曲もたくさん。

 それが一応一段落ということで(実際はまだ引きずってますが…とほほ)、今年後半作曲予定のピアノ4重奏(ピアノ+弦楽三重奏)とヴィオラ・ダ・ガンバ四重奏、つまり弦楽アンサンブルに頭を切り換えるため温泉に行ってきました。自分の部屋では作曲、オーケストレーション、原稿書き、サイト管理といった自分からエネルギーを出す方面に偏ってしまうので、今回はCDたくさんと本を持って行って一日中音楽を聴いたり本を読んだり考え事をしたりして充電してきました。心うるおって非常に有意義な3日間でした。

 今回宿に選んだのは軽井沢の「星のや」。伊豆とどちらにしようか悩んだのですが、往復に要する時間の短さで軽井沢に決定。ゴールデンウィークは終わり梅雨入りの前、ということで緑は綺麗なのに何処へ行っても空いていて、思いっきりリフレッシュできました。広く気持ちいい温泉は貸し切り状態で、部屋も広々くつろげました。テレビがないのもよかったです。あると見てしまいますから。

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星のやの集落、このうちのひとつに宿泊

 「星のや」というのは今注目の温泉ホテル、というか緑豊かな敷地内に別荘のようなコテージががたくさん立っている集落で、部屋代はルームチャージ方式で変動相場制、食費別料金で(高級レストランから普通の食堂、ルームサービスなど選択肢多し)チェックアウトは正午という、画期的なシステムです。こういう温泉できないかなあ、と思っていた通りのシステムなので今回思い切って宿泊してきました。何といっても変動相場制で、ゆったりしたコテージなのに6月上旬だと宿泊費が非常にリーズナブルなのが選らんだ大きい理由です。お盆休みなどは同じ部屋でも宿泊費は3〜4倍するので、シーズンオフに行くに限ります。そういうシーズン・オフの客にも接客態度はとても丁寧で行き届いていてさすがでした。

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集落内の風景

 集落内は緑豊かでとても気持ちよく整備されてましたが、特にライブラリーがよかったですね。いつでもお茶(私はバラの花入り紅茶を。本格的にお茶の葉から出す方式でとてもおいしかったです)とスイーツが用意してあって、セルフサービスで自由に座席まで持って行ってライブラリー内の本を読みつつゆったりしたソファーでくつろげる空間。置かれている本のセンスもよくて、ひとつアンコール・ピース用の良い詩を発見。

 たったひとつ違和感があったのは、集落内で着用するための「作務衣」ですかね。案外若いカップルなどが素直に二人で作務衣を着て集落内を歩いているんですが、なんだかちょっと新興宗教の村みたいで・・。それから敷地内用の履き物が全部草履なのもどうでしょう。作務衣以外似合わないし、第一、足の親指の付け根が痛いですよう・・。

2009/6/4 | 投稿者: 木下牧子

 来月7月9日木曜日に、いずみホール主催「日本のうた」コンサートが開催されます。正式には「日本のうた」シリーズ第四回「木下牧子を迎えて」。企画・解説はバッハ研究の第一人者にして、いずみホールのプロデューサー・礒山雅先生。演奏してくださるのはソプラノ 佐竹由美さん、バリトン 宮本益光さん、ピアノ 加藤昌則さんという、今最高に乗っているお三方。

【第一ステージ】私が選曲を任されました。日本歌曲史の流れにそった選曲をとのことでかなり頭を悩ませましたが、最終的にかなりいい選曲になったと思います。誰もが知る曲は敢えて避け、しかし歌曲史にきらりと光る名作を並べてみました。

【第二ステージ】私のオリジナル歌曲からとりわけ技巧的に凝っていて密度の濃い自信作をピックアップ。幻想的な大曲「涅槃」と最新作「月光」は魅惑のクリスタル・ヴォイス佐竹由美さんのソプラノで。「へびとりのうた」はオペラ界のホープ宮本益光さんが演奏して下さいます。

【第三ステージ】2ステとは対照的に、私の作品の中でもっとも親しみやすい美しいものをピックアップ。「風をみたひと」「月の角笛」など声楽、合唱共によく歌われている作品に加えて「サッカーによせて」「鴎」の歌曲版初演も!

【第四ステージ】今回伴奏を務めてくださる若手作曲家・加藤昌則さんの作品が演奏されます。日本歌曲というと誰もが知る懐メロ的な印象が強いですが、現代次々に魅力的な作品が生まれていることを知っていただけるはずです。

 素晴らしい出演者にバラエティに富んだプログラムで、声楽の方にも合唱の方にもきっと楽しんでいただけるはずです。関西方面の皆さん、ぜひ聴きいらしてください。お待ちしています。

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第4回・日本のうた「木下牧子を迎えて」

日時 2009年7月9日(木)19:00開演 
場所 大阪いずみホール
出演 佐竹由美(S)宮本益光(Br)加藤昌則(Pf)
   礒山雅(企画・解説)木下牧子(ゲスト)

曲目 
*第1部 なつかしい心の歌
  少年(諸井三郎)、きつね(石桁真礼生)
  ほおづき(三善晃),魚(香月 修)ほか
*第2部 魂のこもった歌
  木下牧子:「古風な月」より 月光、
       「へびとりのうた」全曲、涅槃
*第3部 楽しく口ずさむ歌
  木下牧子:サッカーによせて、風をみたひと、
       月の角笛、竹とんぼに、鴎 ほか
*第4部 受け継がれるメロディ
  加藤昌則:「あしたのうた」全曲

 チケット 一般4000円 学生2000円
 お申込 電子チケットぴあ 0570-02-9999   eプラス 
 主催:いずみホール いずみホールチケットセンター 06−6944−1188




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