2009/8/17 | 投稿者: 木下牧子

 今年は8〜9月が正念場で、数回講習会やレコーディングに立ち会うほかは、ずっと家に籠もって作曲の予定なのですが、涼しいので本当に助かります。人間もMacも、いくら冷房をいれたとしても33℃を超えると暴走しやすくなるので、今年くらいが限度です。

 どこにも行かないと言った直後になんですけど、13日はピアニストの友人からお誘いがかかって久しぶりに銀座で食事して街をぶらぶら歩きました。建て直ってから一度も足を運んでいなかった資生堂レストランFaroというところです。もとはフレンチだったと思うのですが、今はイタリアンです。イスの配置がとても良い感じで、30席くらいのちょうどいい大きさ。サーブしてくれる人の人数もちょうどよく、すべてが程よい心地よさでした。ランチに行ったのですが、前菜のかわりにちょっと奮発して「毛がにとトマトのガスパッチョ」を頼んだらこれがとてもひんやりおいしくて大ヒットでした。オリーブと白身魚をこんがりいためたアンチョビ風味のパスタもおいしく、メインの牛肉の煮込みもgood。ヤマハの銀座店が建て直ったら買い物のついでに寄りたいお店です。私にしては珍しいことですが、その後、某有名宝飾店でとても素敵な指輪を見つけ購入してしまいました。値段のことは考えたくありません。

 しかしこの季節、そんな軟弱なことをやっていてはいけないのでした。15日は64回目の終戦記念日。たった数十年前の日本で、国のために死ねと言われて多くの若者が無残に戦死し、末期には南方で燃料はおろか食料も絶たれて玉砕したり人間魚雷やら特攻隊やらで自爆攻撃という、常識では考えられない亡くなり方をしたんですから。NHKでは見応えのある戦争特集をやっていて、たまたま友人宅で見た「人間魚雷・回天」の特集には胸がしめつけられるような思いになりました。片道の燃料と爆弾をつんで、敵に体当たり攻撃するというのは、人道的にむちゃくちゃで作戦とはいえません。戦争に突入していく過程では日本ばかりに責任があったとも思いませんし、人道的な指揮官もいたはずですが、末期の戦い方が追い込まれて狂っていたことは確かです。

 こういうことで息子を戦死させなければならなかった母親の気持ちを考えると、本当に言葉もありません。黙祷。いろいろなことをきっちり議論しなくてはいけない時期が来ているのは確かですが、戦争だけは繰り返してはいけない気がします。