2010/12/7 | 投稿者: 木下

 鳥羽の海をぼんやり見ているだけで癒されるものの、今回のメインは伊勢神宮参拝なので、一日かけてゆっくり出かけてきました。

 神社というのはご存知のように神道の祭祀施設のことですが、その中で特に規模の大きい神社を大社や神宮と呼ぶようです。そして神宮とは規模の大きい神社の中でも特に天皇や皇室祖先神を祭神とする神社のこと。『日本書紀』のころには伊勢神宮と石上神宮のみが「神宮」と呼ばれていたようですが、現在は全部で25社ほどが存在していて、その中でも「伊勢神宮」は皇室の祖神とされる天照大神(あまてらすおおみかみ)を奉っていて他の神宮とは別格のようです。ここのみザ・神宮ということで正式名称は「神宮」。他と区別するために地名をつけて伊勢神宮と呼ぶのは通称です。

 神社の場合、建物は木造で地味(専門家の皆さんには素晴らしいんでしょうが)、特に伊勢神宮は拝殿がなく本殿には入場もできないのですが、では何が素晴らしいかというと神社を囲む鎮守の杜ですね。もともとロケーションの素晴らしい奥行きのある杜に神社が立てられ、長い年月のうちに杜中に霊気が充満した感じ。伊勢神宮は天照大神を奉った「内宮」とそのお食事を司った豊受大神をまつった「外宮」からなるのですが(そのほか多くの別宮や関連神社あり)、特に外宮に凄い霊気を感じました。

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外宮・ご正殿前。中には入れない。

 外宮は午前中元気なうちに参拝したせいもあるでしょうが、参拝客も少なく、杜はその霊気をたっぷり保っている感じで、鳥居をくぐった時点ですごい「気」を感じました、もうはっきりと。まあ、空気のオゾンが濃かっただけかもしれませんけど。外宮は天照大神のお食事を司っていた豊受大神を奉っているとのことで、建てられたのも内宮より500年後、どう考えても内宮にはかなわないはずですが、私は外宮により魅力を感じました。内宮はもちろん素晴らしかったですが、あまりに美しく整備されていて人も多いし、外宮参拝後でぐったり疲れていたせいか、霊気はそれほど感じませんでした。伊勢神宮に参拝なさる方は、お時間と体力があれば外宮から参拝なさることをお勧めします。ちなみに江戸時代に庶民に爆発的に流行った「お伊勢参り」は食の神である豊受大神(外宮)への参拝だったようです。

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幻想的な池。たしか内宮の復路の奥まったところにあった

 計画を立てたときには、外宮・内宮あわせても2時間くらいしかかからないだろうと気楽に考えていたのですが、外宮の雰囲気に感激して隅々までお参りしたうえ、外宮・内宮間の距離が予想以上に離れていたこともあって、内宮参拝を終えるころにはぐったり、足が棒になってしまいました。機会があれば体力をつけてまたお参りしたいものです。