2011/5/23 | 投稿者: 木下

 今更ですが、iPhone購入しました。黒電話(古い!)以来何となく固定も携帯もNTTのままできましたが(広告もソフトバンクよりdocomoのほうが好き)…、今回新エネルギー研究や太陽光発電所建設に勇敢に乗り出した孫正義さんへの支持を形にしたくてソフトバンクに切り替えました。まあMac人間なので前からiPhoneに興味はあったのですが。
 孫さんはもちろん企業家ですから今がチャンスと思って利潤のために動いているのは事実でしょうが、原発事故後、自由報道協会主催の孫さんの記者会見をYouTubeで見た限り、子孫のため危険な原発から別エネルギーに転換しなくてはならないという人間としての純粋な熱い思いが確かに感じられました。それに今改革を行えるのは、原発の既得権益を持たない新しい世界の人でなくてはならないでしょう。

 もちろん原子力を推進した人々も最初は原子力に無限の可能性を感じて純粋に原発を推進していったのでしょうが、最初から使用済み核燃料の処分の仕方もわからないまま見切り発車した段階で、危険が高すぎたといえるのではないでしょうか。

 ともかく今ある原発の安全性を可能な限り高めることが最優先でしょうが、今後原発を受け入れる地域があるとは思えませんし、今ある原発は敷地内にすでに何基も並んで建っていて大変危ないので、30年経ったものから順番に廃炉にしてその分を自然エネルギーに切り替えていくというのが最も実現可能のシナリオなのかもしれません。

 日本は太陽エネルギーも地熱発電もすでに技術力はあると聞きます。自然エネルギーの技術が進めば、日本の新しい基幹産業になるかもしれませんし。孫さんにはがんばっていただきたいものです。

 ということでささやかな意思表明に「iPhone」購入。

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 今まで待った甲斐あってものすごく進化してますね。音声も画像も本当にクリアで美しいです。Macってどうしてノートブック型がいつまでも重いのかと不満に思っていましたが、最終的にこういう形にするつもりだったから、ノートブック型をあまり改良しなかったんですね〜。
 とにかくサイズが小さいのにネットも検索しやすく文字も読みやすく、一番意外だったのは、小さいキーボードなりに日本語ローマ字入力(携帯主流のテンキー入力は親指が腱鞘炎になるからイヤ)で、かなり速く文字を入力することができることでした。入力の直前に一瞬文字が大きくなるので打ち間違いも少なくてよいです。これなら電話、ネット検索、メール、簡単な原稿書きもできて、カメラはもちろんiPod機能も入っていますから、今から購入する人は本当にこれ一台でOK。携帯を別に持っている人はiPadですかね。

 有料アプリも厳選して徐々に入れていこうと思います。

2011/5/17 | 投稿者: 木下

 前回から随分間が空いてしまいました。一週間ほど東京を留守にしていたもので…。今回は空き時間が長くMacも持っていかなかったので時間をもて余してしまい、駅ビルの本屋で平積みされていた中から、今年の本屋大賞受賞作品、このミステリーがすごい大賞作品、の2冊の「大賞」受賞作を購入して読んでみました。どちらの大賞作品も今まで手にとったことがなかったので。

 このミステリーがすごい大賞作品「完全なる首長竜の日」(乾 緑郎・いぬい ろくろう著)は面白く読みました。書評に「インセプションを超える面白さ」とあり、たしかに人間の脳にSCインターフェースを通じて介入するという発想は似ているものの、本質的に種類の異なる小説のように思えました。私には、銃撃戦ばかりやっていた映画よりこちらの小説のほうが楽しめました。現実と仮想現実と過去の記憶が交錯する構成が上手く、また何度も出てくる南の島のけだるい情景描写が巧みで目に浮かんでくるようでした。いわゆるミステリー(謎解き推理小説という意味の)とかSFではなく、文章力で読ませる幻想文学系ですね。独特の迷路感覚を味わうことができました。

 一方本屋大賞作品のほうは…、すみません、最初の2ページでギブアップしました。応募型の新人賞ならともかく、この大賞の方針は「過去一年に刊行された日本の小説の中から、書店員自身が読んで面白かった、お客様にも薦めたい、自分の店で売りたいと思った本を選び投票します。」とあります。過去一年に発表された夥しい数の日本の小説のなかで一番面白かったのが…本当にこれ?

2011/5/5 | 投稿者: 木下

 2日夜に野崎由美さん、小原孝さんと食事しました。野崎さんはここ数年で2枚のCD「月の角笛」「花のかず」をリリース、3月にはリサイタルと、どれも私の作品のみのプログラムを組んでくださって大活躍。また小原さんはいつも野崎さんとのコンビによる素晴らしいピアノで音楽を豊かにしてくださっています。 
 そのお二人のCD「花のかず」がレコード芸術特選盤に選ばれたのを記念して食事を提案しました。場所はどこがいいか悩んだのですが、今回はハイアットリージェンシー新宿一階のミッシェル・トロワグロ(フレンチ)にしました。グルメの友人の推薦もあり、新宿駅から徒歩で行ける場所なのもわかりやすいかなと。

 午後6時半からの予定でしたが午後6時には到着してしまったため食前酒を飲みだし、最後のコーヒーを飲み終わったのが午後9時半で、何と夕食に三時間半も費やしてしまいました。でも皆さんとゆっくり食事と会話を楽しめたので良しとしましょう。このところずっと自粛してましたし。

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左から木下、野崎由美さん、小原孝氏

 料理は評判どおり繊細で美味、特にソースに工夫が凝らされていました。前菜2品はこれからのコースが楽しみとなる洒落た味で、メインディッシュもフォアグラ、アンコウ、ラングスティーヌ(手長エビ)、鳩肉などとフルーツや野菜のソースとのコンビネーションが絶妙で,一皿ごとに新鮮な味わいを楽しむ事ができました。視覚的にも大変美しく、その柔らかい食感はどちらかというと女性好みかもしれません。私は大満足でした。そのせいか、いつもはあまり飲まないのに、食前酒、白・赤ワインと飲んでしまい、デザートの前にはチーズまで出たのでお腹いっぱい。もちろんデザートは別腹なので美味しくいただきましたが、最後のコーヒーと共に出た可愛らしいプチフールは完食できませんでした。非常に残念。

 さて自粛を解いてしまったので、これからは作曲も全開モードにシフトしなくては。

2011/5/1 | 投稿者: 木下

 相変わらず気力も体力も今ひとつのまま、もうメーデーです。3〜4月は恐ろしい出来事続きで心ここにあらずでしたが、そんな中でもいろいろ音楽上の作業は進み、5月には打楽器コンチェルト(音楽之友社)と女声合唱曲集「自然と愛と孤独と」(カワイ出版)が出版になります。

 打楽器コンチェルトは'08年の室内楽作品個展で大好評いただいた作品で、2年半経ってついに出版となります。丁寧できれいな浄書に仕上がりつつあるので楽譜を手に取るのが楽しみ。ソロ・パーカッションと大編成打楽器アンサンブルのための作品で長さは18分くらいあります。
 「自然と愛と孤独と」は昨年7月初演した作品集で、特に終曲の「悲しみのようにひそかに」はとりわけ気に入っています。最近書いた作品の中では群を抜いて美しいと思う。大人の表現力がある団体にぜひ歌っていただきたいですね。

 夜DVDで「バーレスク」鑑賞。主役のパワフルな歌より、女主人役のシェールの歌うバラードの卓抜した表現力に感心しました。独特な深みのある声が魅力的です。ストーリーに新しさはあまりないけれど、ショーでの歌の歌詞が物語の進行に効果的に連動していて、従来のミュージカル的臭さなしに自然に物語と音楽が一体化しているところが見事。素晴らしい歌唱やダンスシーンを堪能しました。DVDでなく劇場の大画面大音響で見たらもっと興奮したに違いありません。