2011/8/18 | 投稿者: 木下

 昨晩、DVD鑑賞中、突然ベランダから「ジ・ジ・ジ…」という切れかけの街路灯のような大きい音がしたと思ったら、わりと大きい物体が窓ガラスにどすんどすんとぶつかる音がして驚きました。次にその物体がベランダに落ちてあがいている音が聞こえてきたのでやっと正体がわかりました。寿命を終えようとする蝉です。
 
 うちのベランダは大きい恩賜公園に面しているので、夏は樹海のように広がる木々から蝉の声が響き渡るのですが、本体がベランダに落ちてきたのは初めてです。夜中に拾い上げても却っておびえさせるだけですし、6階なので地面におくわけにもいかない、仕方ないのでそのままにして、朝になったら亡がらを葬ってあげようと思っていたのですが、今朝起きたら蝉の姿はもうありませんでした。何とか自力で土に戻ったようです。

 夏の間、日本中で鳴き声を響かせている無数の蝉が、秋の訪れと共に例外なくすべてその短い命を終えて土に戻って行く…、毎年繰り返されることとはいえ、きびしい自然の摂理に改めて厳粛な気持ちになります。蝉よ、安らかに眠れ。