鈴木成夫×コール・ソレイユ

2009/12/21 | 投稿者: 木下牧子

 昨夜は東京外国語大学混声合唱団コール・ソレイユ第35回記念定期演奏会があって杉並公会堂まで出かけてきました。大学合唱団の定演に伺うのはなんだか久しぶり。最終ステージでOB合同ステージ「ティオの夜の旅」全曲、アンコールとして委嘱作「あお」初演を聴くのが目的でしたが、「方舟」初演以来何度も委嘱初演・名演を聴かせてくれているこの団(もちろん指揮は鈴木成夫氏、ピアノは山内知子さん)としても、昨夜は特に素晴らしい演奏だったように思います。

 「ティオ」は全5曲を発声を荒らすことなく、また音楽に破綻をきたすことなく歌いきるのは相当難しい組曲で、人気があるわりになかなか良い演奏に出会えないのですが、昨日の演奏には久々に興奮しました。

 一時期人数が減ってしまって心配したコール・ソレイユですが、いつの間にか人数的にも復活し、発声やピッチの基礎もしっかりして現役生がたくましくなっていました。OBも大勢参加してくださったのですが、皆さんお忙しい中、春頃からこつこつ練習に参加してくださったようで、現役生の瑞々しさとOBの表現力が合体して、ティオならではの躍動感を損なうことなく表現力の豊かな大人の演奏になっていました。ブラボー!!

 初演の「あお」はアンコール・ピースににしてはやや渋めの曲なのですが、詩(谷川俊太郎氏)が本当に繊細で美しく、そこに暗闇と光が交錯するハーモニーをつけてみました。仕上がるのがぎりぎりだったので合唱団に迷惑かけてしまいましたが、そんなこと全然感じさせないしっとり美しい初演を聴かせてくれました。
 今月初旬のオペラといい今回のコンサートといい、いつも一人でこつこつ曲を作っている作曲家へのご褒美!のような素敵な演奏会に立ち会えて幸せでした。

 そんなことで華やかな12月の行事もみんな終わり、下旬から2月下旬までは相当たくさん新曲を書いたりオーケストレーションしたり出版準備したりしなくてはなりません。きょうから作曲モード全開です。



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