2016/3/24 | 投稿者: 木下

歌曲集《悲しみの枝に咲く夢》

■YouTubeアップ:2015年7月20日(金)
■録音日:2011年03月20日
■録音場:東京オペラシティリサイタルホール
■演奏:演奏:野崎由美(sop)小原孝(pf) 
■曲目:木下牧子:歌曲集「悲しみの枝に咲く夢」全5曲
     (詩:大手拓次)
    1.悲しみの枝に咲く夢/2.心のなかの風/3.林檎料理/
    4.夜の薔薇/5.ゆふぐれ

■出版:カワイ出版(「木下牧子歌曲集」3)

※2011年、野崎由美さんのソプラノリサイタル「木下牧子をうたう」ライブ動画から、許可を頂いて使用しています。彼女のCD「花のかず」(レコード芸術 特選盤)のリリース記念コンサートでの演奏です。この歌曲集はあまり演奏されることがないので、せっかくの野崎さんによる全曲演奏をアップしておきたいと思いました。ぜひお聴きになってみてください。


2016/3/24 | 投稿者: 木下

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東京音楽大学 声楽公開レッスン
《木下牧子》

■日時:2015年6月22日(月)
■場所:東京音楽大学Jスタジオ
■講師:木下牧子
■出演:北島佳世、本郷詩織、櫛山かなえ、小谷美佳(声楽)
    野原舞花、東 秋幸、前田裕佳、升倉圭太(ピアノ)
■曲目 
  木下牧子(全作品):
  夏(歌曲集「ロセッティの4つの歌より)」
  ほのかにひとつ、風をみたひと(「六つの浪漫」より)
  竹とんぼに(「花のかず」より)、湖上(「古風な月」より)
  秋のかなしみ(「秋の瞳」より)おんがく、さびしいカシの木

※東京音楽大学の学内声楽コンクールでは今まで何度か審査員をさせて頂いて、そのレベルの高さに驚いていたのですが、今回は木下の声楽曲の公開レッスンでした。さすが院生だけあって、皆さんしっかりした解釈で演奏して下さって嬉しかったですね。いろいろアドバイスした折の、皆さんの理解力にも感心。今後の御活躍を期待しています!

2016/1/31 | 投稿者: 木下

 1月後半はピアノ曲集(全8〜10曲の予定)の作曲をこつこつ。今後も当分ピアノ曲作曲は続きますが、ちょっと一休みして、次に着手する大作の構想を練るために小旅行してきました。新作着手の前に小旅行するのはここ5〜6年の恒例行事で、これをやるとなぜか良い作品が書ける気がする。ピアノ作品着手前は箱根・宮ノ下にでかけました。今回も箱根ですがちょっと足をのばして芦ノ湖まで行ってきました。冬の平日なのに観光客が意外なほど大勢いて、その約9割が中国人団体客でした。芦ノ湖の遊覧船でもレストランでもロープウェイでも聞こえるのはほとんど中国語、歓迎の垂れ幕も中国語、自分が中国旅行をしているような錯覚に陥るほどでした。あまりの人数とパワーに少々怖じ気づきましたが、噴火もあって大変な箱根にとっては救世主といえるかもしれません。ともかく、快晴の空と芦ノ湖の青、箱根神社の鳥居の赤と白富士のコントラストは息を飲むほど美しく、これだけで出かけた甲斐がありました。

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 出発時ロマンスカーのホーム売店になぜか「自伝 若き日の狂詩曲」(山田耕筰 著)が置いてあったので即購入。日本のクラシック音楽作曲家のパイオニア・山田耕筰の自伝本なら、作品構想を練る旅での携行にぴったりと思ったのですが…。

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 その数奇な生い立ち、日本人には珍しいエネルギッシュにして奔放な青春には度肝を抜かれました。日本でも留学先でも、男女問わず彼に引き込まれる人多数。当時は髪の毛ふさふさで美声だったようで、相当魅力ある青年だったのでしょう。日本人作曲家の先駆としての苦悩とか努力が書かれているのかと思ったのですが、もちろんそれも書かれていますが、メインで描かれるドラマチックで華やかなベルリン留学生活(特に女性関係)には驚きました。この当時、留学で心身病んで帰国する人も少なくなかった時に、作曲、恋愛、その他やんちゃ(放蕩ともいう)し放題の留学生活を送るとは大したものです。それでいて得る知識は得、演奏会を聴きまくり、人脈を作り、留学を味わい尽くしています。この手記は留学を終えて帰国するまでですが、これだけ型破りな人物だと、日本に帰ってからも音楽界に嵐を巻き起こしたことでしょう。しかし、どうあれ山田耕筰が日本のクラシック作曲家の偉大なパイオニアであることに変わりはありません。

2016/1/5 | 投稿者: 木下

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東京室内歌劇場コンサート
《木下牧子を歌う》

■日時:2015年6月17日(水)
■場所:渋谷区文化総合センター大和田伝承ホール
■企画・構成:松井康司
■出演:飯田聖美、石原知枝、井上恵美、海野美栄、丹藤麻砂美
    村松織部(ソプラノ)三津山和代(メゾソプラノ)
    大橋正明(テノール)中川郁太郎、松井康司(バリトン)
    東井美佳、松浦朋子(ピアノ)
■曲目 
  木下牧子:歌曲集「愛する歌」「抒情小曲集」
  木下牧子:「へびとりのうた」歌曲集「晩夏」より 他

※東京室内歌劇場・日本の作曲家シリーズ第二回として、木下歌曲作品のみのコンサートが開催されました。コンサートで1〜2曲演奏頂けるだけで嬉しいのですから、特集となると嬉しさ10倍。
全体に親しみ易い曲がメインだったので、音楽に詳しくない方々にも楽しんで頂けたようです。優しく心温まるコンサートでした。

2016/1/2 | 投稿者: 木下


ピアノ連弾曲集
《やわらかな雨》全10曲

■YouTubeアップ:2015年6月05日(金)
■録音日:2015年04月24日
■録音場:三鷹市芸術文化センター風のホール
■演奏:演奏:川井敬子(pf.I)吉田慶子(pf.II) 
■曲目:木下牧子:ピアノ連弾曲集「やわらかな雨」全10曲 
    1.あこがれ/2.一羽のかもめ/3.日曜市場/4.追憶
    5.ギャロップ/6.夏の夕暮れ/7.やわらかな雨
    8.西風のゆくえ/9.祈りの鐘/10.ダッシュ

■出版:カワイ出版

※日本作曲家協議会の「こどもたちへ」という作曲家自作自演コンサートで「一羽のかもめ」「日曜市場」の2曲のピアノ連弾曲を発表したあと、カワイ出版からの委嘱で、この2曲を含む10曲からなる連弾曲集を作曲しました。
出版は2003年。その後、2010年にCD「迷宮のピアノ」(ライヴノーツWWCC-7640)にこの曲集を収録(演奏は小原孝・石井里乃の両氏)しました。自分では気に入っていますが、まだまだ認知度が低いようなので、今回YouTube版を川井敬子・吉田慶子の両氏にお願いしました。先生&生徒で演奏するのもいいですが、大人同士で演奏頂いても楽しい曲集です。


2016/1/2 | 投稿者: 木下


抒情小曲集
《月の角笛》全12曲

■YouTubeアップ:2015年2月09日(月)
■録音日:2004年12月19日
■録音場:神戸新聞 松方ホール
■演奏:演奏:岸 信介(cond)木下牧子(pf)女声合唱団はづき
■曲目:木下牧子:抒情小曲集「月の角笛」全12曲
    1.うぐいす/2.ほんとにきれい/3.ねこぜんまい/
    4.夕顔/5.すずしい日/6.しじみ蝶/
    7.かぜとかざぐるま/8.山の枇杷/9.月の角笛/
    10.秋/11.白いもの/12.つらら

■出版:カワイ出版

※ 10年以上前の録音ですが、久しぶりに聴き返したらとても良い演奏なので、曲集12曲まとめてアップすることにしました。女声合唱団はづきの演奏会にゲスト出演し私自身がピアノ伴奏しています。まだ腱鞘炎でピアノが弾けなくなる前のことです。
 出版は1998年。出版1年間で7刷した記録を持つ曲集で、演奏頻度は高いですが、全曲通して演奏されることは意外と少ないですから、参考になさって下さい。
 委嘱初演は清水敬一さんの女声合唱団サファイア、あびこエコーズ。女声2部合唱曲集ですが、最初に歌曲として発想してから2部合唱にするという作曲法を取りました。こういう方式で作曲した曲集はほかに「愛する歌」「花のかず」などがあり、それらは当然ながら2部合唱曲集だけでなく歌曲集としても出版され、男女問わずよく演奏されています。歌曲への関心を強めることになった曲集です。

2016/1/2 | 投稿者: 木下

明けましておめでとうございます。
2016年もよろしくお願いいたします。
公式サイトでは詳細データ、ツイッターでは直前情報、ブログでは演奏会とYouTubeアップ記録、という分類でやっているのですが、なぜかブログだけさぼってしまいました。いや、ほかも更新頻度はぼちぼちですが。
 公式サイトでは、コンサートが終了するとデータをどんどん削除してしまい、個展や大きい作品のコンサートのみ保存するので、その他の重要コンサート(初演など)の保存はブログでやっておかないと、自分でも忘れてしまいそう。

さしあたって2015年コンサートはまだ4つしかアップしてないので、未掲載分からアップすることにします。


2015/9/12 | 投稿者: 木下


サクソフォン4重奏
《アンダンテとカプリチォ》

■YouTubeアップ:2015年1月29日(木)
■録音日:2014年10月7日
■録音場:三鷹芸術文化センター風のホール
■演奏:クローバー­・サクソフォン・クァルテット
 S-sax.林田祐和、A-sax.田村真寛、T-s­ax.貝沼拓実、Br-sax.坂口大介
■曲目
   木下牧子:サクソフォン4重奏「アンダンテとカプリチォ」

■出版:ブレーン(パート譜付)

※'15年の主な演奏会(とYouTube動画)を1月からさかのぼって順番にアップしてきたつもりが、YouTube動画をいくつか落としていました。すでに5月分まで進んでいたので、時系列がわかりにくくなってすみません。

 このサクソフォン4重奏は私にとって最も古い作品のひとつで、1977年!東京芸大2年次に学内試演会で初演しました。個性の段階には達していないのですが、上品な雰囲気を自分では気に入っています。1983年出版。といっても「バンド・ジャーナル」(音楽之友社)の別冊付録としてですが、私にとっては嬉しい出版2作目でした。ちなみに初出版は「序奏とアレグロ」('1982/全日本吹奏楽コンクール課題曲 / 大学院2年次の作品)。

 長い間このカルテットの存在を忘れていましたが、2008年ムジカ・アルブル主催の木下作品個展において、久々に取り上げていただき、それを機に改訂、2011年にブレーンから出版となりました。
 この演奏動画は、クローバー­・サクソフォン・クァルテットの皆さんにYouTube用に演奏して頂いたものです。ブレーンミュージックのCD「アディオス・ノニーノ」(BOCD-8401 / 演奏:ヴィーヴ・サクソフォーン・クヮルテット)にも収録されています。

2015/9/9 | 投稿者: 木下

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彩美歌 ayamika
木下牧子をうたう II

■日時:2015年5月14日(木)
■会場:ムジカーザ
■出演:高島敦子(S)木下泰子(Ms)三宮美穂(Ms)千葉かほる(Pf)
■曲目:木下牧子:春に おんがく 歌曲集「花のかず」
    木下牧子:女声アンサンブル「自然と愛と孤独と」他

※彩美歌(ayamika)は高島敦子さん(S)木下泰子さん(Ms)三宮美穂さん(Ms)の声楽家3人と千葉かほるさん(Pf)によるユニット。昨年に続いて、木下の作品特集コンサートを開催して下さいました。三人の独唱に加えて、二重唱「花のかず」、それに三重唱で「自然と愛と孤独と」全曲など。「自然と愛と孤独と」はエミリー・ディキンスンの詩(訳/中島完)をテキストとした女声合唱で、最近作では特に気に入っている曲集ですが、彩美歌の歌い手ひとりひとりの魅力が生きた三重唱は、合唱とはまた違った声楽の魅力が溢れて、作曲者にとっても大変新鮮でした。

2015/9/9 | 投稿者: 木下


女声合唱曲集
《自然と愛と孤独と》

■YouTubeアップ:2015年5月7日(木)
■録音日:2012年11月11日
■録音場:京都府立府民センター「アルティ」
■演奏:当間修一(指揮)木下亜子(ピアノ)女声合唱団「ゆい」
■曲目
   木下牧子:女声合唱曲集「自然と愛と孤独と」全6曲
    (詩:エミリー・ディキンスン 訳:中島完)

    1. 夜明けがいつ訪れるかを知らぬばかりに
    2. 太陽と霧が 2:07〜
    3. なんて柔かに毛虫は歩くことか 3:28〜
    4. 沼は秘密があって楽しいが 6:10〜
    5. 小石はなんていいんだ 8:22〜
    6. 悲しみのようにひそかに 11:44〜

■出版:カワイ出版

※'12年の女声合唱団「ゆい」の演奏会ライブ録音を、主催者の使用許可をいただいてYouTube用動画に編集しました。透明感のあるハーモニーと言葉の扱いの巧さが、ディキンスン(+木下)の世界観を見事に表現しています。
普通は一曲ごとにアップするのですが、演奏会の緊張感を削がないため、6曲通してアップしました。そのかわり曲ごとに、背景の写真をその内容にふさわしいものに切り替えています。



2015/9/9 | 投稿者: 木下

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第37回名古屋芸術大学オペラ公演
オペラ《不思議の国のアリス》

■日時:2015年2月27日(金)/28日(土)
■場所:名古屋市千種文化小劇場
■台本:高橋英郎・木下牧子/作曲:木下牧子
■総監督:澤脇建晴 
 指揮:山田正丈
 演奏:名古屋芸術大学オペラアンサンブル
■キャスト
 堀江綾乃・坂口稚奈(アリス)桐井祐衣・重兼あずさ(姉)早野真衣・西尾美沙子(白うさぎ)伊藤大喜・岡本直城(笑い猫)中嶋啓太(ドードー鳥)他

※名古屋オペラ協会公演にも出演下さった山田正丈さんの指揮による、名古屋芸術大学生による公演です。残念ながら私は伺えなかったのですが、若い皆さんに演じて頂けるのは嬉しいことです。短い登場でも一人一人の人物が目立つように書いてあるオペラなので、こういう公演にも向いていると思います。

 今年になってから演奏会記録は全くつけていなかったので、2月にさかのぼって順番に取り上げていきます。コンサートすべてを載せるわけにはいかないので、今まで通り、特集コンサートや、初演作品および滅多に演奏されない作品を含むコンサートに限らせて頂きます。個展など特に大きい演奏会は《コンサート》内「コンサート記録」頁にも掲載してあります。

2015/9/8 | 投稿者: 木下

 公式サイトの作品リストは今まで年代順のみでした。自分では詳細なリストをアップしていると自信を持っていましたが、この春ある方から、作品リストは編成別にまとめないとわかりにくい、とのご指摘を受けました。たしかに年代順に作品を羅列するだけでは、自分でさえ、今までの創作の全体像を俯瞰しにくい。それで今年5月くらいから編成別リストを作り始めました。

 「オペラ/音楽劇・オーケストラ・吹奏楽」の頁、「室内楽/器楽・ピアノ曲」の頁、「歌曲」の頁を完成させ、今は最後の「合唱」作品リストに入っています。混声、男声、女声/同声に分類し、それぞれ、オーケストラ/室内楽伴奏、ピアノ/オルガン伴奏、アカペラに分類するので、完成にはまだまだ時間がかかりそうです。
 でも編成別リストを作成することで、はやくも今後の作曲の方向性は見えてきました。これ、もう10年早く着手するべきだったかもしれません。

 年代別リストのデータは正確なはずでしたが、作成した折に確認を撮らず適当に記載したり、作曲年と発表年が不統一だったり、記載落ち作品があったりと、いろいろな不備が…。編成別リストを作成しつつ、年代別リストと照合してミスを直すという地味〜な作業を毎週末の夜中に行っています。2000年以降は公式サイトを運営しているので、記録は比較的マメに行っていますが、それ以前に書いたピアノの小品などは、どの曲をいつ書いたやらはっきりしません。メモ帳に一口日記をつけてあるのに、それもアバウトで。
 
 今回の確認作業で一番役に立ったのは実はブログでした。何らかの作品発表をする折には、ツイッターと公式サイトのコンサート欄にきちんとアップするのですが、ツイッターはどんどん流れていってしまい、コンサート欄も終わった時点で消してしまうので、2007年以降記録が残っているのはブログだけ。ブログえらい。

 ブログの内容は、2007〜2012年2月までは写真付き日記のような内容を割合まめにアップしていたので、今読んでありありと当時が思い出されますが、2012年2月から半年休んだあとは、「主な演奏会記録」ということで数ヶ月に一回まとめて最低限の演奏会記録をつけるだけになってしまいました。今年4月から心機一転、毎週エッセイを書こうと張り切ったものの二回しか続かず…、半年近く開店休業状態。
 しかし!記録の残る媒体として「ブログ」のメリットを見直し、マメな日記とはいかないまでも、せめて自作の初演、特集や個展、大作の演奏会のデータとそれに関する一口コメントだけは記録し続けようと思います。4月の「ソーシャル・ネットワーク」の項でも同じこと言ってますが、今回作品リストを作成して、その思いを更に強くしました。消えていくツイッターと中身がかぶっても全く問題なし。

 

2015/4/13 | 投稿者: 木下

 4〜5年前フェイスブック創業者ザッカーバーグの半生を綴った「ソーシャル・ネットワーク」(監督:デビッド・フィンチャー)という映画を見た。彼はハーバード大学在籍中、恋人に振られた腹いせに彼女の悪口をネットに書き、ついでに女子学生の品定めサイトを学内で立ち上げる。男子学生のアクセスが集中してサーバーがダウンする一方、女子学生からは大ひんしゅくを買う。プログラム能力を買われて、別の学生からフェイスブックの元になるアイデアを持ちかけられると、そのアイデアを元に自分だけでフェイスブックを作ってしまい、のちにアイデア盗用の訴訟を起こされる羽目になる(うろ覚えなので、気になる方はDVDをどうぞ)。
 つまり最初はハーバード大学生(エリート)が恋人を選定するための秘密クラブ的発想で作ったのですね。エリート限定でクローズドだったからこそ、皆が入りたがったのかもしれない。それが今や、世界で最もユーザー数が多く、日本国内でも既に2300万人もユーザーのいるSNSに巨大化し、私の知り合いも大勢使っているオープンなツールになって、今後はどういう方向に進化するのだろうか。

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 実は〆切をひとつ上げた記念に、フェイスブックのアカウントを取ってみた。既にサイトとブログとツイッターとYouTubeチャンネルを持っているのだが、暇になると何か新しいことを始めたくなってしまう。だが…フェイスブックは今までのツールと比べて少々戸惑うことが多かった。
 「友達」という言葉がキーワードのようで、アカウントを取ると自動的に「この人は友達ではありませんか?」という写真リストがたくさん出てくるのにまず戸惑う。面識ある人、仕事関係の人や懐かしい顔の写真が出てきて嬉しい反面、そんなに「友達」認定を迫られると怖じ気づく。相手に「友達認定」をお願いするのはもっと恥ずかしいし、断られたら相当傷つきそうだ。開始早々「友達」攻撃にたじたじ。
 趣味を詳細に記入する欄があるのにも戸惑う。出身地や出身大学、好きなスポーツ・音楽・芸能人・本といった自分の嗜好を全部オープンにした上で本名を名乗ることは、個人情報保護の観点から大丈夫なのだろうか。ノート機能は便利そうだが、これだけを使うならプログと同じか。

 ちなみに、ツイッターとフェイスブック(ノート以外)の情報は流れて消えて行き「人とのつながり」こそが切り口となるが、ブログでは「情報の蓄積」がどんどんなされるので検索サイトに登録されやすく、特定の分野に関心のある人を引きつける力があるそうだ。
 ということは私の場合、新たにフェイスブックを始めるより、ツイッターの書き込み回数を増やすことで「人とのつながり」を、休止状態のブログを再開して音楽・文化・日常に関する文章を定期的にアップすることで「情報の蓄積」を行うのが一番効率がよいことになる。結局、どんな便利なツールを使っても三日坊主では意味がないということか。ようやく取ったフェイスブックのアカウントを静かに削除した。

2015/4/4 | 投稿者: 木下

 今年は3月末〆切作品があって缶詰状態だったので、お花見は4月3日になってしまいましたが、何とか間に合いました。友人のグルメ・ピアニストと青山でおいしいランチを食べたあと、青山墓地と四ッ谷駅前の桜並木を楽しみました。強風のたびに降りしきる花吹雪が素晴らしく、時々足をとめてうっとり見入りました。桜って満開もいいですが、散りぎわがまた一段と素晴らしい。

 とはいえ、花吹雪を一瞬に切り取るテクニックはなかったので、写真は地元のメインストリートを3月のうちに撮っておいたものです。
 
 
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 一人住まいの実家の母が心配なので、2年前に地元駅前マンションに引越し、しょっちゅう様子を見に行っています。その行き帰りに通る桜並木が素晴らしく、有名どころに花見に行っても、結局戻って見た地元の桜が一番きれいだったりします。ただ…。うちの区って、太い電線が笑ってしまうほど張り巡らされていて、せっかくの素晴らしい桜が心底楽しめません。どこもこんな無粋に電線が張り巡らされているんでしょうか。地震がきたら相当危ないことになりそうで、気になって気になって。東京でも銀座などの中心街は電線地下化が進んでいるようですが、地元の電線だらけの空もはやく晴れてほしいものです。

2015/1/4 | 投稿者: 木下

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CD「木下牧子室内楽作品集/もうひとつの世界」

■発売 ライブノーツ(WWCC-7767)¥2,500+税
■演奏 
戸澤哲夫(vn)小野富士(va)藤森亮一(vc)藤原亜美(pf)
田中拓也(sax)佐野隆哉(pf)
西久保友広(mar)永野光太郎(pf)
栗山文昭(cond)栗友会女声、鈴木大介(guit)
■曲目
木下牧子:ピアノ4重奏曲「もうひとつの世界」
木下牧子:サックス&ピアノ「夜は千の目を持つ」
木下牧子:マリンバ&ピアノ「時のかけら」
木下牧子:女声アンサンブル&ギター「ソルシコス的夜」


※木下2枚目の室内楽作品CDです。2012年10月と2014年4月の2回に分けて、三鷹芸術文化センター風のホールでレコーディング。第一線の皆さんに演奏頂き、納得行くまで丁寧に制作したCDです。リリースは10月25日。
年末発売の「レコード芸術」'15年1月号の現代曲部門で特選盤になりました。