ひぐらし農園のその日暮らし通信

猛暑が過ぎたかと思いきや、今度は毎日のように雨です。まだ大根を播いていない。タイミングを逸してしまいました。まあ、まだ間に合うというか、小さい大根になるかもしれませんが、何とかなるでしょう。過ぎてしまうともう少し暑さが続いて欲しかったと思ってしまいますね。猛暑のなか播いた小松菜。虫にもやられず順調です。辺りはソバの花が満開になりました。この天気でナスやオクラの実がなかなか大きくなってくれません。

今朝、鶏小屋の見まわりの時スキを見て抜け出してしまいました。その後お気に入りのトマトハウスで半日以上の間のんびり過ごしました。だって誰も迎えに来てくれないんだもん。別におなかが空いていたのでそこでトマトを食べていたわけではありません。いえ、決してそんなことは。雨やどりのためにそこに居ただけです。その証拠に、ほら、今もらったキュウリを美味しく頂いてます。ね、決してトマトを食べていたなんてことは…。

23日から今日まで耕地の会の学生さんたちが夏合宿に喜多方・熊倉に来ていました。期間中天気に恵まれ、絶好の農作業日和。で、毎年恒例の大豆の草取りと遅れがちのリンゴの摘果をやって頂きました。大豆畑は今年草が少なめだったので、これでばっちり秋には採れるでしょう。生育がよすぎて倒れないかがちょっと心配ですが。その他、本木上堰ツアーや地元農家との交流会などいろいろ楽しんでもらえたのではないかと思います。耕地の会の皆さん、また来年もよろしく！　堰のボランティアも待ってるよ〜。リンゴの摘果中。まだ終わってないの？なんて言わないで…。

合併にともない喜多方市では新エネルギー導入を計画しており、それを策定する委員会に参加してきました。農業に関わるきっかけに、ライフスタイルの見直し⇒農的生活⇒エネルギーの自給なんかも頭にあったので、この委員の公募があったときすぐ手を挙げたわけです。
新エネルギー≒自然エネルギーですが、太陽光や風力、小水力、バイオディーゼル、バイオガスなど技術的にはほぼ完成しており、要はどう組み合わせるか。喜多方は農業資源に恵まれているエリアですので、当然導入し易い環境にあります。あとは市や市民の意識次第でしょう。（生ゴミ分別に協力する気があるかなど）気になるのは環境コンサルタントなる業者がすでに入っていること。まあ専門家は必要でしょうが、全国どこにでも見られる紋切り型の計画にならないかが心配です。せっかくなのでいろいろ言っちゃおうと思っています。
（写真と撮ろうと思ったけど、そんな雰囲気の会場ではありませんでした。残念）

国交省が先日、「国土形成計画策定のための集落の状況に関する現況把握調査最終報告について」なるものを発表しました。それによると全国の過疎地域などにある集落6万強のうち、10年以内に400箇所以上が消滅の恐れ、将来的には2643箇所（全体の4.2％）が消滅の恐れ有りとのことです。これらの集落の特徴としては、地形的に末端にある、高齢化が進んでいる、規模が小さい、役場から遠いということでまさに早稲谷にピッタリ。各市町村からの報告を積み上げての統計でしょうから、我が早稲谷集落が喜多方市でどう評価され報告されたか気になるところです。大好きなモロヘイヤ。夏の暑さでやっと盛りになりました。

16日とちょっと前の話ですが、あまりの暑さと村休みで野良仕事ができないことをよいことに、湖水浴に行ってきました。湖水浴といえばやっぱり猪苗代。でもそんなメジャーなところにわざわざお盆時に行ってられない。で、狙ったのが金山町の沼沢湖。車で1時間半の距離。これが大正解でした。お客さんはほどほどですし、静かだし、水もきれい。しかも波がない。べとつかない。周囲はキャンプ場になっており、雰囲気も。高原なのでよほど暑くないとちと厳しいかもしれませんが、お奨めです。帰りは当然つるの湯へ。55度近い源泉を無加水かけ流しなのでこの時期にはちょっと熱かった…。

恒例の盆踊り大会が早稲谷で開かれました。集落ごとにやっている盆踊り大会はずいぶんと減り、珍しくなったようです。まして15日は。というのも山都町では中心部で「6000人の盆踊り」なるものを同じ日にやっているから。喜多方と合併する前にのこと。町を挙げて「6000人の盆踊り」を頑張っているのに、同じ日に早稲谷でやっているのはけしからんと言われたことがありました。何と中央集権的なお考え。で、かまわずこの日に開催しております。
50軒ほどの小さい集落ですが、毎年80人近くの方が集まります。見たこともない若者たちも続々登場。酒、ビール、ジュース飲み放題。焼き鳥食べ放題。（今年は買出しの事情で鶏のからあげ）　豪華景品多数有り。頑張っています！　ただ地元の若者が少ないために、お囃子要員が不足気味なのが悩みのタネ。仮装部門もあり。大体毎年決まった人だけですけど。

今朝早く、あまりの寝苦しさに目が覚めました。何故か唐突に、そうだ今流星群が見られるんだ！と思い立ち外へ。　すごい星空　夏にこんな澄んだ星空が見られるとは思わなかった。座布団を持ち出し、家の前の道路に寝っころがる。人工的な光（多分飛行機）がいくつか北から南へ通り過ぎたあと、スーッと流れる光が。あ、あれが流星？　しばらく待っているとまた。30分ほどで10コ位見れたと思います。

この感動はできれば子供たちにもと思ったけど、今晩はあいにく薄曇り。ネットで調べてみたら偶然にも昨日が流星群のピークだったらしい。

さっきまで盆踊りのお囃子の練習を（を飲みながら）していました。帰り際、試しに道路に根っころがって夜空を見たら…暑い！　道路はまだまだ夏の陽射しの影響で熱を持っている。あらためて陽射しの強さを実感。さて今晩は流星をいくつ見られるでしょうか。

15日に行われる納涼早稲谷大盆踊り大会の準備ということで、今朝やぐら建てを行いました。このやぐら、クギを1本も使っておりません。はっきり言って、山都のどの集落のやぐらよりも立派です。見事なものです。今晩からはお囃子の練習となります。それにしても暑い…。

もはや農作業は不可能と思われるくらいの猛暑が襲ってきました。家の中も暑い。こんな時はおとなしくしているしかないと、新聞に目を通していたら面白い記事が。世界初富士山頂でアイロンがけ！？　何でもエクストリームアイロニングという山頂やら岩壁やら水中？など極限状態でアイロンをかける国際競技だとか。ばかばかしいといえばそれまでですが、「私の琴線に触れた」感じで妙に興味を持ってしまった。しかも紹介されていた方が同郷で同年代。中学・陸上部時代の隣り中学のライバル君に似ている気がするが、フルネームを忘れてしまったので確認のすべなし。

大豆で村おこしをしている鮫川村に行ってきました。阿武隈山地に囲まれた山村。こっちの方はあまり訪れたことがなかったので、周辺の環境に興味津々。緩やかな山、浅い谷が複雑に入り組み、どっちが北か南かわからなくなる。（会津は北に飯豊山、東に磐梯山があり、方向感覚が狂いにくい）　ある意味会津よりも山だらけでした。こりゃ稲作の大規模経営は無理でしょうね。

で、鮫川村は4500人弱の小さな村。平成の合併ブームに対しては乗り遅れたわけではなく、住民投票によってNOを決めたそうです。素晴らしい。面積はともかく人口は合併前の山都町とほぼ同じ。これくらいコンパクトだと村を上げて何か取り組む時に意思疎通が図りやすいし、結束しやすい。具体的にはお年寄りに大豆の作付けを奨励し、市場価格よりも高い値段で買い取る。それを一粒たりとも村外に出さず、村の加工所で豆腐、味噌に加工してなるべく村で消費する。例え製品の需要があっても、大豆の供給量以上手を出さない。（つまり村外産大豆は使わない）　キャッチフレーズは「豆で達者な村」だそうです。ちなみに加工所は小学校の統廃合で空いた施設を上手く利用し、経費節減。村内は肉牛生産が盛んなため、牛糞堆肥で有機農業の村を目指す取り組みも行っているなど素晴らしい試みはまだありますが、感じたことは他力本願ではなく、自ら考え、工夫し取り組む姿勢が村全体に見られること。金がないから他とくっつこうという安易な方法で延命を目指した山都町はこれからどうなるでしょうか。幼稚園を改装した加工所、食堂兼農産物販売所。

マナムスメにちらほら穂が出てきました。まだ出揃っていないので正式な出穂日とはいきませんが、もう間もなくでしょう。コシヒカリはもう少し後,お盆過ぎくらいかな。

ところでこの時期農家で必ず話題になるのはカメムシ対策。出穂直後はお米はまだほとんど水分で、それを食べに（吸いに）カメムシが集まってきます。被害にあうとお米に黒っぽい斑点が入ってしまう。これを着色粒と呼びますが、1000粒中２〜3粒混入していると米の等級は2等。それでなくても値崩れが止まらないお米ですが、2等になると1俵当たりさらに1000円程度安く買い取られることとなります。

8月1日に無事梅雨明け。その後は猛烈な暑さが襲ってきました。体には厳しいが、稲やナス類、オクラなどは喜んでいることでしょう。
こんなときはやっぱり水遊び。

さあ、トウモロコシ（初モノ！）を採ろうと畑に行くと、やられていました…。昨日までは大丈夫だったのに。一応ケモノ除けネットを張っておきましたが、詰めが甘かったか。犯人は多分ハクビシンでしょう。「反省すべきは反省して」今度こそ食べられぬよう｢人心を一新」（は無理だけど）頑張ります。