先日、山都第二小学校の統合に関する保護者説明会が市の教育委員会主催で行われました。
喜多方市と合併後、市内の小学校は全部で20校。(旧山都町は3つの小学校)そのうち山都二小は二番目に小さく、現在全校生徒14人です。ちなみに最小校は同じ山都の三小で7名。当然両校とも複式学級です。2006年1月の市町村合併後、小中学校の適正配置を検討する委員会が召集され、検討の結果複式学級の小規模校を統合すべきという提言が昨年末に出されました。
今回の説明会はその提言に基づくもので、旧山都町の3つの小学校を平成22年3月に廃校とし、同4月に一つに統合するというものでした。いずれ統合はやむを得ないと考えている地域住民がほとんどですが、具体的なスケジュールを提示されたのは今回が初めてです。
統合に対して、ボクは基本的には賛成です。きめ細かい指導を受けられるというメリットはある一方で、あまりに少ない生徒数では出来ることが限られるという面もあります。ボクが中学の時のように一学年12クラス500名とデカ過ぎるのも???と思うけど、三つの学校が統合されても一学年せいぜい30名弱。これでも十分小規模校。もちろん、地元に小学校がない、特に地域を知ってもらう機会が失われるのは寂しいと思いますが。
で、行われた説明会でしたが、率直に言って、その方法に地域への配慮が足りないというのが印象。というのも教育委員会の方々、ひたすら複式学級の弊害を「社会性・協調性が育ちにくい」「切磋琢磨する機会がない」など、くどいほど説明することに終始し、だから統合をと唱えたのです。これでは統合やむなしと思っていた保護者からも反発されるのは当然。なにしろ今自分の子供が複式で一生懸命学んでいる状況を否定されているだけでなく、自分自身でさえ小学校当時複式学級を経験していたのですから。(なんと昭和41年から複式学級だったそうです。)
それにしても学校の役割って何だろうとあらためて考えさせられました。複式学級の弊害に社会性、協調性をやたらと挙げていましたが、そもそも学校で学ぶ社会性って何だろう。協調性って? 多勢の中で自分自身の地位をいち早く認識することが本当に大切なことなのか。う〜ん、子育て初心者としては何とも言えません・・・。

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