こんにちは。HOMETECの事務のChineseです。出身は中国です。
来日して体験した日中異文化の違いを中心に発信していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
今回は2007年中国の街角で起きたもっとも感動するシーンについてご紹介したいと思います。
多くの車が通っている大通りの真ん中にチワワが車に引かれて倒れています。その隣には、命がけでチワワを守っている柴犬がいました。柴犬はチワワがまた車に引かれないよう、多くの車の中を恐れず、自分の体で守っていました。
その犬はチワワを黄色い線の近くまで押してきました。カレは前足でチワワの体を抱えるようにして、車の通らない安全な場所に連れて行こうと必死でした。時間 が経つにつれ、犬は力が尽きてきたが、決してチワワの救出を諦めようとしません。ある優しい人が柴犬の行動に感動し、手伝おうとしたが、激しく断られま す。その犬はたぶん仲間を連れて行かれると思ったのです。
犬の努力は無駄に終わらなかったです。ついにチワワを道路の端まで運ぶことができました。その犬は一瞬たりともチワワを離れることなく、守っていました。チワワを見つめている犬は目が涙で潤んでいました。犬の行動をずっと見ていたある人が “感動で涙が止まらない、動物でさえ、真実の愛が存在するのに、人間として頭が上がらない”とぼやいていました。
柴犬はチワワを前足でずっとなでながら小さく泣いていました。人間からみたら「一生のお願いやから死なないで!」と哀願しているように見えました。私から見たら人間にも動物にも通じる立派な非言語コミュニケーションでした。
二人の若い男性がチワワを道路の北の方のところに埋めました。チワワが埋葬されてからもその犬は一時間以上見守り続けました。私に言わせれば、これは世界で一番真実な愛でした。
なぜ「真実の愛」を紹介したかといいますと「愛」は人間と動物の違うバックグラウンドを持つ間でも唯一通じるものです。相手を思う気持ちが強ければ、動物でさえ非言語コミュニケーションで自分の感情を伝えることができるので、言語を操れる人間の場合は努力さえすれば実現できると硬く信じています。


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