春ですね。
アフターメンテナンスでお客様のお宅へ行ったとき、よく小さい子に出会います。
いろんな子がいました。
私が床補修をしている時に、自分で書いた絵を見せにきた男の子。まだ話せないので、無言のままスケッチブックをずーっとこちらに向けていました。
スケッチブックにはいろんな色の丸がかいてありました。かわいいねえ。
幼稚園の姉妹が、「あのねえ、これねえ、お気に入りなの」と言って、キラキラした棒をみせてくれました。そして、アニメかなにかの真似をして、踊ってくれました。
息ピッタリすぎ。
ソファーの陰の床補修をしていたら、「あれえ?さっきの女の子はどこへいったの?」とママに聞く坊や。私はもう女の子じゃありません(笑)。あの坊やは将来モテるだろうなア。
四人組の女の子に囲まれたこともあります。
「ねえねえ、何してるの?」
「うーんとねぇ、ここきれいにしてるの」
「ふーん。あのねえ、この子とこの子は、いとこどうしなの」
「へー、いとこどうしなんだー」
「あのねえ、うちのパパ、社長さんなの。(私の補修道具を指差しながら)うちにもこんなのあるよ。」
「えー、パパなにしてるひと?」
「フィギュア作ってるの」
この四人組のなかでひとりだけ、最後まで私の仕事をかぶりつきで見ていた子がいました。
「みんなあっちいっちゃったよ。一緒にあそばないの?」
「こっちのほうがおもしろい。(←真剣)」
ホームテック入るかい?
私の横で絵本を声にだして読んでくれた子。
「わたし、まだ字がよめないの。でもねえ、このえほん、おかあさんによんでもらって、ぜんぶおぼえちゃったの」天才です。
そしてこの子は親切です。「トイレつかってもいいよ。ちょっとぐらい、よごしても、だいじょうぶだよ。あとでおかあさんがきれいにしてくれるから。」やっぱりこどもです。
お母さんにうながされて、恥ずかしそうに小さなメモをくれた女の子もいました。
「さぎょういんさん きれいにしてくれてありがとう 2ねん ?D?D」2ねん…って(笑)
私が作業を終えて、帰ろうとした時、みんなお母さんといっしょに玄関まで見送りにきてくれます。
手をふりながらこう言ってくれます。
「またねえ」
私もニッコリこう言います。
「またねえ」
おかあさんはハハハと笑いながら、「きれいにしていただいてー、ありがとうございましたー」と言ってくださいます。
いやー、こちらこそ、
「ありがとうございます。」
おわり

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