2009/6/28
午前中、知人のかりんさんの個展に足を運ぶ。
かりんさんの個展もギャラリー・イン・ザ・ブルーも初めて。
7人のグループ展だったが、かりんさんのが一番、何か感じられるものがあった。
技量とかいうものではなく、手法や素材の質感、色とか、
発していることへの斬新さとかそんなものだろうか。。。むずかしいことはよくわからないけれど。
何か突き動かされるものを感じたとでも言えばいいか。
丁度、本人と話ができてよかった。
作品の作成過程を聴いて納得できる部分もでてくる。結構、美術の方がんばってるんだな。。。
音楽もやってほしいななんておもった。。。。まあそれは見守ろう。

スワエンジニア's ルームで2ミックスをやった。
前回からの修正を大分やった。
スワさんがいいリバーブをつくってくれたのでこれを基にあててみた。
どこか、服を試着するようなこととか、デッサンに色をのっけることとに似ている。
カメラ構え、シャッターをきってみたときに、
これかな。。。って自分の中で思う瞬間を、繰り返す作業みたいなことだろうか。。。
最初のイメージとは随分変化してきた。
理想的な型にはめるより、できるだけ気持ちいいところに着地できるところを探すことにした。
こりゃ大分、抽象的な説明になってしまった。
専門知識はないんで感覚的なことを伝えて、スワさんと相談しながら決めていっています。
本日も大分やりました。1日分の集中力はすべて使い果たしました。
実質日数で、あと数日でまとめられるといいなというところまでは近づいてきた気はしますが、最後までこの集中力を持続してゆきます。
帰りがけ、スワさんの新築中の新居を拝見させていただく。
スタジオルーム、ブース、遮音。とても現実的にカタチになっていっている。
ここがスワさんの生涯の創作場所になるわけだ。。。。なんておもった。
純粋に音楽を好きなだけではなく、こうした自分の作業空間をもつことはなかなかできるもんじゃないから、これはなかなかすばらしいことだと思う。

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投稿者: Hideki Matsushima
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2009/6/21
投稿者: Hideki Matsushima
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2009/6/20
梅雨ですね。
この時期は深緑が目にやさしくていいです。
梅雨は気象のせいか、精神的に上下する不安定な時期であるようなが気がします。
どんよりの曇り空とか、憂鬱でもないのに何故かそう映るような雨の日とか、かと思えばちょっと晴れたり、湿度の状況とか、そういう気象の変化って日々の精神の状態ととても繋がっている気がします。
ふと思うことがあるのだけれど、
どこかのレコード会社と契約しているミュージシャンと、音楽とは別の仕事をもって自主的に演奏活動をしているミュージシャン。この二者は案外対照的なのだとおもったりします。
どちらの土壌がいいのかはわからないのだけれど。

好き勝手にコンセプトを決めて好きにアルバムをつくったり、ライブ企画をたてられるのが後者。
好きにやって自然にもうけられたら一番なんだろうけど、まずそれじゃ成り立たないだろうから。
商品としてのカラーをしっかり持って利益をうむことを気にしながらやらなきゃならないのが、前者。だって、仕事だものね。出資者がいて、プロデューサーがいて、スタイリストがいたりして、また、会社への公開ライブなんてのやったりして、表現の方向性をみせて、これはいかんとか、これをもう少しこうせんと。。。なんて品定めされるのだろうかね。。。まあ、そうやって客観的に見て商品として成り立たせようという商業的な意識が盛り込まれているのは確か。だから後者みたいな自然発火したものとは違う何か背伸びしてやらなければという気もする。
しかし、後者だって背伸びしないわけじゃない。それじゃ表現としてなりたたない。ただ主観的にやるのとはちがう。仕事としてやるわけではないにせよ、表現の一つだからそこで発したい何らかのメッセージ的なものに駆り立てられて発信しているのだと思う。この何かに駆り立てられて表現を発することをキープして続けてゆくのが難しい時がある。こういう後者の人達はどうやって日々別の仕事をしながらもまれながら表現をキープしているのかな。。。なんて思う。みんなどうしてるのかななんて、運命共同体みたいに。。。でも、これにはそれを支えてくれるなんらかの仲間がいるのかもしれないね。きっと。。。そして見守ってくれる人達がいて、そういう支えがあるから、ヴァン・ゴッホだって精神的にまいりながらもなんとか絵を描き続けていられたんだろうし。。。
表現は利益とは違うところで発信していたい。そんな今です。

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投稿者: Hideki Matsushima
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2009/6/7
ミックス2日目を迎えました。
今、建築中のスワエンジニアの「Earth Bound Studio」の完成もたのしみです。
そんな話題も話ながらのんびりやっております。
なんかもう6月になったか。。。ということをふたりで感じたり。
3月にはじまって、もうそんなに経ったんだという気がします。
ミックスはほんとに細かで地道な作業。
でも音がまとまってくるたのしみがありますから、仕上がりの質感をきめてゆくような
もので、ただただ耳が頼り。
今は名ばかりですが、自主レーベル「Phonolite Record」を設立。
Phonoliteとは響岩のことで長石です。響きのイメージがあり気に入ったのでこれにしました。
2nd ALBUMはここからのリリースということにしました。
このALBUMの曲はここ1,2年の活動でできたものもあれば、最近できた曲もあります。
アントニオ・カルロス・ジョビンに触発されたりボサ・ノヴァというものから彷彿される感じの
曲だとか、海と波間にあるイメージの曲とか、アニメ赤毛のアンに触発されてグリーンゲーブルズ
の小さな家で暮らすイメージをもとにつくったインストの曲とか、本をとおして出会った人のいた
たまれないことから生まれた曲とか、自分へのもどかしさから生まれた曲とか、意識したわけでは
ありませんが、ここ数年で感じたことを通してライティングした曲なのだと思います。
私にとっては、ごくごく自然なことなのかもしれません。
けれど、十年前じゃ今みたいな形態の音楽をやっている想像はつきませんでした。
スワさんとの出会いもこのレコーディングをとおして大分変わってきたし、人との関わりで、
自分が変わってくることもあるのだとおもいます。着実に今を大事にやっていけばそれでいいのかな
ともおもったりします。あまり先のことは考えずというか、感じたことに寄り添って自分なりに
ちゃんと反応していれば、変化してゆくということなのかもしれません。最近はそれでいいような気がしています。

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投稿者: Hideki Matsushima
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2009/6/6
- Shougo Ooshima -
彼と出会ったのはいつだったろうか -
うちのかみさんも在籍していた「ナショナル・オーケストラ」のライブだったのかな。。。
十数年前ぐらいだったか、確かなことは忘れてしまったけれど、
とにかく象が暴れ出したみたいに強烈なサックスの音の印象がのこった記憶がある。
それから何年か経ってドラムの海老原くんと、ショウゴさんと私の3人で、
「nova zipang」というユニットをつくってやっていました。
最終的には6人編成ぐらいになったのだけれど、本気で音を交えたのはそれが最初でした。
いまから、7,8年まえぐらいのことでしょうか。
その3人で始めたころが一番斬新である意味でアバンギャルドな感じでした。
荒削りですが、生々しく、とてもよく音に反応して演奏が響きあう感じを覚えています。
ショウゴさんのサックスはその生々しさがやはり良くて。
今は、当時に比べるととても安定した自分らしさをもっている感じます。
今回のアルバムの中では「黄色い蝶」という曲で吹いてもらっていますが、
これは今の私とショウゴさんの意志がしっかり染みこんだ仕上がりになっています。
細かな説明をすることもありませんでしたが、曲のもっている感覚を
しっかりわかっているんだと思います。
こんな叙情的な、また、ポエティックな感覚をもつサックスは僕はショウゴさんしか知りません。
是非、アルバム完成の際には聴いてみてください。

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投稿者: Hideki Matsushima
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