2013/6/30
雨が降る夜。
ポストに届いた広島からの郵便封筒。アルバムのジャケット案があがってきた。
僕のアルバムとしては初めて画家に依頼した制作物で。。
封を切ると、そこには彼がしっかりと提示してくれた雰囲気をもった画が閉じ込められていて。。
ライブのフライヤーは何度か頼んで制作してもらったことはあったけれど、自分のアルバムとなるとやっぱり全く別で。。聴きながら、音と画、デザインを頭の中と視覚で巡らせてみた。
色んな意味で彼の意志や画を信頼しているところから制作の話を始めているから、そこに委ねてみたいなぁと考えてます。
アユムさんのかいた雰囲気のあるジャケット、楽しみにしていてください。
cocoloya
http://cocoloya.blog.fc2.com/

0
2013/6/13
僕はあくまで僕なりに新しい発信をしていたいという思いがあります。
それはアルバムをつくる時に思うことで、新しい最新の機材や聴いたことのない新しい音色をつかって誰も聴いたことのないアヴァンギャルドなものを提示してやろう、とかいうことではなくて、自分の内側にある。。。何だろ、見たこともない遠くの村から風にながれてきたかのような自分らしい歌。揺るぎない未知なる雰囲気を持った。。それがフレッシュな切り口だったらいい。
大分抽象的だけれど、そういう発信でやっています。
そこで、アルバムを初めて聴いた人の前に、いつの間にか菩提樹のような木が、自然発生的に心地よく立ちはだかっていたらいいな、みたいなことは思ったりしています(笑)
先日、友人のランカトルグスタジオというで演奏する機会があって、その時、カメラ友だちが物凄くいいシャッターを切ってくれました。写真を見せてもらった時に久しぶりに心が動いて。。
彼の写真をみていて、やっぱりいい写真つていいものだなと。。
シャッターが瞬間を雰囲気ごと刻む。
そんなことをふと思う日でした。
Baron Bura-Bura's Photostream
http://www.flickr.com/photos/54806805@N03/

0
2013/6/5
マイペースでやってきたアルバム制作も終盤。
あとはジャケットなどのデザインがあがればという段階まで。。。自分の専門作業は一段落。
しかしありきたりのことを言うけれど、アルバムというものは、その時の自分自身の鏡だなぁと毎回思います。
大分古い話からするけれど(笑)、ある時期はビートルズにどっぷりかぶれ、あるときは渋谷系、またあるときはモータウンやアトランティクレコードを始めとする60、70年代のブラックミュージックにはまり、あるときはOkehレーベルなどのブルースミュージックを聴いてギターをなぞったり、ある時期はブラジルのボサノバにはまりガットギターの良さを知ったり、またまたある時期はジャズばかり聴きあさったり、現代音楽やアヴァンギャルドな音楽を聴いていたりと。。。ただただ音楽が好きなのと意味などなく探求するのがよくて。。
まぁ今も色んな音楽を聴くけれど、自分の音楽としてフィルターから吐き出されるものは、意外と僅かなものでシンプルな切り口になります。
今回のアルバムは、一年前に作った楽曲が大半だけれど、二年ぐらいかけてやっと録音した曲もあれば、30分で書いた曲もある(笑)。そのバランス感はいいかなとはちょっと思っています。
そしてアルバムは、その時期にいい出会いのあった人たちの手をかりて作る楽しみもあるなとも。。。今回マスタリングを担当して頂いたプレム・プロモーションの高松さん、デザインを担当して頂いている画家のcocoloyaのayumさん。お二人ともその道の素晴らしい方です。そうして形になることで主観的にならずに広がりがでたらいいなぁと考えています。
Relaxation Garden[プレムプロモーション]
http://www.relax-garden.com/

0
1 | 《前のページ | 次のページ》