2015/8/31
ゲストプレーヤーの録音が終盤に近付いてきている。
今回のゲストプレーヤーは全6名。
先日、スライドギターの久世くんの録音を行った。
彼とは、十年以上前に僕がやっていたバンドに一時期加入してもらって新宿へライブに行ったりして、短期間でもちょっと密な関係もあったので、また、こういう形で15年ぐらい経って一緒に何かが出来ることがまずは嬉しかった。昨年ライブゲストで何度か一緒に演奏させてもらった良い記憶が残っていて、そんな切掛けもあって今回お願いしてみた。タカシくん(久世氏)は、宇都宮の市街地のもみじ通りで「スズメレコード」というギターショップを営んでいる。ブルースやロック、その界隈の人たちも立ち寄る格好の場所になっていて、店長と呼ばれるのに恥じらいがあるらしく「総帥」と呼ばれているらしいです。

録音では、全く違う2曲でいいスライドを弾いてくれました。
一曲目のセカンドラインビートの曲は、割と難無く二人ともうなずき合い、いい流れで進みました。イメージが合致した感じ。わかりやすいヒップないい仕上がりです。
ここでボトルネックを金属製のものから磁気製のものに替えてくれました。若干やわらかなニュアンスです。嬉しい配慮。
2曲目はイメージを作りあげ、楽曲を4構成ぐらいにばらした感じで、テイクを重ねていきますが、なかなか試行錯誤しました。パート毎に録音したテイクのプレイバックを二人で聴いては、修正。僕もアレンジの注文が浮かぶので、一緒に生でギター片手に生演奏で試しながら、決めていったり。終盤のパートは歌のコーラスワーク的なアレンジをスライドで試しました。「チャーチ・ミュージックみたいですね〜」とタカシくん。その辺が僕としては、ポップミュージックの響きを持てた様な気がして嬉しくなったわけです。予想外にいいスライドの効いたアレンジになったかもしれません。
さあ、ゲストも残すところあと一人。

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投稿者: 2015.8.31 hideki matsushima
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2015/8/24
先日、久しぶりに東北の実家へ帰省した。
天候は雨降りが多かったけど、涼しく過ごせていいタイミングだった。
短期間でもゆっくりできたのは良かった。
人のふり見て我がふり直せというけど、そういう時、自分を整えようとすることがいいのかを考えてしまう。だから、故意に直さなかったりすることもある。経験の少ない出来事に遭遇すると、いろいろを考えさせられる。自分の重心がどう有るべきかを。出来事から学ぶこともあって、近頃、今まで関わってきた人との中で、それぞれとの関わりについて、考えさせられることがあります。そんな時、小心者の自分はどういう背中を持っているのかなんて思ったりするけど、人生半ばでも、この点の客観視はむずかしいなと思うこの頃です。
僕らはいつも人との中に生きている−

レコーディングは順調。
と言っていいかと思います。
ゲストプレーヤーの録音は中盤を過ぎ、残すところあと僅か。
楽曲の録音としては、完成に近いものも出てきました。歌も本歌入れに近い状況の曲もあります。イコライズやエフェクト、楽器のパン振り、音量調整も視野に入ってきています。そんなことを繰り返しながら曲のことを再度考え始めています。
レコーディングは自分の生活のペースでやらせてもらっています。
音楽は暮らしの中にある−
仕事も持っているし、家族との生活もある。
音楽は自由なもので、創造するものが着地出来る方法やその場所を考えている。単純な構造であっても、複雑であっても、表現のカタチというものを、明確にしなければならない。どうやら、その段階に入ってきたようで、導いて録音しているんだけれど、それだけではだめで、最終的に聴いた時にどんなものが見えてくるような作品になっているかが、カタチの主たるところ。このレコーディングプロジェクトの開始時に見えなかったものが、少し見え始めてきたのかもしれません。また、自分は何を見たいのか。
音楽の自由を僕なりにまた考えはじめている−

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投稿者: 2015.8.24 hideki matsushima
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2015/8/10
音楽は危ない。
そんな切り口では誤解されるかもしれないが、録音経験のある奏者ならきっと解らない感覚ではないと思う。それは、きっと畑は違えど、その役になりきった俳優や、画を描く者、映画を監修・編集する世界、つまり表現というものの中で没頭した者の感覚を言葉にすると、ある意味そうなると思った。
つまり、時間を忘れ、周囲を忘れ、その着地地点を探りながら、辿り着く路は俗世間とは一線を画した、時間と思える。
ここまで四人の奏者と共にした時間がそう思わせるのかもしれない。
レコーディングプレーヤーは配分や準備にもよるけれど、テイクを多く繰り返すと、徐々にその楽曲の中の住人化してしまいそうになる。勿論、レコーディングが終わり、一歩外へ出て家に戻れば、次第にそんなことも薄れていくのかもしれないけれど。。。
だから録音なんて、真面目に毎日はとてもじゃないが精神もフィジカルももたないものだと思える。

前置きが長くなった。
先日、フルートのレコーディングをした。
普段はサックスプレーヤーとして知られているオオシマショウゴくん。今回は僕のお願いでフルートを吹いてもらいました。
録音は一曲ですが、とてもいいです。
時間をかけた甲斐があったというものが刻まれたと思います。
たとえ、ショウゴさんが苦戦していても、僕には直向きに歌うフルートの音色が心地いいものでした。いい仕上がりにせねば。。。
梅雨から始まったレコーディングも夏のど真ん中。
やっと中盤に差し掛かかったというところ。
レコーディング自体も夏の終わりにはなんとか遂げたいな。

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投稿者: 2015.8.10 hideki matsushima
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