幼稚園6才組の「お国めぐり」で、フィンランドの紹介とカンテレの演奏をしてきました。
この幼稚園は、通園(登団と言っています)するのは基本的に週1回だけなのですが、6才組ではその毎週の昼食の時間に「お国めぐり」といって1回にひとつ国について、お話を聞いたり、写真やその国で作られたもの、馬頭琴だったりインド刺繍だったりお人形だったり、を見るのです。
決して地理のお勉強ではなくて、世界にはいろいろな国があって、それぞれ違っていたり似ていたりするんだなということ、世界の広さと多様さを感じてほしい、という趣旨で毎年続いていることで、私ももう何年か、フィンランドの日には簡単なお話と演奏をさせていただいています。
フィンランドの四季やオーロラやトナカイの写真を見せて、ろうそくに火を灯し、カンテレでフィンランドの曲を3曲ほど聞いてもらいました。オーロラや湖の写真には「うわー、きれい!」と歓声が上がり、カンテレはだまってじーっと聴き入ってくれます。子供の前で弾くのは大好きです。
お国めぐりに合わせて、お食事当番のおかあさんたちも、お昼やおやつにほんの少しその国らしさを加える工夫をします。あくまでもほんの少し。そうじゃないと毎週エスニック料理になってしまうので。今回は、おいしい五目御飯の献立で、いつもはサツマイモのつけ合わせが、じゃがいもに変えてありました。
一人ずつお食事を全部食べられた印には、毎回のいろいろな国の国旗が並んでいます。今日、班ごとに上手食べができた印はトナカイの絵。
可愛い「ヘイヘイ!(さようなら)」「キートス!(ありがとう)」の大合唱に見送られて、ちょっとくすぐったい気持ちで暖かいお部屋をあとにしました。
これから小学生になり,中学生になり大人になっていくこの子たちの記憶の底に、世界の美しさが宿っていてくれるといいな、と思います。
さて、今日は小学校で、篠笛、ハンマーダルシマー,フィドルと一緒に演奏してきます。

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