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フィンランドなできごと」でも紹介されていましたが、フィンランドの乳製品メーカーValio社が、100周年を記念して、アートパッケージの牛乳を発売しているそうです。
絵本「ぶた」の作者ユリア・ヴオリ(このイラスト)、「サンタクロースと小人たち」でおなじみのマウリ・クンナスなど6人の人気アーティストによる牛のイラストのパッケージで、
Valio社のサイトには作品と作家が紹介されており、壁紙をダウンロードしたり、e-cardを送ることもできます。
さて、コティカンテレ(あるいはコンサートカンテレ)でよく演奏される有名なペリマンニ曲にMaito Polkka(マイトポルッカ=ミルクポルカ)という曲があります。明るく牧歌的なメロディと跳ねるようなリズムが楽しい、親しみやすい曲です。
この曲の録音で一番よく知られているのは、”KANTELE”というアルバムに収録された Martti Pokela、Eeva-Leena Sariola、Matti Kontioが3台の25弦のカンテレで演奏したヴァージョンかと思います。このヴァージョンでは途中マイナーに転調して同じテーマを弾くのですが、これがまた、いったい何が起こったのかと思うほどに物悲しい。それからまたメジャーに転じて今度はダンパーでミュートしたポコポコした音色で、そして最後にまたダンプしない伸びやかなメジャーで曲を終えます。
ハンヌ・サハのレッスンでもこの曲を弾きましたが、彼は曲の終盤ぐんぐんテンポを上げて、わざと追いつけないくらいの速さになっては、終わった後ハアハア息を切らして見せたりしていたのが懐かしい。
Martti Pokelaの ”tuulikumpu”というアルバムではマルティ・ポケラのソロで1959年のこの曲の演奏を聴くことができます。

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