KANTE-Letter

　昨日の夕方、こあららが「見て見て見て見て〜」とけたたましく駆けてきて見せてくれたのが、これ。（すみません、携帯ピンボケ写真でよくわかりません。。。）

　はじめ、生き物とは思いませんでした。スパンコールとか、きらきらシールとか、先週がお祭りだったので御神輿の飾りでも落ちていたのかと。
　直径6−7mm、金色と緑色に光っていて、その上、ぐるりとまるい周囲はまったくの透明なのです。とてもきれい。初めてです。ちょっと感動。

　「ジンガサハムシだよ」とこあら1号。いつの間にか私の百倍くらい虫の名前を知っている。私は虫マニアではないけれど苦手ではないので、普通にこのあたりにいるものはそれなりに知っているつもりだったけれど、まだまだ初めて見るものがいっぱいいっぱいあるんだなあ、というのがこの数年実感していることです。まあ、虫に限らず、ですが。

　夜は、Robbin Lroyd & BUTTER DOGS　星直樹のライブへ。関西のアイリッシュチーム（若くて勢いがあるので、なんとなく、チーム。）BUTTER DOGS、スピード感のある演奏がかっこいい。
　クールに巧みにフルートを操るhataoさんと、Toshiさんの熱いバウロンに、飄々として自由なRobbinさんのカリンバやオーバートーンフルート、三線がいい味を加えていたように思います。カリンバの入ったアイリッシュというのは初めて聴いた気がしますが、なかなかファンタスティック。それぞれのソロや、北海道ツアーサポートの星さんのブズーキとhataoさんのデュオも聴き応えがありました。
　会場のcholonは、この春aasian　kukkaでも出演させていただきましたが、とてもいいライブの雰囲気を作ってくださることに、昨日は観客として感謝でした。　

６月１６日に、aasian　kukka＋小松崎健さんで出演した、大通公園６丁目広場でのキャンドルナイトの様子が、「パノラマジャーニー」に紹介されています。

http://www.panorama-journey.com/panoramas/2007/06/candle_night2007.html

Moon Drops 発売記念ライブ第一弾が決定しました。

ゲストに、バセットリコーダー、フォークフルートで「遠い旅の記憶」「猫のゆりかごのポルスカ」「イェプアの行進曲」に参加、制作にもずっとかかわってくれた扇柳トールさんと、「遠い旅の記憶」で歌うように馬頭琴を奏でてくれた嵯峨治彦さんのお二人を迎え、アルバム収録曲を中心にお届けする予定です。

会場は、古い石蔵を利用した、とても居心地のいい空間「のや」です。
「のや」ではこれまで、memnonやRivendellとのジョイントなど、たくさんお世話になってきましたが、いつもとてもいい雰囲気でライブをさせていただいています。お食事やケーキもとてもおいしいので、開演前か終演後にお時間があれば、ぜひどうぞ。

皆様のお越しをお待ちしています。

☆7/20（金）19:00開演　あらひろこカンテレライブ"Moon Drops"　　
　　　　　　アルバム発売記念ライブ＠のや

【出】あらひろこ

【ゲスト】扇柳トール(フォークフルートほか）、
　　　　　嵯峨治彦(馬頭琴・喉歌）

【所】レストランのや　
　　　（札幌市中央区北2東11-23-14　Tel 011-210-5105）
　　　
【金】2000円（別途ドリンクのオーダーをお願いします）

夏至です。
朝は濃い霧が出ていましたが、今は晴れ上がり、今日も気温が上がりそうです。洗濯物が乾きそうでうれしい。

フィンランド（というか、ヨーロッパ全域でしょうか）は昨日が夏至だったそうですね。

昨日は、NHK札幌放送局「ほっからんど北海道」に出演させていただいて、カンテレを演奏、カンテレのことや昨年秋の北海道でのカンテレキャンプのこと、フィンランドに子供（当時１歳のこあら３号）を連れて行ったときのことなどお話させていただきました。
以前ラジオの公開録音でもご一緒させていただいた村上里和アナウンサーが上手にリードしてくださったおかげで、生放送の１２分、あっというまでした。自分ではまだ見ていないのですけれど、ちゃんと話していたかしら。。。


今日と明日、キャンドルナイトの演奏が続きます。

☆６/２２（金）「キャンドルナイトカフェ IN アイボリー」
　　　15:00〜、17:00〜、19:00〜　
【所】ホクセンギャラリー「アイボリー」
　　　　札幌市中央区南2西2 HOKUSENブロックビル4F
【出】aasian kukka　
　　
すてきな小物や雑貨の並ぶお店に併設された、象牙色のギャラリー、今日はカフェに変身するそうです。
友人のキャンドル作家・福井優子さんのすてきなキャンドルも楽しんでいただけます。


☆６/２３（土）じょじょのキャンドルナイト　19:00〜
【出】aasian kukka 　with 佐藤けさよ（朗読）
【所】玄米ご飯カフェ　じょじょ（札幌市手稲区富丘5条4丁目18-6）
　　　　　　　　　　　　　　tel　011-684-1040
【金】2000円(ワンドリンク）
【問】じょじょ　　tel　011-684-1040
　
けさよさんの朗読と、aasian　kukkaの音楽、それぞれじっくり聴いていただけるライブ。夏の夕べを、ごゆっくりおくつろぎください。

それでは皆様、Hyvää Juhannusta!　よい夏至を。

　Eva Alkulaさんが、先月の東京公演で来日した際、彼女の初のオフィシャルCDとなる、今夏リリース予定のアルバムから2曲を収録したスペシャルエディションのソロCDと、memnonの新しいアルバムを送ってくれた。

　今朝は、Evaのソロを聴いている。Evaが音楽全体をとらえて構成する力と細部までの表現力、そして音楽に対する態度には、いつも胸を打たれる。

(収録曲）
Eero Hämeenniemi （エーロ・ハメエニエミ）作曲
Randjani　（ランジャニ）, 2005年

Satoshi Minami 作曲
Solo for Kantele (カンテレのためのソロ）, 2000年　　

　先週末から、小樽倉庫No.1、市立小樽美術館の森本三郎展、大通公園でのキャンドルナイトとライブが続き、昨日はお昼休みの「かでる2.7ロビーコンサート」無事終了しました。

　それぞれに違う会場の雰囲気を味わいつつ、演奏曲目も少しずつ変化をつけながら、楽しく演奏させていただきました。
　ご来場の皆様、関係者の皆さん、ありがとうございました。
　


　さて、今日は、NHK札幌放送局のテレビ番組、「ほっからんど北海道」にちらっと出演させていただいて、カンテレのご紹介などさせていただきます。午前11:30くらいからの出演予定です。

　いいお天気の日が続いています。駅までの道沿い、ニセアカシアが満開で、思わず車を降りました。甘い香り。携帯写真ではよくわかりませんが。





　先々週は北大の、先週は北海道フィンランド協会の、Ｍ本先生のフィンランド語入門講座に呼んでいただいて、カレワラの朗読（日本語で。森本覚丹訳を選びました）など交えながら、カンテレのことをご紹介してきました。フィンランド語講座、このところたいへんな人気だそうで、受講する方の多さに驚くほどです。

　私も久しぶりにフィンランド語の授業を受けて、なんだかわくわくした気分だったのですが、季節柄、"Kesä　Ilta"「夏の夕べ」を一緒に歌ったりして、６月は　Kesäkuu、夏の月だったなあ、と改めて認識したりしたのです。フィンランド語のkuu（クー）、月、という言葉もなんだか音がかわいくて好きです。

ケサクー。
･･･フィンランドで朝ごはんにいただいたクネッケやオートミールがなんだか無性に食べたくなってきました。今日の朝はオートミールにしようかな。
でもオートミールを食べるのは家族のうち２人だけなので、結局ほかのものも作ることにはなるのですが。　

昨日からの雨で、ぐっと涼しくなりました。
今日明日は、小樽、札幌でaasian　kukkaのライブが続きます。

今日は、午後1時から小樽の道新文化センターで、7月から開講する｢森と湖の音色　カンテレ」の無料体験講座。カンテレは初めて、という方がほとんどだと思います。5弦をメインにいろいろなカンテレの音を聴いていただき、参加してくださった方にも実際に弾いていただく予定です。

夜は小樽倉庫No.1でaasian　kukkaのライブが３ステージあります。
おいしい小樽ビールやお食事を楽しみながら、あるいは気軽にコーヒーだけでも楽しんでいただけるライブです。

明日は、午後3時から、市立小樽美術館でのギャラリーコンサート。
美術館では「没後20年　森本三郎展」を開催中です。森本三郎さんは、東京でも高い評価を得ながら、小樽に居を構え、小樽の風景を描き続けた方だそうです。生前親しかった方から、冷え込んだ日の雪と、淡く解けそうな雪を描き分けた方、というお話を伺いました。3時から4時までのコンサート。会場の小樽市立美術館は、ちょっとレトロな建物がいい雰囲気。同じフロアの小樽文学館にも、ぜひお立ち寄りください。

そして夜は札幌の大通公園6丁目広場で、キャンドルナイトです。
夏至もまじかとなった6月の夜、キャンドルの灯りのなか、野外ライブをお楽しみください。

☆６/１５（金）1st 18:30〜　2nd 20:00〜　3rd 21:30〜
【所】小樽倉庫No.1ステージ（小樽市港町5-4）
【出】aasian kukka
【金】無料（別途、飲食代がかかります）
【問】0134-21-2323

☆６/１６（土）市立小樽美術館ギャラリーコンサート　15:00〜16:00　
【出】aasian kukka
【所】市立小樽美術館（小樽市色内１−９−５　日銀金融資料館向かい）
　　　　　　　２階企画常設展示室
【金】無料（要観覧料・一般300円）　イス席：50席
【問】市立小樽美術館　0134−34−0035

☆６/１６（土）18:30〜20:30　
　　　　　　　　　生活クラブキャンドルナイトコンサート2007
【出】aasian　kukka　＋　小松崎健
【所】大通公園西6丁目広場（札幌市中央区大通西6丁目）
【主催】生活クラブ生協

@niftyのポータルサイト、デイリーポータルZに取り上げていただきました。
わたしがカンテレを紹介しています。

カンテレ演奏の動画もあるので、よろしければご覧ください。

ちなみに、動画で演奏しているのは、コンサートカンテレで「日蔭の庭」、
ナイロン弦カンテレは即興的に、5弦WINGでは、フィンランドのトラッド「熊祭りのポルスカ」です。

http://portal.nifty.com/2007/06/11/a/

　現在では、カンテレの弦はスチール弦が主流で、大型カンテレの低音弦には銅の巻き弦が使われています。

　カレワラの中で、ヴァイナモイネンは乙女に髪を請い、白樺で作ったカンテレの弦にしています。
　髪の毛が本当にカンテレに使われたことも、もしかするとあったのかもしれませんが、それにしても、弦1本が1本の髪の毛では、おそらくあまりにもか細い響きでしょう。実際には、馬の尻尾の毛が弦に使われ、十数本を撚って弦にしたようです。ホースヘアカンテレの音色は、スチール弦の澄んで残響の長い音とは違って、素朴で残響は短く、独特の味わい深さがあります。

　Moon Dropsの中では2曲5弦カンテレを弾いていますが、そこで使用しているのは、ホースヘアカンテレを模してナイロンの糸をより合わせて弦にしたナイロン弦カンテレです。音色はホースヘアに近く、ホースヘアよりも気温や湿度の影響を受けにくく丈夫です。日本の筝の音に似ている、と言われることもあります。

　また、扇柳トールさんが開発した、ギターのナイロン弦を張ったカンテレでは、スチールにはない柔らかい音と、残響の長さ、両方を楽しむことができます。絹糸の弦も、いつか試してみたいと思っています。
　

Moon Dropsでは、Hannu Kostinenの39弦コンサートカンテレと、Erkki　Okkonen作のウッドペグ、ナイロン弦の5弦カンテレを弾いています。

6月らしい気持ちよく晴れた空からにわか雨が降り出し、今はやんで、涼しい風が吹いています。スズランの間に、いろいろな色や形のオダマキが咲き始めました。

お知らせしていましたように、あらひろこのセカンドアルバム　”Moon Drops"　発売です。

この数日、出来上がったばかりのＣＤを持って、レコーディングに関わってくださった方たちにお届けしていました。
こうして形になったものを手にして、あらためて、直接かかわってくださった方たちはもちろん、これまでいろいろな形で支えて下さったり応援してくださった皆さんに、感謝の思いでいっぱいです。ちっぽけな自分をあたたかく包んでくれている大きくて懐の深い世界を再認識したような、そんな幸せな気持ちです。

ジャケットは、札幌市中央区のアトリエモリヒコさんで撮影させていただいたもの。写真は、素敵なカウボーイ・藤倉孝幸さんです。



アルバム詳細、ご注文はこちらから。

ご予約いただいた皆様には、すでに発送作業進行中です。まもなくお手元に届くと思います。たくさんのご予約ありがとうございました！

　6月といえば、夏至の月。北海道でも日が長くなってきて、夜8時近くになってもまだほの明るくて、ちょっと驚いたりするこの頃です。

　まもなく梅雨を迎える地域の方もおられるでしょうが、北海道では新緑のまばゆい、すがすがしい季節です。フィンランドの人にとっても、一年で一番明るく日の長い、うれしくてたまらない、という季節のようです。

　なんとなく、6月にあわせたいな、と思って作ったアルバム　Moon Dropsが出来上がりました！
　10日リリースです。ご協力くださった方たち、応援してくださった皆様、本当にありがとうございます。詳細は、こちら。

　6月はライブも目白押し。6月の演奏やレッスンの予定をお知らせします。

6日(水）夕方、北海道大学言語文化部の「フィンランド語入門」講座に伺って少し、カレワラやカンテレのお話をさせていただきます。
そのあと、20:00-21:00は、今回のアルバムで、演奏のみならず録音にもずっと関わってくれた　aasian　kukkaのパートナー、扇柳トールさんのラジオ番組　FMドラマシティ「おいしい音楽」にゲスト出演させていただきます。
　radio D FMドラマシティ「おいしい音楽」
　　　インターネットでも動画とともに配信しています
　　　周波数：77.6MHz　 http://www.fm776.com/

9日(土）は、午後3時〜、札幌市手稲区のカフェじょじょで定例の5弦カンテレグループレッスン。
11日(月）は15弦グループレッスン、14日(木）はこれも定例の北海道フィンランド協会のカンテレサークル（北海道クリスチャンセンター）

15日(金）は、13:30-14:30、7月に開講する、小樽道新文化センターのカンテレ講座の体験レッスンです。カンテレってどんなものだろう、という方も、どうぞいらしてください！
そしてその夜は、小樽倉庫No1で、aasian　kukkaの3ステージ。

16日(土）15:00-16:00　市立小樽美術館でのaasian　kukkaギャラリーコンサート。小樽を愛した画家･森本三郎さんの展覧会を開催中です。
それから札幌に向かい、札幌大通公園6丁目広場で、生活クラブ生協主催、
「キャンドルナイト」。aasian　kukkaと、ハンマーダルシマーの小松崎健さんの共演です。

20日(水）札幌・かでる２．７で昼休みのロビーコンサート。

21日(木）は、NHK札幌放送局の番組「ほっからんど北海道」に出演させていただく予定です。11時半ころの放送予定。よろしければご覧下さい！

6/22（金）札幌市中央区のホクセンギャラリーアイボリーで、「キャンドルナイトカフェ IN アイボリー」

23日(土）「じょじょのキャンドルナイト」。朗読の佐藤けさよさんとaasian　kukkaの共演です。

28日(木）北海道フィンランド協会カンテレレッスン（札幌エルプラザ）。

どこかでお会いできると嬉しいです！
皆様、素敵な６月をお過ごしくださいますように。

　スウェーデンのとても素敵なジャズ、ボサノヴァ・シンガー、
Linda Pettersson Brattさんが、私の曲「日蔭の庭　Shade Garden」に英語で詞をつけて下さいました。

　美しいイメージと気配に満ちた、とてもいい詞で、本当にうれしい！
ここにご紹介します。（Ａパートのみ）


Shade Garden 　　　　 lyrics by Linda Pettersson Bratt

There is a garden that blooms in the wintertime
where every flower holds a secret I will never find
But there is peace in the mystery of this place
and there´s a comfort in the beauty of its (loving) face

A holy whisper that moves through the open air
blows through my soul and tells me gently of this silent truth
I know I´m safe in it´s wisdom and start to fall
into a moment that is constantly (and still) renewed

　昨日は、カンテレのことで取材を受け、とても楽しくお話させていただいたあと、手稲山のパラダイス・ヒュッテでの結婚お祝いパーティに招かれて、カンテレを弾いてきました。面白いご縁でつながった、ご友人たちによるお祝いの会。どうぞ、お幸せに。

　初夏の山小屋は、外の光がだんだん青く暮れ、新緑の匂いが気持ちよかった。夜は満天の星でした。


写真は、うちの庭のオオバナエンレイソウ。