11月9日(火)のJPP札幌公演が近づいてきました!
先日聴きにいった
RINKAのライブでは、以前からRINKAのレパートリーだった、JPPの名曲「アイリッシュ・コーヒー」のスローな部分と、発売されたばかりの新しいアルバムRINKA5にも収録されている、ジグ部分、Irish Coffee Jig、2曲とも演奏してくれて、あらためていい曲だなぁと感じながら、JPPを待ちわびる気分がさらに高まりました。
JPPは、フィンランドの伝統音楽シーンの中で、もっとも大きな存在のグループのひとつと言っていいと思います。伝統的なペリマンニ音楽に、複雑なハーモニーやリズムを取り込んだエキサイティングな演奏で、現代のフォークシーンにつながる新しい波をつくったバンド。80年代初頭から活躍しながら、今も少しも古びない音楽を聴かせてくれる大御所バンドです。
今日は、STRING TEASEを聴いています。この絶妙な音の重なりと、独特なアクセントのあるリズム、音のうねり、何度も何度も聴いているのに、聴くたび胸がきゅんとしてしまいます。
ぜひぜひ、たくさんの方たちにJPPの音楽を聴いていただきたいと願っています。11月9日、ぜひ「ちえりあ」へ!
RAUMAもオープニングアクトで演奏します!
そして、11月7日(日)には、JPPメンバーが講師をつとめる、贅沢なペリマンニ音楽公開ワークショップが!ペリマンニ音楽にご関心のある、楽器を弾かれる方には、またとない絶好の機会です!ぜひご参加を♪見学は無料です。
(以下、Finland Days サイト
http://vas.co.jp/finlanddays/jpp.html より転載。コンサート、ワークショップのお申し込みもこちらのサイトから。動画もありますので、ぜひご一聴を♪)
JPP -Järvelän pikkupelimannit- Live2010
日時 2010年11月9日(火)
場所 ちえりあホール(地下鉄東西線・宮の沢駅直結)
開場 18:00
開演 19:00
※オープニングアクト「RAUMA」
※ホールロビーにてフィンランドの伝統的織物・装飾や雑貨、絵本などの
展示会同時開催!!
料金 前売 4,000円/当日 4,500円
コンカリーニョ会員・フィンランド協会会員・教文ホールメイト 前売3,500円
学生料金(〜大学生) 前売2,500円
※混雑状況により当日券を販売出来ない可能性があります。ご了承ください。
チケット取り扱い
・大丸・4プラ・道新・教文プレイガイド・ローソンチケット(Lコード 13103)
JPP -Järvelän pikkupelimannit-
(ヤルヴェラン・ピックペリマンニット)とは?
JPP(Järvelän pikkupelimannit)
マウノ・ヤルヴェラ(Mauno Järvelä) - 1st fiddle
マッティ・マケラ(Matti Mäkelä) - 1st fiddle
アルト・ヤルヴェラ(Arto Järvelä) - 2nd fiddle
トンミ・ピューコネン(Tommi Pyykönen) - 2nd fiddle
ティモ・アラコティラ(Timo Alakotila) - harmonium
アンッティ・ヤルヴェラ(Antti Järvelä) - acoustic bass
フィンランドの西ボスニア地方のカウスティネンは、フィンランドの伝統音楽の最重要の地として知られている。音楽をお金のためではなく自らの楽しみや悲しみを表現する手段とし、主に冠婚葬祭のために演奏するペリマンニ(農村楽師)は、かの地の文化の中心であった。
1980年代の初頭、この地のペリマンニ文化を現在まで継承し、スウィングジャズなどの影響を受けたバンドとしてヤルヴェラ村からJPP(ヤルヴェラ村の小さなペリマンニたちというフィンランド語のバンド名を略したもの)が出現。彼らはあっという間にこの文化をフィンランド国内ばかりではなく、アメリカや世界中に紹介する存在となる。 JPP結成当時のメンバーはまだ17歳から25歳と若かったこともあって常に注目されていたが、1982年にフォークミュージックのコンペティションで優勝して以来、フィンランド国内外でのツアーを行うようになった。
86年にファーストアルバムをリリース、87年にはカウスティネンで92分ノンストップで演奏するという驚異的な記録を打ち立て、89年にはフィンランドの国営テレビは彼らの演奏を40分ライブで生放送した。その頃からヨーロッパのみならず、北米アメリカやカナダにもツアーに出かけるようになる。ヨーロッパでは最初のWOMEX(当時はベルリン)にフィンランド代表として出演した。
30年近いキャリアを持つJPPはメンバーの入れ替わりなどはあるが、伝統音楽ペリマンニを継承し、かつまた、新鮮さを失わないフィンランドの代表的グループとして活躍している。
2010年、待望の初来日!
JPPホームページ⇒
http://www.thejpp.fi/
日本語ホームページ⇒
http://www.mplant.com/koruna/jpp/
オープニングアクト RAUMA
あらひろこ
嵯峨治彦(さがはるひこ)
嵯峨は「草原のチェロ」とも称されるモンゴルの伝統楽器・馬頭琴と、共鳴を生かした不思議な歌唱法・喉歌を駆使し、伝統音楽からポップミュージシャンとの共演などジャンルにかかわらず縦横無尽に活動。カンテレ演奏家、コンポーザーでもあるあらひろこは、カンテレの美しい音色からインスパイアされた即興的な作風のオリジナル曲を発表し続け、独自の空気感がただよう情景的な世界を表現している。ユニット名となった「ラウマ」は、世界遺産にもなっているフィンランドの地名から。

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