2006/7/9

こどもたちへ86  葬儀司会

 『パパー、こわいやんか〜!』

 『何が?』

 『その格好よ〜!』

 『かっこよくなーい?』(と、今風に…。)

 『もっと、お父さんらしい格好してや〜。』

 と、いもうとちゃん。ハンチング帽にちょっとイカしたメガネ。黒のピッチリTシャツにディーゼルのラッパ系ジーンズ。ベルトは極太の白。足元は白鼻緒の雪駄。チョイ悪オヤジをイメージして…。

 車に乗り込み【夜市】へ!街中に近づくにつれ大渋滞…。人が沸いている。最悪である。人ごみの嫌いな私。我慢しながら歩いていると、娘二人が私の手を一生懸命引っ張っている。

 『お嬢さんたち、そろそろ帰りませんか〜?』

 『パパ、あそこ行こう!』

 思いのままに引っ張ってくださるお二人…。

 『パパ、わたがしが食べたーいっ!!』

 と、綿菓子を食べている女の子を見て思いついたように…。いろんなキャラクターの袋に入っている綿菓子。選ぶのに悩んでいるお二人さん。

 『中身はいっしょだから、なんでもいいでしょっ!!』

 『だめなの。欲しいのを選ばないと損するでしょ!!!』

 (はあ…。損はしないと思うのですが…。)

 『あーちゃんもかほちゃんの○○のがいい!』

 お店のお姉ちゃんにお願いしていっしょの袋に入れていただいて、いもうとちゃんもご機嫌さん。

 『そろそろ、帰ろうね!』

 『パパ、ジョープラ行かんといかん!』(おねえちゃん)

 『何で行かんといけんの?』

 『ラブベリーのカード取らんといかんのよ!』

 『あーちゃんも行く〜!!』

 はい。決定です。車に乗り中心地から南へ20分。女の子のするゲームの後ろで待つこと1時間…。

 『ご飯食べに行きませんか?』

 『マックのドライブスルーがいい!!』(と、おねえちゃん)

 『あーちゃんは?』

 『うどんがいい!!』

 『じゃあ、うどんにする?』

 『何であーちゃんは、うどんとか言うんよ!』

 『だって、マック嫌やもん!』

 はい。ケンカの始まり…。その時、くるくる寿司が見えてきた。

 『君たち、廻る寿司船はどう?』

 二人で顔を見合わせて

 『パパが食べたいんやったら、別にいいよ。』

 横で(うんうん)とうなずくいもうとちゃん。

 『はい。じゃあ、そうしよう。』

 ということで一件落着。3人で19皿食べて送って行った…。

 『パパもたまには泊まって行けば!』

 と、お姉ちゃん。元奥様と苦笑い…。やれやれの週末の夜…。

 パパちゃん、お疲れ様…。合掌。


 
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2006/7/8

こどもたちへ85  葬儀司会


 【あしたの夜、土曜夜市行こう!かほは浴衣着るけん!】

 とおねえちゃんからのメール。私の住む町では、夏の間だけ歩行者天国の商店街に露天商が並び土曜の夜が賑やかになる…。

 【わかったよ!会社が終わったら迎えに行くね。】

 と、返信したのが昨夜の話…。


 本日、会社に7:20に出社。7:25におねえちゃんから電話。

 『えーーーん。えーーーん。』

 泣いている。6年生なのに…。いもうとちゃんに代わった。

 『あーちゃん、けんかしたの?』

 半泣きで「うん。」と言う。どうやら、いもうとちゃんが寝ている隙におねえちゃんがキャラクターカードを取ったらしい…。そんなことで、けんかになり、結局おねえちゃんがお母さんに怒られて泣いているみたい。

 『あーちゃん、今日はね、6時ぐらいにお迎えに行くけんね。』

 『うん。わかった!』

 時間をおいて、おねえちゃんに電話。

 『はい。なあに?』(元気になっている)

 『今日、6時に迎えに行くけど、暇やったら会社に来る?』

 『今、遊びよるけん、行かん!』(はい、切れました…)

 朝早くから、ケンカして、30分したら仲直りして遊んでいる2人。不思議な姉妹…。宇宙人?ケンカしても、おねえちゃんがいつも泣いている。やっぱり宇宙人??

 パパに会いたい!と思ってくれるだけでもいいか!?ということで、今日は夜市に行ってきます!!!
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2006/7/6

こどもたちへ84  葬儀司会

 ドアのガチャガチャという音で、玄関まで走ってくる次女。そのまま、抱きかかえチューをしてやると大喜び…。

 恥ずかしそうに「おかえり」と言い、手を繋いでくる長女。

 ごはんをボロボロと床に落としながら、話しかけてくる次女を見ていると救われる思い…。

 風呂から出てくる二人の身体を拭いてやり、髪をドライヤーで乾かせてやる。「パパ、あついやん!」と怒る長女にげんこつを入れるとうれしそうに笑う…。

 寝る時間なのに、布団に入ろうとしない二人。長女を「明日は幼稚園があるから早く寝なさい。」と、叱りながら布団に運ぶ。次女もついてくるが、寝ようとしない。

 こたつでテレビを見ている私の横に来て抱きついてくる次女。背中をさすってやると1分もしないうちにスヤスヤと眠る…。

 8年前の話であるが、家族4人で過ごした最後の春…。

 そんな二人を、見捨ててしまった最悪の父親…。申し訳なく思う今日この頃。

 最近では、参観日に行ったり、プールに行ったりと仲の良い関係。

 二人とも元気で明るくやさしい人に育ってくれている。元奥様とご両親に感謝。

 こういった現実を書くことが良いか悪いかはわからない。「積木くずし」という本がブレイクしたことがあるが、主人公にされた娘さんの気持ちを考えると、私も書くべきではないのかもしれない。

 ただ、二人に正直な私の心を知ってもらいたいと思っている。人間の持つ弱さを理解してくれる時を信じて…。

 『あーちゃんの夢はね、パパと結婚することよ!』

 なんて本気で言っている次女を見ながら「ありがたい」と思うようになってきた。人を思いやる心の大切さを思う。

 今年の短冊に「おかあさんの身体が早くよくなりますように!」と書いた長女…。うれしくて涙が零れ落ちた…。

 「人」は「やさしさ」を持つことで、人生が大切に思えること!を二人にわかってもらえたら、自分が生きていた証となるような気がしている。

 多くの人を傷つけてきた私だが、今回のことで真摯な生き方をしなくては!と心に刻んだ10日間となった。私の関わりあるすべてに「ありがとう」と伝えたい。
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