2006/8/28

こどもたちへ91  葬儀司会


 博多祇園山笠の「台上がり」は男衆がかつぐ「舁き山」を指揮、激励する役割であり最高の栄誉とされる。将来の「台上がり」を楽しみにしていた山笠を愛する一家の幸せが奪われた…。真っ暗な海で父と母は幼子達を懸命に探した…。母は沈んでいく車の中から二人を助け出し、立ち泳ぎする夫に託した。幼い命がよみがえることはなかったが、これが夫妻の限界だったと思う…。

 幸せな家族を不幸のどん底に落としたのは「飲酒運転」。

 私は、師匠と出会い一滴でも酒を口にしたときは絶対に車に乗らない。というか乗れない…。もし?何かあったときにはすべての人を不幸にしてしまう。そのことだけは胸に刻んでいる。飲み会のある際に、若い人たちに説教をしてしまう。

 『飲んだら絶対に乗るな!絶対にだめ!!』

 『どうしてですか?一杯ぐらいならいいじゃないですか?』

 平気でそんな答えが返ってくる…。

 『どうしてだめかわからないの?自分だけが事故して自分だけが死んじゃうのはいいと思うよ。でも、他人をはねて死んだらどうするの?冗談ではなく本気で考えてみて。その上で反論しなさい!』

 『…。』

 『もし、みんなの大切な人が、酒飲んでるやつに撥ねられて死んじゃったらどうするの?許せるか?こどもがそれで死んじゃったらみんなは許せるのか?』

 『…。』

 『だから、絶対にだめ!』

 
 そんな会話が毎回行われる私の宴席。しかし、葬儀屋だけに説得力がある!と思っている。今回の事件を自分に置き換えると身も心も引き千切られる思い…。大切な大切な愛しいこどもたち…。

 それだけ伝えたく本日2度目の発信となった…。おにいちゃん2人で妹の手を引きながら無事天国へ辿り着けることを心から願い静かに手を合わせる…。合掌
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2006/8/18

こどもたちへ90  葬儀司会


 『お客様、ネックレスをはずしてください。』

 『え〜!?はずれないよ。』

 『お客様、Tシャツは脱いでプールに入ってください。』

 『え〜!?脱げないよ。』

 と、監視員さんから注意をうけるとすかさずおねえちゃん。

 『パパ!言うこと聞けないのなら座ってなさい!!』

 仕方ないのでパパは椅子に座って見学…。

 『パパー、見てー!』

 と、いもうとちゃん。何とクロールで泳いでいる。が、前になかなか進まず沈んでいっている(笑)。立ってこちらを見ているのでパチパチと拍手をすると何とVサインである。はい。おねえちゃんの登場です。私が自分を見ていると確認するとクロールで泳ぎだした。いもうとちゃんといっしょでダンダン沈んでいっている…。息継ぎが苦しそう(笑)。立ってこちらを得意げな顔で見るのでパチパチと拍手。はい、次は二人で並んでクロール競争。二人とも進むのが遅く沈んでいっている…。そんなこんなで2時間が過ぎた…。

 『おーい。帰るよ〜!』

 『はーーーい。』

 と、やけに素直な二人です??

 『パパ、また来ようね!』

 『うん、いいよ!』

 『次はいつ?』

 『次はわからんけど、休みがとれたら行こうね!』

 『はーい!!』

 と、言って10分もしないうちにスヤスヤと眠るお子様達でした。


 パパは、最近、考え事が多いのと仕事の忙しさに追われて少しだけ弱っているので更新がなかなかできないけれど許してね!合掌

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2006/8/15

こどもたちへ89  葬儀司会


 終戦の日に鑑み、心からなる黙祷を捧げる…。

 朝一番でいもうとちゃんからの電話。

 『パパ、プールいつ行くん?』

 『明日にするか?あーちゃん今何してるの?』

 『ばーちゃん家よ〜。パパ知らんかったん?』

 『うん。パパ知らんかった。泊まったの?』

 『ほうよ。みーちゃんとゆきとかほちゃんとノアと寝たんよ。』

 『へー。それは知らなかった。』

 『パパはいったいどこで寝てるの?』

 『…。まあ、みんなも連れて行ってあげてもいいから相談しなさい。』

 『はーい!』

 いとこ・ふたいとこが集まりワイワイ賑やかそうな実家。孫を見ながらうれしそうにしている母の顔が思い浮かぶ…。

 今、平和に暮らせているのは、多くのご先祖様のお陰であることを胸に刻まなくてはならない…。合掌
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2006/8/13

こどもたちへ88  葬儀司会


 昨日、久しぶりにこどもたちと会った…。実家に来ていたのでお迎えに行き、連れて帰る道中でのお話。

 『パパ、コウダクミって知ってる?』

 と、おねえちゃん。

 『知らない。』

 『えーーっ!?パパ知らんの?』

 『女優さん?』

 『違うよ〜。』

 と、おねえちゃんといもうとちゃんが大笑い。

 『パパ、スマップ知っとる?』

 と、いもうとちゃん。

 『スマップは知ってるよ。』

 『じゃぁ、スマップの中で誰が歌がうまいか知っとる?』

 『知っとるよ。ナカイ君やろ。』

 『えーーーっ!?ナカイ君がいちばん下手なんよ!』

 『ほうなん?』

 『パパ、何も知らんのやねえ。』

 と、二人で大笑い。

 『パパ、芸能人で誰が好き?』

 と、おねえちゃん。

 『歌手?女優?』

 『歌手よ。今は歌手の話してるんでしょ!?』

 『パパはチェッカーズがすき!』

 『そんな人知らんし…。他は?』

 『キョンキョン!』

 『ヒョンヒョン?』

 『キョンキョン!!』

 『はー!?』

 と、二人で顔を見合わせて大笑い。この二人は何がおかしいのだろう?

 『パパと芸能界の話してもだめやね。』

 『きみたち、少しはお勉強の話でもしてくれる?』

 『きみたちー!だって!!』

 と、また笑っている…。無垢でかけることのない美しい価値ある人として生れてきたはずのこどもたちは何やら私の知らない世界へと進んでいるような…。

 家につくといもうとちゃんが

 『パパ、次はいつ会える?』

 と、言うので

 『お盆が終わったら、休みがもらえるからプールにでも行きますか?』

 と、言うと

 『オッケーイ!!』

 と、言って家に入っていった。少しずつ、こどもたちが大人になっていることをうれしく思えなくなってきた今日この頃である…。
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2006/8/4

こどもたちへ87  葬儀司会

 【パパおはよう。パパ次はいつ会えますか?あーちゃんはパパが大大好きです(ハートが3つ)】

 おねえちゃんの携帯を借りてメールしてきたようです…。

 【あーちゃん、パパも大好きだよ。休めるようになったらプールに行こうね!ありがとう(ハート)】

 と、返信。5分もしないうちに電話。「えーんえーん。」といもうとちゃん。おねえちゃんがやきもちで意地悪を言ったのだろう。

 『あーちゃん、会社においで。おねえちゃんもいっしょに来なさいって言うんよ!?』

 『うん。わかった…。(泣きながら)』

 会社にやって来ましたがいもうとちゃん一人…。

 『あーちゃん、おねえちゃんは?』

 『かほちゃん、お母さんに怒られたけん行かんってさ。』

 『あら、そう…。』

 いもうとちゃんは机に座って勉強しているので、おねえちゃんにメール。

 【かほり、パパがあーちゃんにメールしたから意地悪したの?パパは、かほりが生れた時、うれしくて神様にありがとう!と言いました。小さくてかわいくて毎日かほりと手をつないで寝ました。パパもおかあさんも仕事が忙しくてどこにも連れて行ってあげれなくてごめんね。】

 はい。30分後、おばあちゃんに連れられてやってきました。

 『パパ、きたよ〜。』

 と、照れくさそうに言うのでしっかりと抱きしめてやりました。

 『もうやめてや〜。』

 と言うおねえちゃんをシラーっとした顔で見ているいもうとちゃんがなんとも言えないくらい面白かったので

 『あーちゃんもギュウしてあげるけんおいで。』

 と言うと、しっかりとパパに抱きついてきました。

 少しずつ大きくなっていく二人を見ながら心の中で(ありがとう)と告げた私です。神様に感謝の合掌です。
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