2008/11/10
こどもたちへ120 葬儀司会

11月4日、こどもたちと夕ご飯をいただいて少しお出かけ。
帰ってから私は、疲れていたこともあってリビングで眠ってしまった。
夜の10時半に電話で目を覚ましたが、お姉ちゃんが腹痛で泣いている様子。
慌てて子供部屋に行くと泣きながら背中も痛い!という。
救急病院を調べて、爆睡のいもうとちゃんを車に乗せて家を出た。
母親にも連絡をして病院に到着。
車で眠っているいもうとちゃんと待機。
落ち着かないので何度も車の外に出てタバコを吸う。
出てきたら腸炎だったみたい…、ということだった。
翌日、ダンススクールに通ういもうとちゃんを迎えに行くと、まだお腹が痛いと言うので母親に行きつけの小児科に行くよう伝えた。
そのままいもうとちゃんをダンススクールに連れて行き私は本社でお仕事。
2時間経ったので、お迎えに行こうとすると元奥様から電話。
白血球の数値がおかしいので日赤に向かっているという。
いもうとちゃんを車に乗せて病院へ。
救急指定日だったので長い時間待たされた。
CTを撮りましょう!とのことで暗くなったCT室へ。
「こわいよ〜。」というおねえちゃん。
そこへいもうとちゃんが走って行き部屋の前で仁王立ち。
「かほちゃん、こわくないよ。あーちゃんはここにいるから〜。」
と大きな声で言う。おかしくて笑ってしまった。
出てきてからもあっちに行ったりこっちに行ったり…。
それだけでぐったりの様子。
代われるなら代わってやりたい。
子供が生まれて14年、初めて親の心を知る。
すべての検査が終わり、先生に呼ばれた。
「今日から入院いただき、明日の午後オペをいたします。」
えええええぇぇぇぇーーっ。
「急性虫垂炎で悪化していますので…。」
手術の説明を受けながらも何だか凹んでいく私…。
部屋から出るとおねえちゃんが不安な様子で座っている。
入院です。と伝えると涙ぐむ…。
いもうとちゃんはおじいいちゃんとおばあちゃんといっしょに帰っていた。
荷物を慌てて取りに帰る母親。
病室には私とおねえちゃんのふたり。
「パパ痛いかなぁ?」
「3個も切るから痛いと思う。」
「…。」
「でも手術が終わったらぜんぜん痛くなくなるから。」
「手術しない方法はない?」
「ちょっと石が出来てるみたいだから手術しないと死んじゃうって…。」
「…。」
「いつ帰れる?」
「4日か5日してからだって。」
そんなやりとりをしていると元奥様がやってきたので私は病院をあとに。
翌日手術を終えオペ室からでてきたおねえちゃんを見ていると涙が出そうになったが我慢した…。
麻酔がきれて、痛い痛いと泣くおねえちゃんを見ながら代わってやりたい!と思いながら辛い時間を過ごす。
座薬と点滴が効いてきたのか眠りだしたおねえちゃん。
がんばったね!と頭をなでてやりたいが私が触れると怒るので我慢した。
そして昨日無事退院。
先生と看護士さんにお礼を行って病院にサヨナラをした。
退院できたことより学校を休めることと、体育の授業にしばらく出なくてよいことを喜んでいるおねえちゃんに少し疑問を感じながら今回のことを記しておく…。

2008/11/4
久しぶりに… こどもたちへ119 葬儀司会

11月3日。
11時になったので、午後からの葬儀司会のためスリーピースに身を包み髪をセットしていたら電話。ワックスで手がベトベトなので電話を放置していたらしつこく鳴り続ける我が携帯。はい、おねえちゃんです。
「もしもし。」
「パパ、今日、会社おる?」
「今から司会ですけど。」
「何時から?」
「昼からですけど…。」
「じゃあ、迎えにきて!」
「いや、今から…」
「プツっ」
はい切れました。
大急ぎで迎えに行き本社で下ろしてみんなにお守りをお願いして式場へ。
司会を終え、そのまま本葬儀をさせていただいた喪家へ。
帰りに本部長へ電話。
「おねえちゃんは?」
「何か楽しそうにパソコンしてるよ!」
本社に戻り、家に帰るか確認すると
「まだ、帰らん!」
と言う。私の席を占領しているので私は宿直室でお勉強。
結局、7時半まで本部長にパソコンを教わりながら居座っていました…。
いもうとちゃんはいとこのお家で遊んでいるようなので電話をしました。
「なんよ?パパ。」
最近、すっかり冷たくなってしまって(涙)
そこでおねえちゃんが一言。
「パパ、最近あーちゃん、パパがうざいんだって!」
ガックリ…。
今日の夜、そんなこどもたちと過ごします…。
