2017/1/5

こどもたちへ  葬儀司会

「パパ、次はいついっしょに寝れる?」

「うーん。来週の金曜日かな。」

「絶対に寝れる?」

「うん。寝れるよ。」

「やったー!」

翌週金曜日、お通夜のため遅い帰宅。

私の布団にもぐりこんで私の枕で眠っている。

涙を流しながら…。

「さっきまで泣きながら待ちよったんやけど…。」

と母。

布団に入って抱きしめた。

寝ているのに笑みを浮かべて抱き返してくる。

翌朝、いっしょにご飯を食べていると

「パパ、次はいついっしょに寝れる?」

「うーん。来週の金曜日かな。」

「絶対に寝れる?」

「うん。寝れるよ。」

「やったー!」

毎週、同じ会話。

「パパ。」

「ん?」

「この間ね。」

「うん。」

「お母さんにね。」

「うん。」

「パパにお家に帰るように謝ってあげるけん、いい?って聞いたらね。」

「…。」

「パパは、もう、この家には帰ってこんのよ。って言われたんよ。」

「そうか…。」

「パパ、私が謝るけん、お家に帰ってこん?」

「かほり、お母さんは悪くなくて、パパが悪いんよ。」

「けど、パパが追い出されたんやろ。」

「かほりは、パパがお家におってほしいん?」

「うん!」

「パパもお母さんもいっしょにおってほしい!」

「そしたら、前みたいに3人で寝れるやろ。」



そして約20年後の今は…


電話したら

「何?忙しいんですけど…」

会うと

「パパ、マジでうざいんですけど…」

子供はそんなものです。

父は幼いころの娘との思い出に涙するのです…。

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