2007/4/9

デスノート後編  映画

 ようやく見ました。レンタルが、なかなか人気で借りられませんでした。

 後編は、意外と面白い。

 手堅い演出、ややもすると浮いてしまいそうなキャラクターと筋なのに作り手が、じわじわと悲劇を楽しんでいて、面白かったです。藤原竜也の熱演は、臭さギリギリでうまく踏みとどまっていました。だんだんと悪事にはまりながら自己陶酔する様子は、まるで「太陽がいっぱい」のアラン・ドロンのようでした。それでラストの大逆転に目一杯の哀れさが出ていてよかったです。
 それと、鹿賀丈史とライト、エルと鹿賀丈史の関係。父と息子の関係が泣かせます。ライトは結局、父には受け入れられなく、エルは疑似親子関係として鹿賀丈史と気持ちを通わせる。

 「デスノート」自体もふくめ、いろいろ裏読みのできる題材(アイデア)が散りばめられていて、もう少しドキっとさせる(マンガチックでなく)リアルな設定であったら、人間の傲慢さや殺人願望が「怖く」表現できたのでは?思います。

 まあ、下手したらあの失敗作「デビルマン」になったかもしれない難しい題材を職人的なうまさで安定した映画を作ったと拍手を送りたい気持ちです。☆☆☆☆。
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