2008/4/21

スキヤキウエスタン ジャンゴ  映画

 昨年の三池崇史監督作品。

 ずっと見たかったのですが、ようやく借りられました。
 いつもの三池流のアクの強い設定、演技ですが、マカロニウエスタンなみのものを期待していた私は(それも「ジャンゴ」と名打っているのです。あの名作・続・荒野の用心棒ジャンゴ、フランコネロです!)、TVバラエティに毛が生えたぐらいの出来にしか見えませんでした。☆☆。

 たしかに力作。たしかに三池監督以外でこのレベルを超えるのは(面白くないレベルではあるが)、難しいと思いますが。
 整理すると‥。
<良かった点>
・キャメラがいい。日本でもあんなマカロニウエスタン風の映像ができるなんて!
・撃ち合いのアクションシーンはなかなか良い。
・源氏役の伊勢谷友介がいい。こんなにカッコいいとは知らなかった。
・木村佳乃が以外といい。なかなか汚れ役で良かったのに活かしきってない(これは悪い点)

<悪かった点>
・ストーリーが冗漫。もっとシンプルにすべき
・お笑いシーンがイマイチ。TVバラエティなみ。石橋貴明なんかもっとしっかり役者として使えばいいのに。
・安藤政信もガンバっているのに、キレてない。
・主役(?)の伊藤英明が全然魅力的でない。だいだい話の中心にすらいない。

 まあ見ながら乗れないなあと思って見ていましたので、もっとなんかあったと思っていましたが、
 以外と悪い点が思い出せない。
 ふざけた、楽屋落ち的な部分をカットすればいい映画になりそうです。
 真剣にジャパニーズウエスタンを作ってほしかった。
 結局、桃井かおりが主役の映画でしたね。
 先日、WOWOWで小林旭の渡り鳥シリーズをやっていました。
 これがまったくの和製・ウエスタン。
 なぜか馬車は出るは、普通に馬に乗っているは、なぜか旭もジョーさんも拳銃を当たり前のように持ち歩いている。
 話も、土地利権問題に美女(浅丘ルリ子)がからんで‥とまるで西部劇。
 途中で店を開ける時間になったのでやめましたが、とても他愛なく、尚且つ、先が読め、ましてやよくあるパターン。でもよく話は書き込まれて、見ているうちに引き込まれる。美人のママのいるクラブがあったり、そこの踊り子とボスは愛人関係だったり。エースのジョーはワルと思いきや、旭を肩入れしたりと、定石だらけで面白い。

 「スキヤキ・ウエスタン」のマズさは、まず、ストーリーが描きこまれていない。
 まるで予告編を繫ぎ合わせたようなぶつ切り名場面集的ストーリー。
 陳腐なストーリーでいいんです。しっかりキャラクターさえ動き出せば。結局「平家物語」がアイデアとしてあるだけで、それ以上の発展がない。ブラッディ・弁天(BB)は聞こえはいいが、やっぱりアイデア倒れ。
 渡り鳥シリーズみたいなストーリーで十分だったと思う。あとは見せ方(撮り方)の勝負だったのにと、撮り方がよかっただけに残念。
 そういえば、桃井かおりの役のブラッディ・弁天(BB)は、本名は「ルリ子」でしたね。
な〜んだ、渡り鳥も入っている!


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