2008/5/4

大日本人  映画

 松本人志の監督・主演の昨年の問題作(?、というか話題作)「大日本人」。
 WOWOWで録画しておいたのを今朝見ました。



 これは、ある意味傑作かもしれません。松本人志の生真面目さが出ています。
 この映画自体の発想は、よく仲間で飲んで、よく冗談を言い合うようなネタです。それを真面目に映像化してくれました。そのエネルギーたるや大したもんです。口で言うのは簡単ですが、それをシナリオ化して(これ自体も大変だと思います)、なお且つ巨費を費やして映画にしてしまったのですから。参りました。

 映画は、「リアルな」巨大ヒーローものでした。
 それを現代においてシミレーションしていく。そうすると「日本」の、「日本人」の問題点があぶりだされるという構図です。
 あぶり出しには成功していると思います。ボケ問題、天皇制(そこまで深刻ではないが)通じる世襲制の問題、ヒーロー像が確立しずらくなった大衆の反応、アメリカの正義について(ラストのきぐるみのうそ臭さまでアメリカの正義のうそ臭さを表しているように思いました)、それに最後のエンドロールは、家庭では母もしくは妻が一番強いことを(ヒーローの家庭でもそうだということを)描いてくれて、私は身に詰まされました。ウチとおんなじ‥。

 まあ、マッちゃんのだべりそのもののような映画でした。面白かったか?と聞かれれば、現代世相を可笑しく見せてくれた点では面白かったけれど、映画としては?です。とくにテンポを考えて欲しかった。あれは1時間30分ぐらい、もしくは1時間ぐらいでもよかったと思います。
 映画の体裁として2時間ぐらいというのが配給側、興行側にあるのかもしれませんが、素材に合った時間というものがあると思います。
 ☆☆☆ 。

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