2013/1/26

2012年映画ベストテン  映画

 昨年は、例年より映画は見てないけれど、昨年見たなかから私自身の映画のベストテンを遅ればせながら決めてみました。(一昨年のものも含まれますが、私自身が見た時点が昨年だったものは含みました。)

1.「海炭市叙景」(熊切和嘉監督)
  「鬼畜大宴会」という怪作の監督とは思えない、というか「らしい」というか。現実にいる普通の人々の営みが味わい深くじわじわと染み入る映像で、心に残りました。山下敦弘とともに大阪芸大出身。大阪芸大恐るべし!(11年作品)

2.「わが母の記」(原田真人監督)
  とても日本的な内容がとても日本映画とは思えない厚みのある映像で、しっかりとしたフォルムで迫ってくる。この作品がベストワンでもいいぐらい。

3.「桐島、部活やめるってよ」(吉田大八監督)
  これは、自らの高校時代を思い出し、とても刺激的でした。話もちょっと気になるところはあれど、話の巧みさと視点を代えて何度も繰り返すという映画ならではの手法がうまくハマったと思います。自分自身のちょっと高校時代の無責任なせつなさを思い出しました。

4.「鍵泥棒のメソッド」(内田けんじ監督)
  こんな映画を作ってみたいなと思わせる映画。ウエルメイドでハッピーエンドで。人生を大上段に語るのでなく、巧みな話術のそこかしこに人生の機微を味わわせる。うまいな〜。

5.「ドライヴ」(ニコラス・ウィンディング・レフン監督)
  シンプルだけどアクション映画としてツメが上手いな〜と思います。まったくあり得ないと思える話がしっかり映画のなかでは生々しく息づく面白さ。

6.「この空の花」(大林宣彦監督)
  「とんでも」映画でした。映画のワクをはみ出すようなこの映画は、映画体験としては昨年一番でした。が、映画として考えると…。でも「いい映画でした」と人に伝えたくなる映画でした。こんな映画を作った長岡市がうらやましい。

7.「北のカナリアたち」(阪本順治監督)
  化け物吉永小百合と阪本順治のコラボが楽しめました。子供たちも素直で歌がうまい!

8.「まほろ駅前多田便利軒」(大森立嗣監督)
  これも11年の作品だけど、最近見て、よかった作品。

9.「恋の罪」(園子温監督)
  結局昨年3本見た園子温作品のなかでは(他に「ヒミズ」「冷たい熱帯魚」)、これが素直に面白かったかもしれないと思いました。とても人工的でその作り込みが面白かった。実在の事件を思うとつっこみとかアプローチが足りないと思うけど、いち映画として見れば、楽しい映画だったと思う。

10.「キツツキと雨」(沖田修一)
  役所広司がよく締めています。小栗旬がいやらしくなく(あまり好きでなかった)よかったです。

次点. 「ヒミズ」(園子温監督)
   10番目にしようと最初から思っていたのですが、あぶれました。でもベストテンには入れておきたかった作品。昨年3本園子温作品のなかでは一番ひっかかり、一番感動した映画。あの映画としての体裁の乱れ方は、見物でした。評価の高かった「冷たい熱帯魚」は、彼のうすっぺらさが一番出てしまいイマイチだったと思います。

 ちなみに一昨年(2011年)のベストテンは

1、「オーケストラ!」
2、「シングルマン」
3、「奇跡」
4、「ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う」
5、「ヒアアフター」
6、「ウデイ・アレンの夢と犯罪」
7、「マイバックページ」
8、「SP 革命編(完結編)」
9、「すてきな金縛り」
10、「白いリボン」
次点「川の中からこんにちは」

 一昨年と比較して、日本映画に偏っていたのが分かります。最近、あまり洋画を見てないな〜。

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