2010/10/6

「鉄拳」  映画

 阪本順治監督の第2作目、1990年の作品。

 ずっとツタヤディスカスで借りていた(2ヶ月ぐらい)のをようやく観ました。

 ☆☆☆。

 ま〜これが、凄い映画です。まともな映画ではありません。
 「どついたるねん」同様のボクシング映画かと思ったら、言わば小林旭の渡り鳥シリーズのような、ありえない「活劇」を、言わば力技で描いています。

 まあ阪本順治ファンは、楽しめるでしょう。私は楽しめました。ただ、よくまあこんな荒唐無稽なシナリオで撮ったと感心しますし、しっかり作品として破綻なくまとめ上げた力量に感心しますし、こんな、ある意味くだらない破天荒な作品を撮らせたプロデューサーの荒戸さんに感心します。

 人物造型は魅力的、でもありえない話。

 なんせ、ネオナチみたいな、障害者を暴力で殺していく集団が出て来るのですから(死んだかどうかは明確にしていませんが、多分そうだと思います)。それも魅力たっぷりの悪なのです。

 ラストは、ボクシングそっちのけで、その悪の集団と菅原文太と大和武士が戦うのです。そしてラストはなんとも奇妙な爽やかさのある映画です。それに脇役ながら桐島かれんがなかなかいいです。

 変な映画。でも魅力的な映画です。


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