2007/1/17

ALWAYS 三丁目の夕日  映画

 昨年、初めて戦後生まれの総理大臣が誕生しました。安倍晋三総理は52歳。私と5歳しか違わないのです。我々世代の時代になったということですね。感慨深いものがあります。(それに比べ自分自身のいまだ未熟さを反省させられます)
 その安倍総理が「美しい日本」の実現を目指す云々の所信演説で言っていましたが、「美しい日本」とはどんな日本なのでしょうか。
 以前、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」を見て感銘を受けた云々と書いてありましたが、もしかすると昭和30年代当時の日本をイメージしているのかなとも思えます。確かにあの映画に描かれた日本は、少し貧乏だったかもしれませんが、まだ元気で、未来に希望がありました。そしてこれが一番大事なのですが、国民全体である程度共通な価値観がありました‥。

 今日は先日見た「ALWAYS 三丁目の夕日」の感想を書きます。

 トップシーンのラジオのアップから昭和30年代の町並みまで長いワンカットは、息を飲みます。まるでタイムマシンに乗ったような気分になりました。
 CGがとても自然で、よく作り込まれています。列車から見える東京の風景なんて普通に30年代の東京が写ってるんですから。
 上野駅の雰囲気もいいし、外景なんてまったく自然で驚きます。それに銀座の服部時計店前の雰囲気は圧巻でした。人並みが自然、行き交う車が自然で。ビックリです。
  
 とりあえず映画の外観はうまく出来ていますが、肝心のドラマはどうか?
 これがまたちょっとマンガチックながら、ツボを押さえていて泣かせます。役者のアンサンブルがいいです。堤真一がキレるときの面白さ、吉岡秀隆が声を裏返りながらそれに対抗したり、小雪がちょっとアバズレ風で気のいい飲み屋のオカミ役でいいです。また二人の少年がいいです。こんな子いたなって我々世代に思わせます。

 なかでも薬師丸ひろ子の母親役は、いいです。
 何がいいかって、一言で言うなら彼女は、「絶対裏切らない存在」として素晴しい。「旦那を裏切らない」「子供を裏切らない」、いつもしっかり家庭を後ろから守ってくれている安心感があります。

 あのころは、人々の価値観がみんな一緒で、その分、共感し合う部分がいっぱいあって、いつまでも同じような世界が、この先も続くことが信じられたのですね。薬師丸ひろ子の役柄は、その象徴的な存在なのです。遅くなって家に帰れば、笑顔で「お帰り!」と言ってくれる存在。薬師丸ひろ子は、そんな母親をしっかり存在感豊かに演じていました。
0



トラックバックURL

トラックバック一覧とは、この記事にリンクしている関連ページの一覧です。あなたの記事をここに掲載したいときは、「記事を投稿してこのページにお知らせする」ボタンを押して記事を投稿するか(AutoPageを持っている方のみ)、記事の投稿のときに上のトラックバックURLを送信して投稿してください。
→トラックバックのより詳しい説明へ



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ