2009/11/4

へたな映画より面白いNHKスペシャル  政治

 11月1日、2日、3日と午後10時からNHK地上波で、「NHKスペシャル 証言ドキュメント 永田町・権力の興亡」をやっていました。たまたま第1回を見たものですから、続けて2夜、3夜と見ました。

 これが面白い。細川政権発足からのいわゆる55年体制の崩壊以後、現在の民主党政権発足までの日本の政治状況を、実際の本人の証言をもとに解き明かしていきます。当時のそれぞれ総理大臣が、官房長官が、その当時の状況を証言してゆくのです。
 権力闘争に負けてゆくもの、ときの勢いに乗ってゆくもの、用意周到に秘策を巡らすもの。
 内容もさることながら、それぞれの政治家のその当時の「面がまえ」が凄い。そのあたりをうまく映像で漉くってゆく。そこに川井憲次の音楽が躍動感を与える。

 いや〜下手な映画より面白かったです。こういうものはNHKは上手いですね。昔から。
 
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タグ: NHK

2009/1/22

オバマさん  政治

 昨日の大統領就任演説の訳が全文、新潟日報の朝刊に載っていました。

 読んでみるとなかなか感動的で、米国の沈滞した気持ちを鼓舞する内容でした。しっかり歴史を踏まえて、今いる米国国民の位置を確認し、その上で困難に立ち向かえる勇気を与える。
 やはりアメリカは民主主義の聖地ですね。理想が現実政治に素直に反映されている。

 演説自体が、ひとつの「コラム」のように魅力的な文章でした。
 昨年のキムタクのTVドラマ「CHANGE」でもこれくらい理想を吐いてもよかったのに。

 米国では、実際の大統領が、映画を見ているような演説をしている。いやはや凄いですね。

 それに引き換えわが国は‥。漢字テストをしているのですから‥。
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2007/9/19

安倍首相辞任一週間  政治

 安倍首相辞任劇から一週間。総裁選は、福田有利のまま決まりそうだ。
 
 福田康夫で決まれば、結局小泉以前の政治状況というか、派閥論理の政局となろう。そこに政治戦術に長けた民主・小沢一郎が加わり、この一年の政治状況(政局)は混沌としそうだ。

 安倍首相の辞任から、その原因が取りざたされているが、面白かったのは立花隆の記事だった。氏は、就任して2ヶ月後の昨年の11月28日のコラムで、もう安倍首相の健康問題に言及していた(http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/061128_fukutou/index.html)。曰く「安倍家は短命の家系」だと。岸家は長寿の家系で岸信介は、90歳以上生きた。岸家の遺伝子を継いでいれば長命であろうが、安倍首相はどうも安倍家の遺伝子のほうが強いらしいと言う。その証拠に、夜の会合を歴代首相と比べてあまり入れていないのは、健康上の理由(胃腸が弱い)だということだ。総理大臣は財界、政界の人物と会うのが仕事のようなものなのに、大丈夫かと。
 結局、その杞憂が現実になってしまった。

 また、クーデター説もあった。これは田原総一郎あたりが書いていたことだが、麻生ー与謝野ラインで、官邸は乗っ取られてしまい、首相には完全にお飾りにしてしまったということだった。それで、安倍首相は「麻生さんにやられた」と親しい者に漏らしていたとか。

 まあ健康問題と自身の立場の危うさのなかで、精神的に追い詰められ、プツンと張り詰めたものが切れてしまったのか‥。原因を一つに絞れないとは思うが‥。

 辞任会見後面白い記事を一つ紹介します。
 ヤフーニュース9月16日掲載の産経新聞配信の記事。
 『「安倍首相、明確なビジョン示した」米では高評価』
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070916-00000902-san-pol

 以下、一部引用しますと、
 『米国ジョージタウン大学のケビン・ドーク教授は、安倍首相が米国では日本の歴代首相のうちでも「明確なビジョン」を持った指導者としての認知度がきわめて高く、米国の対テロ闘争への堅固な協力誓約で知られていた、とする評価を述べた。
 まず安倍首相の約1年に及ぶ在任の総括として「安倍氏は比較的、短い在任期間に日本の他の多くの首相よりもずっと多くの業績を残したが、その点がほとんど評価されないのは公正を欠く」と述べ、その業績として(1)教育基本法の改正(2)改憲をにらんでの国民投票法成立(3)防衛庁の省への昇格−の3点をあげた。
 米国の安倍氏への見方について「米国では安倍首相への認知が肯定、否定の両方を含めてきわめて高かった」。たとえば、「森喜朗氏、鈴木善幸氏ら日本の他の首相の多くとは比較にならないほど強い印象を米側に残した」。慰安婦問題で当初、強く反発したこともその一因だが、「日本の今後のあり方について明確なビジョンを示したダイナミックな指導者として歴史に残るだろう」と語った。』

 安倍首相の辞任により、残念ながら「政策」論議がなされない、派閥論理などや政界再編などの「政局」論議がまだまだ続きそうです‥。
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2007/9/13

鈍感力  政治

 昨日、安倍総理が辞任表明。
 
 その理由が「小沢民主党代表に党首会談を断れたから」。

 一国の総理の辞任理由というより、小学生が学級委員長でもやめる理由みたいな幼稚な印象を受ける。結局、線が細い、繊細すぎたのかもしれない。

 渡辺淳一が書いていた「鈍感力」を思い出した。安倍首相にもその「鈍感力」があったならと思った。
 この春に、谷垣禎一が、麻生太郎から密談で「次はオレに首相をさせろ、その次はお前にするから」と言っていたと漏らした。そのことを麻生太郎は「密談を人前で漏らすのは男らしくない」とか言って怒っていた。内容も国民不在のひどい内容ながら、そのことを否定せずに(ということは本当の話だった)、漏らしたことを怒っている麻生太郎の「鈍感力」に驚いた。

 政治家をやるにはこのくらいの厚かましさ、「鈍感力」が必要なのだろう。

 安倍晋三の政治理念・考え方には共感する部分も多く、この一年の成果も、私は評価している。いままでの政治家にありがちな権力に固執することもなく、あくまでも自身の政治理念の実現ということのみで首相になった人物として、今までにない政治家だと思っていた(小泉さんもそうだったが)。
 
 戦略家として理想を追求する姿勢は強くても、いわゆる権力の中枢で権謀術数を駆使するタイプではなかったことが、結局は墓穴を掘ったのかもしれない。

 結局、政治「戦術」に長けている小沢一郎に負けてしまった。
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