日 時:12月15日(土) 14:00(開場)〜18:00
会 場:陰★陽☆連絡線セッパラム文庫(大阪市東淀川区菅原5−3−4)
〔フリースペース〕築60年以上の平屋の民家です(無料宿泊可)。
交 通:阪急京都線「淡路駅」下車、東へ徒歩5分
問合せ:06-6328-1073 / 090-9882-1663 / masipon@nifty.com
参加費:一般500円/学生・院生200円/高校生以下無料
(どなたでも参加できます)
【報告1】「特に丁寧か無視:車椅子使用者に対するコミュニケーション行動について」 オストハイダ,テーヤさん(Teja OSTHEIDER、近畿大学語学教育部講師)
本発表では、車椅子使用者に対するコミュニケーション行動を対象とした意識調査の結果を紹介する。調査に協力した40人の車椅子使用者は、言語運用能力に関しては、いわゆる健常者と異なる特徴がない。ただ、身体障害のため車椅子を使用するという「外見的特徴」がある。かれらの経験から、この特徴が健常者のコミュニケーション行動にどのような影響を及ぼすのかについて具体的に考察する。
また、健常者の行動とその要因が車椅子使用者にどのように意識されているのかを明らかにする。このことを踏まえ、より円滑なコミュニケーションに必要な相互理解をいかに深められるかについて考えたい。
【報告2】「韓国における「在外同胞法」について」
金友子(キムウヂャ)さん(立命館大学国際言語文化研究所客員研究員・近畿大学・立命館大学非常勤講師)
朝鮮半島を離れて暮らす「在外同胞」 は 現在、174ヶ国にわたり約7百万人に達しているといわれている。近年、韓国では国外に離散している「韓国人」に対する関心が高まっている。90年後半以降、世界中に散っていった「在外同胞」を「民族」の一員として認定するとともに、韓国社会における権利を保障していくという動きが盛んにみられるようになった。しかし、「在外同胞とは誰か」という同胞の範囲については、現在も問題含みだ。本発表では、韓国における在外「同胞」政策を概観し、「在外同胞法」を中心に「同胞」概念がどのように設定されているのかを明らかにする。
これらの作業を通じて、「コリアン・ディアスポラ」と称されはじめた人々と「故郷」がもつ関係性が、どのように「故郷」によって規定されるのか(あるいはされないのか)を考察したい。
★終了後、望年会(キムチチゲの予定)を開催します。差し入れ大歓迎!
主 催:コリアン・マイノリティ研究会
http://white.ap.teacup.com/korminor/
★次回案内「第55回例会」
2008年1月13日(日)14:00〜17:00
在日朝鮮人運動史研究会関西部会との合同研究会・フィールドワーク
「伊丹空港建設と中村地区−移転問題を通して−」
お話し:丹山判同さん・朱宗燮(チュヂョンソプ)さん(中村地区自治会)
会場:伊丹市市営桑津団地(中村地区団地)集会所
※事前予約が必要です。詳しくはお問い合わせください。

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