コリアン・マイノリティ研究会 第98回月例研究会
새해 복 많이 받으십시오! 壬辰(みずのえたつ・じんしん)年
(セーヘ ポン マニ パドゥシプシヨ 新年に福をたくさんお受け下さい)
*研究会もまもなく100回を迎えます!
日 時:2012年1月24日(火)19:00〜21:00
会 場:「・オリーブガーデン・」
交 通:阪急京都線「淡路駅」東出口下車、東へ徒歩5分
06-6328-5969
大阪市東淀川区菅原5-3-10(カエルの看板が目印です)
*地図検索
http://www.mapion.co.jp/m/34.73629721_135.52297499_10/
参加費:500円 / 高校生以下無料(どなたでもご参加いただけます)
★資料準備の都合上、必ず下記まで参加をお申込ください。
研究会事務局 masipon@nifty.com
★研究会の運営を妨害する目的での参加は断固拒否します!!
報告1「在日朝鮮人と民族教育を受ける権利−高校無償化をめぐって」
若林昌幸さん(関西大学社会学部)
要旨:昔から周りの人やネットの書き込みなど、至る所で朝鮮人に対しての偏見を目の当たりにしてきました。なぜだか理解できなかったので、在日朝鮮人問題とはなんなのだろうと思い、卒論のテーマにすることを決めました。
調べていくなかで、在日朝鮮人をめぐる国籍条項・指紋押捺・就職差別など不当な差別を大学生にして初めて知ったことは衝撃的で、また自分の無知さにも驚いた次第です。在日朝鮮人問題の中でも特に教育の問題に興味を持ちました。教育は未来を担う子どもの成長に直接的に影響を与えると考えるからです。
最近では高校無償化法を朝鮮学校に適用するか否か議論されています。適用反対意見の主な特徴は、外交問題が取り上げられていることです。在日の歴史的特殊性、また外国人の教育を受ける権利という視点から、朝鮮学校の適切な取り扱われ方を考えていきたいと思います。
報告2「在特会−なぜ現代日本でこのような排外主義団体が生まれたか」
安田夏希さん(関西大学社会学部)
要旨:近年、「在日特権を許さない市民の会(在特会)」を主力とする「主権回復を目指す会」「排害社」等の市民団体による排外運動が各地で行われている。彼らはヘイトスピーチを繰り広げ、部落民や外国人等、社会的マイノリティーを攻撃する。特に、主力団体である在特会の主な標的は、歴史的に日本に暮らしてきた在日韓国・朝鮮人である。
1910年の韓国併合による植民地政策で日本に渡った朝鮮人の内、戦後も日本に留まり、2世・3世まで暮らしてきたのが多くの在日韓国・朝鮮人である。彼らは同じ朝鮮出身でありながら、南北分断によって韓国籍と朝鮮籍に分かれる事を余儀なくされた。加えて、竹島/独島問題や拉致問題等の外交問題によってその立場は左右されやすく、現代も十分な補償がなされているとはいえない人々である。
本論文は、排外主義の主力団体として在特会に着目し、なぜ国際社会が唱われる現代で排外主義に走るのかを考察するものである。
★終了後、大新年会を開催します!(別途参加費、差し入れ大歓迎!)
主 催:コリアン・マイノリティ研究会
http://white.ap.teacup.com/korminor/
090-9882-1663 masipon@nifty.com
大阪市東淀川区菅原5‐3‐4 陰陽連絡線セッパラム文庫内

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