「『ピースマップ宝塚』で平和教育の捉え直しを−誰もが被害者だったし、同時に誰もが加害者だったんです−」本田芳孝さん(宝塚市立宝塚中学校)
このたび宝塚教職員組合の平和教育部会で作成した『ピースマップ宝塚』は4つのねらいをもっています。
最も大きな特徴は、被害面だけでなく、戦争を推し進めた側にも視点をあてた点です。<戦争がどうしておこったのか>の追求です。それが、平和教育の最大の課題だからです。
しかし、これまでも、現在も「当時の人たちは気が付けば無理やり戦争に巻き込まれたんだし、軍部や政府にだまされたんだ、だからみんな被害者でした」といった授業がどれだけ多いことか。
また、逆に加害といえば日本軍の侵略や政府の侵略政策、ところがそれを教えすぎると自虐だと騒がれ萎縮してしまう。我々は被害や加害といった言葉を再検討する必要があると思っています。なぜなら、どちらの言葉も一面的すぎるからです。当時戦争に協力せざるを得なかったのも事実でしょう、でもだからといって100%被害者ではないのです。宝塚でも戦地へいく兵士を「日の丸」をふって見送った人たちがいました。ではその人たちに加害責任はないのでしょうか。
そんな視点から、太平洋戦争時だけでなく、いわゆる近代史と呼ばれる日清・日露戦争の時代からの痕跡も紹介します。また、全国同様ここ宝塚でも、1910年の韓国併合以降多くの朝鮮人がやってき、様々な危険な土木工事に従事させられていました。そんな多大な役割を果たした多くの朝鮮人の功績も紹介しています。最後に、地図に関係した写真、新聞記事などの資料を『別冊資料編』として紹介しました。(当日配布)
日 時:5月31日(木)19:00〜21:00
場 所:「・オリーブガーデン・」(06-6328-5969、カエルの看板が目印です)
交 通:阪急京都線「淡路駅」東出口下車、東へ徒歩5分
大阪市東淀川区菅原5-3-10
地図検索
http://www.mapion.co.jp/m/34.73629721_135.52297499_10/
参加費:500円/高校生以下無料(どなたでもご参加いただけます)
★準備の都合がありますので必ず下記までご予約ください。
★終了後、懇親会(参加費別途)
主 催:コリアン・マイノリティ研究会
http://white.ap.teacup.com/korminor/ 090-9882-1663 masipon@nifty.com

0