■コリアン・マイノリティ研究会第146回月例研究会
【卒論報告】「在日コリアンにおける“オッケチュム”の受容−大阪「猪飼野」地区を例に−」林淳月(イムスノル)さん(沖縄県立芸術大学音楽学部音楽学科音楽学専攻4年)
【要旨】朝鮮民族の人々が大勢集まり、興に乗ったとき、オッケチュムが自然と踊りだされる。その踊りは一人一人が自由かつ即興的であり、喜びなどの感情が解き放たれる。ところが、オッケチュムのような、生活のなかの歌や踊りに関する先行研究は少ない。そこで私は大阪「猪飼野」地区を事例に、オッケチュムについて卒業論文に取り組んだ。主に高齢者施設・朝鮮学校で、猪飼野に暮す人々に聞き取りをし、個人の語りが集まって、論文の土台となった。
オッケチュムを通して猪飼野の在日コリアンをみると、民族意識・儒教と巫俗・1世の生活史・世代間の隔たり・遊びの様相・オッケチュムの継承・アイデンティティの模索などについて考察できた。報告では、朝鮮民族における肩(オッケ)の身体感覚と朝鮮文化の基層と云われている巫俗を概観した後、オッケチュムを通してみた猪飼野の在日コリアンについて、以下の点を報告して話し合いたい。
オッケチュムはどんな時、どんなところで踊られるか。1世はオッケチュムをどのように身につけたか。海女さんはよく遊ぶと云われていること。お婆さんがよく踊ること。2世以降で踊る人と踊らない人がいること。若い人がなぜ踊らないか。2世以降の踊るオッケチュム…。
※希望者には卒論のpdfをお送りする。
日 時:2月29日(月)18:30〜20:30
場 所:猪飼野セッパラム文庫(天王寺区細工谷2-14-8) 090-9882-1663
地 図:
http://www.mapion.co.jp/m2/34.66158997553531,135.5232413888889,16
場 所:ドンキホーテ上本町店から東へ、セブンイレブン角を右へ約100m、左側3軒目
※道に迷われる前にお電話ください。
交 通:近鉄「上本町六丁目駅」から8分
地下鉄「谷町九丁目駅」から10分
環状線・地下鉄・近鉄「鶴橋駅」から15分
参加費:800円・大学生400円・高校生以下無料(どなたでもご参加いただけます)
★資料などの準備の都合がありますので、必ずご予約ください。
★終了後、懇親会(2000円)学割あり
主 催:コリアン・マイノリティ研究会
http://white.ap.teacup.com/korminor/
猪飼野セッパラム文庫内 090-9882-1663 masipon★nifty.com
■猪飼野セッパラム文庫「映像で見る朝鮮韓国在日」第4回上映会
・「いま、“在日”として生きる―大阪・朝鮮学校の1年―」
NHK『かんさい熱視線』(2013年、30分)
・「少女たちの再出発―ヘイトスピーチを乗り越えて―」
NHK『NEXT 未来のために』(2015年、28分)
日 時:2月19日(金)19:00〜
場 所:猪飼野セッパラム文庫
★入場無料、ただし必ず主催者まで参加をお申込み下さい、定員15名
主 催:猪飼野セッパラム文庫
http://white.ap.teacup.com/korminor/

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