■猪飼野セッパラム文庫「映像で見る朝鮮韓国在日」第19回上映会
『鬼郷(クィヒャン)』(監督:趙正来(チョヂョンネ)・2015年・韓国・127分)
※映画には暴力シーン・性描写などが含まれます。ご承知の上、ご覧ください。
日 時:5月19日(金)18:30〜21:00
場 所:猪飼野セッパラム文庫(天王寺区細工谷2-14-8)090-9882-1663
入場無料・定員15名・要予約 masipon★nifty.com
主 催:猪飼野セッパラム文庫
http://sepparam-bunko.jimdo.com/
参考:イダヒロユキ「慰安婦問題を正面から扱った映画『鬼郷』」『ソウルヨガ』
http://hiroponkun.hatenablog.com/entry/2016/11/23/022612
■コリアン・マイノリティ研究会第161回月例研究会
「ポーランドのドイツ人少数民族とドイツのポーランド人移民の今−ドイツ・ポーラン
ド善隣友好協力条約締結25周年−」
阿部津々子さん(同志社大学グローバル地域文化学部嘱託講師)
1989年に東欧で民主化が起こり、東西ドイツが統一された。1990年11月14日には「ドイ
ツ・ポーランド国境条約」が締結され、統一ドイツとポーランド共和国間の国境が正式
に確定した。1991年6月17日には「ドイツ・ポーランド善隣友好協力条約」が締結され
、1992年1月16日に「国境条約」と共に発効した。
2016年6月17日に「善隣友好協力条約」は締結25周年の節目を迎えた。同条約は、ポー
ランド共和国に在住し、ポーランド国籍を有する「ドイツ人少数民族」と、ドイツ連邦
共和国に在住し、ドイツ国籍を有する「ポーランドの出自もしくは、ポーランドの言語
・文化・伝統に属することを自認する人々」を相互保護の対象と規定し、保護の内容に
ついて言及している。そもそも、なぜポーランドにドイツ人少数民族が住み、なぜ多く
のポーランド出身者がドイツに住んでいるのか?
第二次世界大戦で敗北したドイツは、オーデル・ナイセ川以東の領土をポーランドに割
譲した。そこに住んでいた人々はポーランド人になるか、ドイツ人になるかの選択を迫
られ、ドイツ人になることを選んだ人々は、先祖伝来の土地を離れ、強制的にドイツに
移住させられた。その後も、主に経済的な理由で、多くのポーランドの人々が「ドイツ
系」住民としてドイツに渡った。ドイツに渡ったポーランド出身者は、自ら「ドイツ系
」と名乗ったため、ポーランド人としてのアイデンティティを隠すようになり、「見え
ないマイノリティ」と呼ばれるようになった。
一方、ポーランド人になることを選んだ人々は、父祖の土地に留まることができたが、
社会主義政権が崩壊するまで、ドイツ語を話すことを禁じられ、名前もポーランド風に
改めるなど、ドイツ人としてのアイデンティティを捨て去らなければならなかった。
東欧が民主化し、2004年にポーランドがEUに加盟したことで、状況は大きく変わりつつ
ある。ポーランドのドイツ人少数民族とドイツのポーランド出身者の現状と展望につい
て考えたい。
日 時:5月25日(木)19:00〜20:30
場 所:猪飼野セッパラム文庫
http://sepparam-bunko.jimdo.com/
参加費:800円・大学生400円(会員200円引き)・高校生以下無料
★配布資料準備の都合がありますので、必ずご予約ください。
masipon★nifty.com
★終了後、懇親会(有料) ★もちろん当日の飛び入りも歓迎!
主 催:コリアン・マイノリティ研究会
http://white.ap.teacup.com/korminor/

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