F4の予選結果は、PP#12八重樫、2番手#14土屋は東のチャンピオン、3番手#26花岡は西のチャンピオン、4番手#50松沢は東ランキング2位、5番手#72金井は08FCJ参戦、6番手は#2川口、東の3位。以下、昨年東に参戦した#34三浦、今年参戦2回目の#4佐々木、今回初参戦となる9番手#24吉松はリタイヤで不出走、同じく初参戦の#18浅野が最後尾。
12時半からいよいよF4の決勝だ。フォーメーションラップが終わり、スタートでいきなり#14土屋がエンジンストール、1コーナーをトップで抜けるのはPPの#12、次いで#26#50#2、続く3コーナーで#34がオーバーラン、グラベルストップ、横を#4#72#14#18が駆け抜ける。S字の手前で#2と#4が絡んでストップしたようだ。オープニングラップが終わり、順位はトップから#12#26#50#14#72#18、#34はグラベルから復帰するが、すでに周回遅れ。
3周回#12八重樫のペースがとても良い。#26花岡も負けずに付いてゆく。3番手#50松沢ややスピードが乗らないか、いや後ろから来る#14が恐ろしく速いのか、若干離される#72。大きく離れて#18#34、周回遅れだが#34の方がペースは良さそう。
4周回、#12と#26テールトゥノーズ、3番手まで戻した#14土屋の追い上げは凄まじいが、まだトップには届かない。ペースを維持する#50、F4で走るもてぎは初めての#72、じりじりと差が開く。
5周回、トップ#12を攻め立てる#26、コーナーへ突っ込んでゆく時のエンジン音が小気味よい。じゃれる仔犬を連想する、何なんだこの妄想は、笑
6周回7周回は様子見か、#26花岡、トップ#12に少し間を空けて付いて行く。いや、90度を狙って戦略を組立てているのか、あるいは見えないところで丁々発止の競り合いが展開されているのか。3番手で追う#14土屋、ブレーキングで度々大きく白煙を上げてはコーナーごとに差を詰める、見ているだけで心臓に悪い。8周回、いよいよ#26ラインを変えてトップに襲い掛かるが僅かに届かない。コーナー毎にこんな攻防が続いているのか、グラスタのモニターが見てみたい気分だ。このままバトルが長引けば、3番手の#14土屋も追い上げて三つ巴になるだろうか。それも是非見てみたい。
9周回、ちょっと落ち着いたトップと2番手、ん〜、この後残り3周回、どうなるか。3番手#14土屋はまだ少し差がついている。
10周回、トップ快速の八重樫は、まるで独りで走るように綺麗なライン。続く#26花岡の走りも無理をしているようには見えないが、何処からでもアプローチ出来るとばかりに、容赦なく攻撃的だ。前を走る八重樫の心境は本当に無事なんだろうかと思う程。
岡山でF4を見た時も、ラインの違いが気になったが、もしかしたら#26花岡にはセオリーのラインは無いのだろうか、実に臨機応変な感じがして面白い。西の松本も似たような走りだが、もう少し滑らかな印象だったような。それは、土屋にも八重樫にもあまり無かったかもしれない。
12周のレース、ポールから今期初参戦の#12八重樫啓太が優勝、2位西の#26花岡翔太、東の#14土屋祐輔は序盤のミスを挽回し切れず3位に終わる。チェッカーを潜ったのは7台、一台が規定周回に満たず、一台が再車検で最低重量違反により失格。完走5台。
F4は、台数が少なくても面白い、かも知れない。

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