たれとは云わないいが、先週のヨーロッパでのF1最終日、どうも、また物議を醸した人物がいたようで‥。
世界の注目を集めるF1ドライバーというのは、その一言ひとこと、一挙手一投足が監視されていると云ってもいい。
大変だなぁ、と他人事ながら。
サーキットの外でハメを外してニュースになるのも困りモノだか、自分の職場で仕事中に、周りの顰蹙を買うのは堪らない。一緒に仕事をしていれば、使える奴かどうかなんて、直ぐに同僚には分かるもの。
尊敬されるか、愛されてるか、キャラクターにも因るだろうけど。某監督のように、レーサーを性格で選んではいない、と言い切るほど私たちは達観してはいない。
去年、とあるレースの後で、方向転換しようとする一台のクルマに出会った。道を譲ろうとして目を遣ると、そこにはなんと某ドライバーが某々とともに楽しそうに笑っていた。へぇ〜と思った。
レースでは接触やらアクシデントで、遺恨のありそうなドライバー同士でも、終れば友達に戻れるならいいよね。日頃親しく接していなくても、仕事になればフェァだ、と信頼できるならいいよね。
それは、私たちの日々日常と変わらない、毎日の積み重ねなんだろうな。
レーシングアクシデント、当たるほうが悪いとか、当てられる方も悪いとか、見てる立場だと色々思惑も絡んで収集がつかない。
どちらにしても、接触が起きるまでには、その位置に到るまでの過程があって接触が起きるわけで、其処に至る過程までの一瞬の間に、どれだけの方法を選択肢として準備出来るか、という問題なのだと思う。
軽率なやつは軽率に、慎重なやつは慎重なりに、その一瞬を通過する。それだけだ。と私は思う。
1000分の1秒を競うレースの世界と混同するなって云われそうだけど、日常だって変わりはない。日々出来るかぎりの努力をする、しかないんだ。自分のやり方で、其処に居ることに、自信を持って。

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