行くまでは「嵐の」と付けたい気分だったフジGT第6戦、和やか?で楽しかったです。
お天気も、金曜夜の時点で台風直撃は無くても2日間雨の覚悟だったのですが、予選日は断続的な小雨、決勝日はウェット宣言があったものの、路面は走ればラインがすぐに浮き上がる。ほぼ曇りから時折日が射すほどに回復。風は強かったけど。
ローリングスタート後の1周目、ヘアピンに飛び込む300クラスの先頭集団を掻き分けるようにして走る#3ハセミZ。1コーナーあたりで弾き出されてスピンしたのか、鬼神の形相が恐かった。追い上げて4位完走。
#20マクラーレンも遅れて通過、このあと一気に周回遅れになってゆく。ペナルティもあったらしいが、残念だ。おぼろげな記憶では、はっちゃんが乗っていたのか結構速かったように思うが、やはり旧車になりつつあるのかな。少し淋しい。
#25エクリプス、野田先生のGTデビューは土曜フリーの段階で落胆。その譲り方は止めてくれ〜ってホント思った。A1GPのエントリーもあってマシンに慣れる時間が無かったのかも知れないが、勝手の違うハコレース、経歴に傷が付くって気分。エンジントラブル?でリタイヤで善かったかも。野田先生、ゴメン。
途中、順位も分からなくなるが、#32のエプソンは速かった。後半130Rからダンロップへの突っ込みで、クルマがフラついてはいたが綺麗な走りで気持ちが好かった。最後の最後で#38ZENT立川に躱され二位に。残念とはいえ、立川のペースも速かったし、あ〜、入れ替わったかぁ、と思う程度に予想はあった。
20周を過ぎた頃、ダンロップ先のシケインで#43に#62がクラッシュ。黄旗が二本、次いで130R中程からも予告の黄旗表示となり、ヘアピンからのパッシングが出来なくなる。救急車が介入したがヘリは飛ばなかったので、ドライバーは無事の様子。
長い黄旗表示は何故なのか。赤旗もSCも無いに越したことはない。けれど、1コーナーに次ぐバッシングポイントの130Rからダンロップコーナーを、長い間非競技化することが善い選択だったのかどうか、少し疑問だ。
レース後、車両回収中の現場を見たが、#43はフロント部分が大破していた。しかも、シケインの殆どコース脇。そこに最後までずっと放置されていたかと思うと、予告旗も頷ける。レース中に他車両が接触しなくて本当に良かったと思った。
あとは概ね穏やかなレース展開。
スゴウと同じドライバーが走っているとは思えないほど、クリーンなレース。コースが違うとはいえ、やれば出来るぢゃないの。って、これが普通だろ?
約一台、所謂D1ビーム(左右点滅、禁止されてるよね)に酷似したバッシングライトを点けたマシンがいたような気がする。
今回のフジで、今年のGTは見納め。苦手意識の強かったハコのレースですが、今年は沢山勉強させてもらいました。次のオートポリスも一度は観たいコースだけど、やっぱ遠いよねぇ。

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